目黒勤務サラリーマン必修科目、「かつ壱算」クラスへようこそ!
さて、目黒駅前、とんかつの名店「かつ壱」さんの謎に挑むこの企画。新川崎へ引っ越されたパイオニア社員の方々へのオマージュも兼ねています。なお、本記事ドラフトの際、左の写真”カキ・ヒレランチ”の写真を探していたら、2008-09年冬シーズンに1,350円だったものが今年2009-10年冬シーズンには1,300円と値下げされたことが判明しました。
ご主人の営業努力に頭が下がる思いです で、頭下げ序にこんな分析してみました、ご笑覧あれ
ご覧はランチ・メニューそれぞれの価格を示しており、基本的には”定食”、”ソース丼”、”カレー”にトッピングに”かつ/フライ”の構成要素であることが分かります。それぞれの内容は以下の通り:
次にちょっと胸の焼けそうな写真を連発で:
右はヒレかつランチ1,050円、左はカキ・ヒレランチ1,300円のかつの構成を示しています。ヒレかつランチはヒレかつ3個、カキ・ヒレはヒレかつ2個にカキ・フライ3個です。
カキ・フライ3個-ヒレかつ1個=250円、であること宜しいですね?
次に、左のカキ・フライランチは1,300円、右、かつ壱さんでのランチにおけるフラグシップ、最高価格のカキ・ロースランチは1,400円となっています。
カキ・フライランチにはカキフライが6個載っていますから、上記も勘案すると:
カキフライ3個=ヒレかつ2個、という等式が導かれますので、ヒレかつ1個の値段は250円。ヒレかつ定食のかつ・ポーションの価格は750円となります。
と、ここまでは良いのですが、おや、通常のとんかつ屋さんではヒレの方がロースより高いのが一般ですが、ここ「かつ壱」さんでは逆転していますねえ。ランチとしては同じ値段ですから、ロースかつランチのロースかつ1枚は750円と同じ筈…この価格を前提にすると、カキ・ロースの値段は1,400円でなく1,550円にならなくてはいけません…
更に悩ましいのが以下の価格設定。定食でヒレとロースは同じ1,050円なのに、かつ丼とカレーでは価格差が出て来ます…
ここでコペルニクス的転回が必要になります
実はロースかつには2種類あるのではないか?という推定です。ロースかつランチに使われるロースかつAに対し、比較的安価なロースかつ(ここではB)が存在する、ということで、豚さんの肉の部位を考えると、とんかつ大に切った時のロース肉の大きさにはバラつきが出ざるを得ないから、というもの。
さらに分析を進めましょう^^
カキ・コンボの2種を比べると、写真で見るように同じカキ・フライ3個が載りながらカキ・ロースランチは1,400円でカキ・ヒレより100円高い。従い、カキ・ロースに使われるロースはヒレかつ2個250X2=500円より100円高い600円であることが分かる。
これをロースかつBとすれば、ヒレかつ丼でヒレかつ3個(=750円)で計1,050円に対し、かつ丼が150円低い900円であることの完璧な説明となります。
これを元に単純引き算をすると、カレーセット及びかつ丼セット、共に300円、序に定食セットもご主人の頭の中では300円、とアバウトに同じ計算となります。
残る疑問は、ヒレかつカレーだけ何故950円なのか?であります…
で、オーダーしたのがこちら。やっぱり、というか案の定、ヒレかつは2枚だけ載っています。やっぱり、と言ったのは何となくかつ壱の親父さんだったらそんなことしそう、だから
今回試みたかつ壱算のQ.E.D.には、ヒレかつカレーのお値段は800円でなくてはいけません。乃至は3個載っけて1,050円。残念ですが、”目黒の謎”は残ったままかな^^