tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

みむろ杉(桜井市・今西酒造)が日本一に!/仙台日本酒サミット2019

2019年07月31日 | 奈良にこだわる
これは快挙だ!7月3日(水)に開催された「仙台日本酒サミット」で、ベスト1位に輝いたのは今西酒造(桜井市三輪510)のみむろ杉(三諸杉)「ろまんシリーズ Dio Abita」だった!85銘柄から193人がブラインドで選んだ。朝日新聞宮城県版「仙台市で日本酒サミット開かれる」によると、
※トップ写真は「PRESIDENT STYLE」から拝借

全国の有名蔵元たちが集まって市販酒の出来栄えを競う「仙台日本酒サミット」が3日、仙台市であった。今年は地元産米を使って加熱処理した「火入れ」の純米酒が対象。31府県の80蔵が出品し、1位は「みむろ杉 ろまんシリーズDio Abita」(奈良)が選ばれた。2位は「自然郷 BIO」(福島)、3位は「而今 純米吟醸 山田錦」(三重)だった。

東北から上位に選ばれたのは4位に岩手の「AKABU 純米吟醸」、宮城からは6位に「萩の鶴 純米吟醸 別仕込」と7位に「宮寒梅 純米吟醸」が、10位に秋田の「ゆきの美人 特撰 純米吟醸」が入った。参加蔵元と国内の酒販店主ら約200人が銘柄を隠した酒に1~5点の点数をつけ、順位を決めた。(岡本進)


詳しい情報が「PRESIDENT STYLE」に「酒席で喜ばれる。プロが選んだ、いま最も上質な日本酒5本」として紹介されている。そこには、

見事に圧巻の1位を獲得したのは、「みむろ杉」だった。「みずみずしく軽快でクリア」と渡邉先生。橋本先生も「酢酸イソアミル系の穏やかな香りと滑らかな口当たり。ほのかなガス感もいい」と絶賛するなど、両先生ともに最高点をつける結果に。参加3年目にして1位を獲得した蔵元の今西将之さんは、喜びと興奮を隠せない。

「やりました! 念願の1位を取れて嬉しいしかありません。7年前に酒蔵に戻った頃は、お世辞にも美味しいとは言い切れない酒だったのですが、蔵人や日本酒業界の諸先輩方のみなさんのおかげで、頑張って酒質を上げることができました。自分の蔵を育ててくれた仙台日本酒サミットという場に、あらためて感謝したいです」


酒の神さまが鎮座する大神神社のお膝元から、日本一の酒が誕生したのだ。奇しくも「Dio Abita」とはイタリア語で「神宿る」という意味だ。

今西将之さん、おめでとうございます!これで奈良酒のレベルの高さが日本中に知られるようになりました。これからも良いお酒をお造り続けてください!
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今井灯火会2019は、8月10日(土)19時~22時/点灯ボランティア募集中!

2019年07月30日 | お知らせ
今年も恒例の「今井灯火会」が、橿原市今井町の重要伝統的建造物群保存地区内で開催される。今年の「ひやし飴水」は、ごろごろ水ではなく、「山本のお大師さん」(橿原市山本町の「真言宗山本大師堂」)の井戸水を使うそうだ。弘法大師空海が湧き出させたと伝わる名水である。なお当日夕刻の点灯ボランティアも募集中だ(連絡先:0744-25-3102 今井地区公民館)。今井町町並み保存会のHPによると、
※画像はすべて若林梅香さん(今井町町並み保存会会長)のFacebookから拝借した

第12回 今井灯火会
目  的 「灯りが町を明るくします」灯火会活動を通じてまちに一人ひとりが灯をともし、町の安全と繁栄を願い、さらに町民の親睦と、団結を深めることを目的とする。
開催場所 橿原市今井町(重要伝統的建造物群保存地区内)
開催日時 令和元年8月10日(土)19:00(点灯式)~22:00(消灯)
※雨天中止 ただし、七夕・飲食行事は行います
主  催 今井灯火会実行委員会 TEL:0744-25-3102 (今井地区公民館)
構成団体 今井地区自治委員会・今井町町並み保存会・今井町防災会・今井春日講・行者講・今井婦人会・今井なごみ会・今井わかば会・今井青年会・橿原市消防団第九分団・ボーイスカウト橿原第5団・今井町区域街並み環境整備協議会・今井地区民生児童委員会・NPO法人今井まちなみ再生ネットワーク
後  援 橿原市・橿原市教育委員会
協  力 (社)まちづくり国際交流センター・橿原商工会議所・奈良県橿原警察署・南都銀行畝傍支店



開催イベント概要
華甍北側/呈茶席  午後7時~(有料・先着100人)
稱念寺/冷やし甘酒 午後7時30分~(無料・先着100杯)
春日神社/七夕飾り 午後1時~ 集会所で七夕飾り製作(なごみ会・ふれあいサロン)
          午後7時30分~ 山本町大師の名水使用のひやし飴水(無料・先着500杯)
薮内家/箏Live   午後7時30分~ 
今井まちづくりセンター/おはなしの夕べ  午後7時30分~(昔話語り聞かせ)
児童公園前復元堀/灯籠流し 午後7時30分~


8月10日(土)は、ぜひ橿原市今井町に足をお運びください!

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うまい!焼肉ホルモン 将福(近鉄大和八木駅北口スグ)

2019年07月29日 | グルメガイド
毎月1回(第4金曜日)、近鉄百貨店橿原店の「近鉄文化サロン橿原」で「奈良まほろばソムリエ歴史講座」を開講しているので、大和八木駅北口から百貨店への通路を歩く。契約とか体験レッスンで通るうちに沿道の「焼肉ホルモン 将福」の看板が目に止まるようになった。高級な「大和牛(やまとうし)」を使っていているという。お店にはホームページがあり、そこには
※トップ写真は「将福定食」1,480円+「ご飯大盛り」50円



宴会ご予約承り中!!近鉄大和八木駅北口すぐ!
こだわりの大和牛を使用した焼肉店「焼肉ホルモン将福」

奈良県橿原市の大和八木駅北口すぐのところに当店、焼肉ホルモン将福はございます。こだわりの大和牛と厳選したお酒をリーズナブルにお楽しみいただけます。一番人気は、仕入れによりその日の希少部位を盛り合わせたオススメ厚切り3種盛り!



ハネシタ、カルビ、ミスジ、トンビ、ハラミなど何が出てくるかはお楽しみ!また、今では貴重な生ものも安心して食べることができますよ♪(仕入れによりご提供出来ない場合あり)落ち着いた空間は、女性のグループにもおすすめです。女性向けの鶏・豚メニューもございます。皆様のご来店、心よりお待ちしております。


先週(7/26)は、ここでランチした。このトシまで美味しい店を探し続けていると、お店の前を通っただけで「ここは当たりだな」ということが分かるようになる。その直感が働いたのだ。



ランチメニューは「温玉焼しゃぶ定食」1,580円「将福定食」1,480円「ハラミ定食」1,080円「牛スジ定食」850円の4種類だった(すべて税込み価格)。ご主人に「何が一番出ていますか?」と聞くと「やはり将福定食です」とのこと。なので将福定食の「ご飯大盛り」(プラス50円)を注文。なお「肉大盛り」はプラス300円になる。出てきたのが写真の料理である。


無煙ロースターなので、臭いが服につく心配がない

早速、レアで焼いてみた。おおっ、これは柔らかい、しかも肉のうま味が濃い!これは正解だった。「しまった!お肉の大盛りにしておけば良かった」とも思ったが、まあそれは次回の楽しみに取っておこう。

テーブル10席、カウンター4席のこぢんまりとした店である。八木には1人で来るので、なかなか「夜にちょいと一杯」とはいかないが、当面は3種類のランチを交互に楽しむことにしたい。ご主人、またお邪魔いたします!
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日本酒の「中国向け輸出」が急増!

2019年07月28日 | 観光にまつわるエトセトラ


NPO法人「スマート観光推進機構」理事長・星乃勝さんはホームページとメーリングリストで毎日、精力的に観光情報を発信されていて、その旺盛なエネルギーには驚かされる。

昨日(7/27)の記事は、日本酒の中国向け輸出が急増していて、ここ3年で金額が3倍、量が2.5倍になった、しかも日本での「酒蔵見学」も中国人観光客に人気だという興味深い話だった。サイト「Serchina」(7/21付)に出ていたそうだ。以下、全文を紹介する。

ブーム到来・・・日本酒の中国向け輸出量が年々急増、北京で品評会も開催
=中国メディア 2019-07-21 17:12

中国メディア・中国新聞網は20日、中国国内での日本酒人気の高まりに伴い、日本酒の対中輸出量が年々増加していると報じた。記事は「蓬莱、千歳鶴、城陽・・・と漢字のラベルがついた酒瓶が机の上にズラリと並んでいる、よくよく見なければみんな中国各地の白酒かと思ってしまいそうだが、実は全部日本酒のブランド名である」としたうえで、19日に北京市で日本酒の品評会開会式が行われ、日本の各地から集まった清酒100種類あまりが参加し「最も中国人に喜ばれる日本酒ブランド」を目指す戦いが始まったと伝えた。

そして、このイベントが日本の一般社団法人である全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会のほか、日本料理普及促進会、中国食品工業協会が共同で開催し、審査員はみな専門家ではない中国人が担当して「一般の中国市民視点」から品評が行われると説明。品評の結果は22日に発表される予定だとした。

そのうえで、北京の日本大使館特命全権公使である四方敬之氏が「現在、日本酒が中国の人びとの間で喜ばれており、消費量が絶えず増加している」と語り、今年1-5月における日本酒の累計対中輸出額が22億円と昨年の同時期に比べて53%増加し、輸出量も同27%増になったこと、ここ3年で見ても輸出額が3倍、輸出量が2.5倍になったことを明らかにしたと伝えている。

ショッピング観光から体験型の観光へとシフトしつつある訪日中国人観光客の間で、酒蔵の見学が人気を集めており、日本の清酒業界も中国人観光客を呼び込むべくさまざまな取り組みを進めているという。伝統的な技術の要素を多分に含み、深い味わいを持つ日本酒の中国での人気は、これからさらに高まりそうだ。(編集担当:今関忠馬)


世界的な日本酒ブームは、世界的な「日本食ブーム」と軌を一にしている。やはり日本食には日本酒が合うのだ。大和郡山市の中谷酒造は1995年(平成7年)に中国進出を果たし(天津中谷酒造有限公司)、2012年(平成24年)には年産7千石(1,260KL=一升瓶70万本)体制を確立されたというから、このブームを先取りされていたのだ。メインブランド「朝香」は、在中国日本料理店の約半数の店に置いてあるという。私も以前に取り寄せて飲んでみたが、国産酒に全く引けを取らない味だった。

「お酒の世界はパイの食い合い。いくら画期的な新商品を出しても、日本国民の年間アルコール摂取量は変わらない」という話がある。だから「海外に活路を求めるのだ」という理屈は全く正しい。日本酒は、日本のコメ文化が生み出した不朽の金字塔である。中国のみならず、世界に日本のコメ文化を発信しましょう!
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フェノロサが「奈良の諸君に告ぐ」と訴えた寺/毎日新聞「やまと百寺参り」第16回

2019年07月27日 | やまと百寺参り(毎日新聞)
NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は『奈良百寺巡礼』(京阪奈新書)の刊行を記念して毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「やまと百寺参り」を連載している。先週(7/25)掲載されたのは「フェノロサゆかりの地/淨教寺(奈良市)」、執筆されたのは当会副理事長で生駒市在住の小野哲朗さんだった。しだれ桜やソテツで知られる淨教寺は、かつてフェノロサが講演した寺で、その講演要旨はお寺のHPに載っている。では、記事全文を紹介する。

三条通りに面した淨教寺門前では、行き交う外国人観光客らが立ち止まり、門をくぐって本堂やソテツをカメラに収める姿をよく見かけます。本堂前には樹齢約300年ともいわれるソテツの巨樹が茂り、1株から25本もの幹が生えたその姿は樹勢の強さを感じます。県の保護樹木であり、奈良市指定文化財(天然記念物)でもあります。

均整のとれた山門には動植物・渦・雲などが彫刻されています。瓦にも菊水紋が施され、かつての楠木氏とのつながりがうかがえます。寺の行事を知らせる掲示板舎が並んで立ち、傍に文化庁の登録有形文化財の石碑もあり、三条通りの歴史的景観スポットとなっています。

今年も6月5日に、「フェノロサ記念講演会」が開かれました。明治21(1888)年、フェノロサが「奈良の諸君に告ぐ」と訴えた日。その同じ日に開かれた西山厚氏による明治以降の奈良の寺の文化財の行方についての講演でした。本堂いっぱいに椅子が並び、約150人の参加者が熱心に聴き入りました。(奈良まほろばソムリエの会副理事長 小野哲朗)

(宗派)浄土真宗本願寺派
(住所)奈良市上三条町18
(電話)0742-22-3483
(交通)JR・近鉄奈良駅から徒歩約10分
(拝観)境内自由、本堂拝観は要事前申し込み
(駐車場)有(要許可)


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