
2016年 2月6日 ~ 3月27日
長谷寺は、白鳳時代の創建と伝えられ、奈良時代から観音の聖地として発展する。本展では、これまでお寺を出て公開されたことのなかった本尊の両脇侍像をはじめ、長い歴史の中で形作られた長谷寺の豊かな美術や、観音の美術、また長谷寺とかかわり深い豊山派寺院の名宝、長谷寺信仰の広がりを示す長谷寺式十一面観音像の作例などが紹介される
長谷寺は何回か参拝してます

長谷寺と言えば、「登廊」です
この登廊は煩悩の数になぞらえて、108間(約200m)あると言われている。399段ある。
懐かしいですね
参拝記 長谷寺は 2003.7にも参拝してます ここ
長谷寺の冬牡丹も2007.1 と 2008.1に行きました ここ
自作の ハルカス美術館美術展 一覧表は ここ

重要文化財 雨宝(うほう)童子立像
本尊の脇侍像
本尊に向かって左脇侍。初瀬山を守護する八大童子のひとり、また天照大神としても信仰されてる。
頭髪を美豆良(みずら)に結って冠飾を付け、裳を着し袍衣を纏っています。

重要文化財 難陀龍王(なんだりゅうおう)立像
本尊に向かって右脇侍。本尊造立の際に影向した八大龍王のひとり、また春日明神としても信仰されてる。
頭上に龍を頂き、唐冠を被った老貌で中国風の服を着ています。
そして本尊です 像高三丈三尺六寸(1018.0cm)。我が国で最も大きな木造の仏さま もちろん展示されていません
カタログの写真です

本尊十一面観音像 重要文化財 室町時代 本堂
長谷寺のご本尊さまは、右手に錫杖、左手に水瓶を持って方形の大盤石という台座に立つ、いわゆる長谷寺式十一面観世音菩薩です。
現在の御尊像は、室町時代の天文七年(1538)に大仏師運宗らによって造立された。

長谷寺式十一面観音立像「裏観音」
本堂には、本尊と背中合わせに壁を隔てて別の十一面観音さまが祀られています。高さは172.2センチメートルで江戸時代につくられました。右手には本尊と同じように錫杖を持っています。本尊の裏にあることから「裏観音」と呼ばれ、昔は本尊が開帳されない日はこの観音さまをお参りしていました。

長谷寺式十一面観音立像 鎌倉時代
長谷寺式十一面観音立像は、約10体位、出展されていました。

重要文化財 如意輪観音半跏像 岡寺
長谷寺の本尊と同じく、稽主勲 の作とされる

国宝 銅板法華説相図
川原寺の道明上人が天武天皇の病気平癒を祈願して朱鳥元年(686)に聖造し、現在の五重塔付近、西の岡の石室に安置されたと伝えています。地中より三重宝塔が湧出し、千仏が雲集して釈迦説法を賛嘆する法華経見宝塔品の場面をレリーフで表したものです。下段には319文字での造立願文を載せ、長谷寺の草創について語る唯一の遺品です。

重要文化財 不動明王坐像
右手に宝剣を握り、左手に羂索を執って坐っています。頭髪は弁髪として左肩に垂らし、左目を眇めて牙を上下に出しています。
台座と光背は室町時代の再造ですが、像容は古様を表わし衣文も粗く刻まれており、寺伝には天台宗の智証大師円珍の作と伝えています。

長谷寺牡丹品種画画帖 江戸時代

諸国名所百景 大和長谷寺 二代歌川広重 画 あべのハルカス美術館 蔵

展覧会の会場前には今、「だだおし」の面とかが飾られています
毎年2月14日、バレンタインの日、長谷寺では、修二会の行事としてだだおしが行われます。
法要の後ほら貝や太鼓が打ち鳴らされる中赤・青・緑の鬼が大松明を持ち境内を走りまわります。