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「狩野派と近世絵画 ~爛漫と枯淡と~」

2009-01-19 | ア-トな話し
【併催 名碗三十撰】
承天閣美術館

後期 平成20年12月6日(土)~平成21年3月29日(日)

2007年5月に開催されたあの感動の若冲展以来の承天閣美術館です。



今回の展示の目玉は、戦後初公開という「列祖像」掛け軸30点。

再び。あの方式の展示が行われるのかとワクワクしながら出かけました。
感動を再び

若冲の「動植綵絵」を全部展示するのだとという意気込みのみで作られたと言われる、第一展示場。

写真は若冲展のイメージ

これです。この興奮は行った人しか分からないかも。(笑)

期待通りズラッと展示されていましたが、
残念ながら、今回は、真ん中に余分な物が....(笑)
「夕佳亭」の内部の再現です。
金閣寺にある茶室です。以前に行った時に見ました。
これが邪魔をしてました。

列祖像(全30幅)は、達磨を始め30人の禅の祖師を描いています。開山忌の法要に掛けただけで、公開は初。
列祖像は、御所造営のために集結した狩野派絵師たちが相国寺に滞在した縁で描いた。全11人で分担し、絵師たちを率いた探幽が達磨を描くなど、1人1~6幅を手がけている。
ほぼ同じ構成で描かれているのが特徴です。
展示は、
展示場の正面に向かって、右側に展示されているのは、ほぼ全員左を向いています。つまり中央正面を向いている。
左側に展示されているのは、全員右側を向いています。

お見事!!!。狩野派絵師の団結を示すような構成です。

中央の「夕佳亭」が、なければ、展示の意図が、もっと伝わったのではないかと思う。
そして中央には、狩野秀信の中観音左右十六羅漢図(多分?)

狩野派、全員集合みたいな感じです。


今回【併催 名碗三十撰】と謳われていますが、正面入口には、これが
展示されています。



重要文化財「赤楽茶碗 加賀」本阿弥光悦 作
素人にも分かる輝きです。

第二展示室には

重要文化財 伊藤若冲筆
「鹿苑寺大書院障壁画 葡萄小禽図床貼付」があります。

あの若冲展覧会では、長い行列をグルグル回された時に出会った作品です。
懐かしいですね。今は他の作品も併せて、じっくり鑑賞出来ます。

今回は、新たに展示されたこれが目立っています。


重要文化財 俵屋宗達筆 「蔦の細道図屏風」

写真は2双展示されている内の、一つ。
金泥と緑青。豪華です。

今回、展覧会用のカタログは作ってないようです。
列祖像は絵葉書にもなっていない。
既存のカタログに載っているということなので、会場で2冊チエックしたが、
見つけることが出来ませんでした。残念。

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