「せたがや百景」No.20がこちらです。タイトルはせたがや百景に合わせてひらがなを使いましたが、鷺草と書いた方が分かり易いかな。
なお、今回から「せたがや百景」というカテゴリーを作成しました。本ブログで他の場所を扱っている記事にご興味のある方はそこをクリックしてみて下さい。
駒留八幡と関係があると記憶していたんで、そちらにジョギングで行った際周りをぐるっと走ってみたんですが見当たらない。そこでWebサーチしてみると、上馬5-30-19ということ。My Mapではこちら。世田谷通りの南はそうだったんですが、環七から見てもっと奥まったところです。ここまで確認して再度チャレンジ。
実際伺ってみると、思った以上に小さいのと、常盤塚石碑の裏にあるようにこの石碑は昭和58年(1983年)に作られた、ということで歴史的価値はないことが分かります。
世田谷城主、吉良頼康の側室だった常盤姫のお話は、以前の「駒留八幡」紹介記事を参照していただくとして、ここではこの地に残る鷺草伝説の方を紹介しましょう。
常盤姫は奥沢城主の娘さんだったそうですが、逃げる途中で身の潔白を訴えるため、奥沢城の両親に向けた手紙(乃至は遺書という説もあり)を白鷺の足に付け託した。(このストーリー以外に世田谷城が敵に囲まれた時、救援を呼ぶ手紙を奥沢城主から以前贈られた白鷺に運ばせたが敵兵に射られて殺された、という説もあり。)しかし、白鷺は途中で力尽き(一説では頼康が矢で射落としたとも)、手紙は間に合わなかった。その白鷺が葬られた地に、白い花が咲くようになったのが鷺草と呼ばれ、今でも奥沢城のあった九品仏近くで見ることができる、というもの。
九品仏浄真寺に鷺草園があり、毎年8月初~中旬が花の盛り、だそうです。来年だな
このせたがや百景のタイトルを見て、さぎ草、というのは世田谷区の花だろう、とピンと来ました。皆さんも道路を歩いている時、世田谷区のマンホールの蓋にこの鷺草の姿を見ることが出来ます。
情緒豊かな背景の花を選んだ世田谷区、ちょっと粋かも^^
あ、そうそうこの場所本当に分かり辛いです。一番簡単なのは世田谷通り環七交差点から外側に向かって左を行き、この有名ラーメン店を左折、すぐ右側、という説明でしょうね。