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本能寺の変総選挙、原因の1位は「暴君討伐説」!by 福知山光秀ミュージアム(2020 Topic)

2020年06月08日 | 観光にまつわるエトセトラ
《「本能寺の変 原因説総選挙」 50説から選ばれたトップは、やはり…》という記事が、毎日新聞のサイト(2020.6.2)に出ていた。本能寺の変の原因について問うたもので、2位に大差をつけてトップ当選を果たしたのが「暴君討伐説」(信長の非道を許せなかったから)だった!記事によると、

戦国武将、明智光秀が「本能寺の変」で織田信長を討ったのは、信長の非道を許せなかったから――。光秀ゆかりの京都府福知山市が本能寺の変(1582年)の原因について、50の説から選んでもらう総選挙をインターネット上で実施したところ、正義のために信長を討ったとする「暴君討伐説」が1位となった。結果は「福知山光秀ミュージアム」(同市)のホームページで2日から紹介する。

同ミュージアムが、新型コロナウイルスの感染拡大で休館中(3月11日~5月31日)のイベントとして企画。本能寺の変の原因としてミュージアムで紹介している50の説から、「これぞ」と推す説を5月1~24日に投票してもらった。NHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の主人公になるなど、光秀への注目度が高まっていることもあり、全ての都道府県から計3万5359票の応募があった。

その結果、「暴君討伐説」が最も多い4046票を集めた。2位は羽柴(豊臣)秀吉が黒幕になって光秀に討たせたとする「羽柴秀吉黒幕説」(2513票)、3位は信長の度重なるいじめで面目をつぶされた光秀が、恨みから殺害したとする「怨恨(えんこん)説」(1866票)だった。50位は「近江土豪連合関与説」(48票)だった。

全投票者から抽選で選ばれた130人には「時は今……」と謀反を知らせるはがきが、封筒に入れられて1日までに送られた。「謀反に関する大切なお知らせ」というタイトルで、宛先は光秀が築城した福知山城を預かる家臣の明智秀満。「部下等に内容をお見せにならないよう」と念を押す記述もあり、圧着されたページをはがす仕様になっている。日本史や昔話のパロディー画像を手がける京都府八幡市出身のクリエーター、スエヒロさんがデザインした。市は「光秀に思いをはせ、福知山に来てもらえるきっかけになれば」と期待している。詳細は同ミュージアムのホームページで。【佐藤孝治】


3万5359票のうち4046票(得票率11.4%)なので、さほど高いとは言えないが、「暴君討伐説」(信長非道阻止説)は妥当な説だろう。大河ドラマ「麒麟がくる」の時代考証を担当している小和田哲男氏の著書『明智光秀・秀満』(ミネルヴァ書房)にも、《私は下克上の一つとみており、一種の世直し、もっといえば鬼退治として位置づけられるのでないかと考えている》《私は以前から「信長非道阻止説」というのを唱えている》とある。

その「麒麟がくる」は新型コロナ騒動のあおりで、昨日(6/7)の桶狭間で一旦放送が休止となった。再開を心待ちにしている。

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