tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

JCが奈良で初の全国大会、10月3~6日!(2013Topic)

2013年09月30日 | お知らせ
以前、ブログ「鹿鳴人のつぶやき」に、JC(日本青年会議所)全国大会の話が出ていた。

全国各地に20才から40才までの青年により、青年会議所があります。JC、ジェイシーと呼ばれます。わたしの在籍していた頃(25年前)は全国6万人といっていましたが、現在その会員は3万5千人くらいだそうです。その全国大会がこの10月3日(木)から6日(日)まで奈良ではじめて開催されます。およそ1万人の人たちが全国から来られるということです。

全国大会を開催されるのは存じていましたが、中味をはじめて聞いてきました。後半の5日、6日のプログラムには市民も参加してくださいとのことでした。5,6日奈良公園の春日野園地では、「たからいち」といって沖縄のエイサー、徳島の阿波踊り、青森のねぶたなどがやってくるそうです。奈良での全国大会で、1万人規模というのは初めてのことだそうです。奈良を楽しんでもらえるように、おもてなししたいものです。


産経新聞奈良版(9/27付)にも「日本青年会議所 奈良で全国大会 新しい時代の日本を 来月3~6日 講演会、特産品販売などイベント多彩」という記事が出た。

日本青年会議所は10月3~6日、奈良市を会場に県内初となる全国大会を開催する。会員を中心に約1万4千人が参加。期間中は新しい時代の日本をテーマにした講演会や対談などのほか、全国各地の特産品販売や、地域の祭りの披露など、多彩な関連イベントも予定している。日本青年会議所は、20~40歳の青年で構成。地域活性化や人材育成、社会貢献などを目的に活動しており、政治課題についても提案。東日本大震災の被災地復興支援にも取り組んでいる。

全国大会は、5日にメーンフォーラムとテーマ別のフォーラムを開催。メーンフォーラムでは、政治評論家の屋山太郎氏が「勇壮なる日本へ~我々が目指す新しい時代~」をテーマに講演。東大寺の北河原公敬長老と日本青年会議所の小畑宏介会頭の対談がある。下村博文・文部科学相や寺島実郎・多摩大学長、増田寛也・元総務相も出席し、講演やパネルディスカッションを予定している。

関連イベントとして5、6の両日、奈良市の奈良公園春日野園地で、全国各地の料理や特産品を販売する出店が並ぶ「たからいち」が開かれる。B級グルメとして知られる静岡県の「富士宮やきそば」や青森県八戸市の「はちのへせんべい汁」、大阪府泉佐野市の「匠タオル」などが販売される。県内からも、大和郡山市の「金魚すくい」、桜井市の「三輪そうめん」などが出店する。

また、地域の宝として、沖縄県の「エイサー祭り」や徳島県の「阿波踊り」、北海道の「YOSAKOIソーラン祭り」などの祭りも披露される。いずれも参加無料で、事前申し込みは不要。問い合わせは、奈良青年会議所事務局((電)0742・32・1962)。


今朝(9/30付)の奈良新聞には、奈良JC幹部へのインタビュー記事が載っていた。「奈良には形にはなっていない魅力がたくさんある。それは奈良が醸し出す雰囲気。見えない魅力を理解し、全国に伝えることが成功と思う」(堀川雅嗣さん)。「奈良は『空気感』がものすごく気持ち良い。そこを感じていただきたい」(萩原敏明さん)。

「約1万4千人が参加」とは、すごい。初の奈良開催ということなので、関係者はご苦労されていることだろう。宿泊場所は確保できたのだろうか。5~6日の「たからいち」は面白そうだ。B級グルメもいいし、特産品も見てみたいものだ。奈良の「バサラ祭り」は出場しないのだろうか。来県される皆さんには、この奈良の広々とした「雰囲気」を感じ取っていただきたいものだ。

皆さん、街でJCメンバーを見かけたら、笑顔でご挨拶をお願いします。5、6の両日は、ぜひ春日野園地(奈良公園)へお出ましください!
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まほろばソムリエ講座、10月19日(土)と28日(月)開催!(2013Topic)

2013年09月29日 | お知らせ
10月19日(土)と28日(月)の両日、近鉄学園前駅北口の「パラディ南館」6階の近鉄「楽・元気」プラザで、「まほろばソムリエの深イイ奈良講座」が開催されます(いずれも14:00~15:30)。受講料は500円(ワンコインセミナー)で、電話予約が必要です。パンフレットは、こちら(PDF)です。概要は、

1.「検定で知る!奈良の魅力」10月19日(土)14:00~15:30
講 師
鉄田憲男(NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」専務理事)

内 容 
次の「奈良まほろばソムリエ検定」(奈良検定)は、2014年1月12日(日)に実施されます。この検定は、奈良を知るには絶好の検定試験です。最上級の「奈良まほろばソムリエ」資格取得者の目から見た奈良の魅力の数々を紹介するとともに、奈良検定の概要についてお話しいたします。

2.「自転車で感じる奈良のイイトコ!」10月28日(月)14:00~15:30
講 師
岸 克行(中小企業診断士、NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」啓発グループ・リーダー)

内 容
講師の趣味は、サイクリング。奈良盆地のゆるやかな起伏を感じながら走る自転車散歩は、最高です。この講座では、自転車で訪ねるのに最適な県下のお薦めスポットを紹介します。

受講料はいずれも500円で、定員は40人。お申し込みは、お早めに近鉄「楽・元気」生活コールセンター
0120-841-333(10:00~20:00 年中無休)
へ。たくさんの方のお越しをお待ちしています!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

法隆寺五重塔・相輪の鎌のナゾを解く(産経新聞「なら再発見」第47回)

2013年09月28日 | なら再発見(産経新聞)
産経新聞奈良版・三重版などに好評連載中の「なら再発見」、今朝(9/28)のタイトルは「法隆寺五重塔の謎 相輪の鎌 雷除けの呪(まじな)い?」、筆者はNPO法人「奈良まほろばソムリエの会」会員で、堺市在住の河井勇夫さんである。河井さんは最近、執筆メンバーに加わったばかりで、これがデビュー作である。では、全文を紹介する。

 法隆寺には「七不思議」が伝わる。南大門の鯛石▽3つの地下蔵▽五重塔の鎌▽夢殿の礼盤(らいばん 台)の裏が汗をかいている▽クモが巣を張らない▽池の蛙に片目がない▽雨だれの穴が地面に残らない―の7つだ。
 なかでもあまり知られていないのが、五重塔屋根の相輪(そうりん)にかかる4本の鎌だ。なぜ、こんなところに鎌が4本もかかっているのだろう。
 この鎌を作ったのは堺市にある水野鍛錬(たんれん)所だと聞き、4代目の水野康行さんを訪ねた。



 堺は16世紀後半、ポルトガルから伝来したタバコの葉を刻む包丁の製造で栄え、日本の刃物産業の中心地となった。同じ頃、種子島に伝わった鉄砲の製法が堺に伝えられ、堺は日本一の鉄砲産地にもなった。
 水野鍛錬所は、そんな伝統産業を今に引き継ぐ多くの刃物店や古い町並みの続く旧紀州街道に面して立つ。店構えはクラシックながら、小粋な鍛冶(かじ)屋の雰囲気である。
 店で水野さんは、その鎌を手に持たせてくれた。高さ約1.2メートルの鎌で、手に持つとずっしり重みを感じる。
      *   *   *
 水野家には「佐伯定胤(じょういん)五重塔鎌表白」という古文書が残されている。法隆寺123世管長だった佐伯定胤師が五重塔の鎌のいわれを書き残したもので、表白文の内容はおおよそ以下の通りだ。



佐伯定胤五重塔鎌表白

 鎌倉時代、五重塔に落雷があり、火災が発生した。幸い4人の大工が死を決して消し止めた。その時、西大寺の興正(こうしょう)菩薩・叡尊(えいそん)が駆けつけ、北室院に泊まり込んで対策を練った。
 叡尊は木簡に墨書して護符(お札)とし、五重塔の各層に安置するとともに、雷除けのため鉄の鎌4本を相輪最下部の四方にかけた。
 しかしその後600年を経た今(昭和22年当時)、4本の鎌がたった1本になっているのは大変残念だ。今回の大修理で本来の形に戻すため、堺の名匠・水野正範に鎌の製作を依頼する。
      *   *   *
 法隆寺では昭和9年に昭和の大修理が始まり、水野鍛錬所2代目の正範さんがその腕を見込まれて刀工として参加した。
 建物の解体修理のときに集められた古釘(ふるくぎ)を使い、鎌を鍛えて昭和27年に奉納した。鎌は魔物とされる雷を怖がらせる雷除けの呪(まじな)いのようだ。鎌は予備を含めて8本作られ、同鍛錬所にはあるのはそのうちの1本である。
 鍛錬所の奥には、昔ながらの工房が残されている。鞴(ふいご)を使い、代々伝わる鍛錬法に従って火造り・鍛造が行われる。五重塔の鎌も、その古式を踏まえて作られた。
 魔除けの鎌は300年ごとに作り変えられると伝わるが、水野さんによれば、それは正確でないようだ。
 この鎌は今後100年、200年にわたって法隆寺五重塔に燦然(さんぜん)と輝き、塔を守ってくれることだろう。(NPO法人奈良まほろばソムリエの会 河井勇夫)

堺市に住む河井さんが堺市の水野鍛錬所を取材することで、こんな興味深いお話を聞くことができた。ソムリエの会のメンバーのうち4分の1は県外在住(大阪、名古屋、東京など)なので、このネットワークを活かせば、今回のような取材もできるのだ。河井さん、興味深いお話を有難うございました。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

吉野のさくら保全プロジェクト(9/29)に松坂慶子出演、参加無料!(2013Topic)

2013年09月27日 | お知らせ
9/21付の読売新聞奈良版に「吉野の桜守り続ける 29日 松坂慶子さん朗読や講演」という記事が出ていた。松坂慶子のほか菅谷文則氏、上野誠氏と、多士済々である。参加無料、定員100名(先着順)、申し込みは吉野町文化観光交流課(0746・32・3081)。全文を紹介すると、
※トップ写真は、2012.4.15の撮影

吉野町は、吉野山の桜の現状と再生に向けた取り組みなどを知ってもらおうと、29日に同町内で開く「吉野のさくら保全プロジェクト」の参加者を募集している。午前、午後、夜の3部構成で開催。

午前9時から同町吉野山の桜本坊日雄殿で行われる。「秘蔵文化財公開」では、町内の寺などで所蔵されている古図や絵巻物などが特別公開され、県立橿原考古学研究所の菅谷文則所長が出展品について解説する。

午後1時からの「桜の現状視察」は、同町吉野山の竹林院に集合。樹木医の中野悟さんがんが中千本付近でナラタケ菌などによる桜の衰退状況を紹介。菅谷所長の講演「吉野の桜の今昔」もある。
 
午後7時からは、同町官滝の官滝河川交流センターで「万葉篝火(かがりび)朗読会」を開催。奈良大の上野誠教授の「吉野万葉」と題する講演や女優の松坂慶子さんによる朗読「よしのよく見よ」などがある。

参加無料。定員は計100人(先着順)。イペント選択は自由(全イベント参加も可能)で、申し込み、問い合わせは、同町文化観光交流課(0746・32・3081)。


これは興味深いイベントである。吉野山の桜は衰退が著しい。私も当ブログの桜が泣いているという記事で紹介したことがある。直接的にはナラタケ菌などの繁殖が原因とされているが、これまでの管理方法にも問題があったようだ。今回は中野悟氏(樹木医)がシッカリと指摘されることだろう。

朝から夜まで、また場所を移動してのイベントなので注意が必要だが、ネットには詳しい情報が出ていない。ぜひ吉野町文化観光交流課(0746・32・3081)にお確かめの上、お出かけいただきたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナント・なら応援団、秋の活動がスタート!(2013Topic)

2013年09月26日 | お知らせ
今朝(9/26付)の奈良新聞の最終面で、南都銀行観光企画室(バリュー開発部)の活動が紹介されていた。大見出しは《南都銀行「観光企画室」活動10年目 企画・提案で誘客に貢献》。今年で10年目を迎える同室の観光振興への取り組みが、掲載されている。中見出しは《地元・奈良には奥深い魅力 「もてなしの心」で拝観客を案内》として、4年目の秋の活動がスタートする「ナント・なら応援団」のことが詳しく紹介されていた。

同応援団は、同行退職者48人からなるボランティア・ガイドグループである。この秋は奈良県・巡る奈良実行委員会の「祈りの回廊 秘宝秘仏特別開帳」の対象となる5ヵ所でガイドを行う。「祈りの回廊 秘宝秘仏特別開帳」とは何か。県観光局のHPによると

奈良には日本文化の基層をなす素晴らしい宗教文化が花開き、永い年月大切に守られ、人々の深い崇敬を受けてきた社寺が県内各地にたくさんあり、そして絶えることなく愛され続けている文化財が数多く存在します。 これらのかけがえのない歴史・文化遺産を県内・県外の皆様に知っていただき、永く将来に伝えたいという願いのもと、「祈りの回廊」のひとつとして、秘宝・秘仏特別開帳をご紹介します。

誰もが知っている大きなお寺や神社はもとより、県内の人でもあまり訪れることのない地域のお寺や神社もたくさん含まれています。そこにも、驚くような仏像や宝物が受け継がれてきています。訪れるといつでも拝観できるところもありますが、普段はなかなか拝観できない所もあります。是非、この機会に奥深い奈良の魅力を体感してください。


「祈りの回廊」の全貌は、このサイトに出ているし、特別開帳のスケジュールなどは県内の観光案内所、鉄道駅、社寺、東京日本橋の奈良まほろば館などで配布されているパンフレットに掲載されているし、デジタル版もある。

「ナント・なら応援団」は、これらのうち、聖林寺(桜井市)、不空院、史跡頭塔(ずとう)、帯解(おびとけ)寺(以上、奈良市)、壷阪寺(高取町)の計5ヵ所で拝観者をガイドをする。奈良新聞の記事の中では、ならの魅力創造課(奈良県観光局)谷垣裕子課長の「地元の人が伝えてこそ、地域の魅力が伝わります。応援団の皆さんのご案内やご説明は、奈良の魅力をより一層奥深いものにしてくださっています」というコメントも紹介されていた。

同応援団のメンバーは、新人14人を迎え、張り切っている。皆さん、ぜひこの秋は、「祈りの回廊 秘宝秘仏特別開帳」のお寺などお参りください!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする