今回の企画展、かなりのパブリシティ含も宣伝、を随所で見ました。
守一さんは好きな画家で、要町の旧お住まいを豊島区立の美術館にしたところや、その他の企画展の機会を捉えて作品を拝見して来ましたが、
その作風から見て、正直それだけ宣伝して人集めるのかよ、が広告を目にしての感想。
でもねえ、やはり竹橋にまで足を運ぶことにはしました。
家を出る前、自分は行かないけど、猫嫌いだから、と宣う家人に、別に猫だけの画家じゃないし、あの箱を使うんだから、若い頃の人物画、就中奥様をモチーフにした作品とかも見るべきものがある、と説明したのですが、
その一方で、確かに要町へ行った方が落ち着くし、ゆっくり彼の世界に浸れるし、コーヒーも飲めるし、と思ったのは事実。
そして会場、予想通り混んでます、恐らく猫好きの方々中心、小さい子供連れなんて典型かな。
展示は途中まで前述の通り若い頃からの作品が並び、途中の風景画であのアレンジ色の輪郭線が現れ始め、守一ワールドへと誘うのですが…
あれだけ並べると、同じモチーフの作品もどんどん出ちゃうし、元より画面ちっちゃく抽象化していますから自ずとお客さんの進む足が加速される。
フライヤーも売り切れ?添付は相当前に確保していたもの。
悪くはなく守一さんの世界は出ていました、
羊頭狗肉というならそう思ったあんたの方が悪い、ですが、何で皆さん行ってみよう、と思っただろ?、予想通りといいながら^^
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今回の常設からのピックは一枚、明治期の日本画家にして洋画家、小杉放庵(未醒)さんの作品。
変わったマチエールというか色味でありました。
さて今回の入場料は1,400円。これが100円も!割引となって、ぐるっとパス効果は計7,240円となりました。