u2の不定期更新日記

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2010年03月06日 07時38分29秒 | Weblog
最近新聞に載った2つの記事がある。ひとつは日本国債の格付けが引き下げられる可能性あるという警告の記事。もうひとつは、銀行などの金融機関は、保有する国債の格付けが引き下げられると、引き当て金を積まなければならないという記事である。
この2つの記事を併せると、次のようなことになる。まずある日、日本国債の格付けが下がると銀行などの金融機関は決算日までに、保有する国債に見合う引き当て金を積むか、保有する国債を売り払うかどちらかの選択を迫られることになる。金融機関は多分売り払うことを選択すると思う。なぜなら大量に保有する国債に見合う引き当て金を積むことができない金融機関が大半だからだ。そうなれば当然、国債の価格は暴落する。国債の価格が暴落すれば、長期金利は高騰する(現在の日本では国債の金利が事実上長期金利になっているから)ことになる。そうなれば借入金を抱えている企業や住宅ローンを抱えている個人は返済出来ずに破綻してしまう。そうなれば金融機関は貸し出しに対する引き当て金をまた積まなければならなくなり、経営が一層厳しくなる。物価は上がり、失業者は増え、つまり景気が著しく悪くなる。
こういうことが起こらないことを願うし、そうならないように政府は気を付けてもらわなくならないが、37兆円しか税収がないのに95兆円の予算を組もうとしているのでは、無理かもしれない。とりあえず個人としては、借金をしないこと住宅ローンなどやむを得ない場合は固定金利のローンにすること、あまり長期の定期預金にしないこと、円高のうちに海外旅行に行っておくぐらいの対策しかないと思いつかない。
いつ日本国債の格付けが下がるかわからないが、今から注意する必要があると思う。