tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

『修験道の真実と未来~神と仏と日本のこころ~』(京阪奈情報教育出版 刊)

2019年06月15日 | ブック・レビュー
スゴい本を見つけた。昨日(6/14)、奈良市内で日本酒のイベントがあり、そこに主催者の1人である住田幸一さん(京阪奈情報教育出版社長)が自社の本を持参して並べられていた。その中に『修験道の真実と未来~神と仏と日本のこころ~』という本があった。なんと、「はじめに」を岡本彰夫教授、「おわりに」を田中利典師が書かれている!これは読まずにはいられない。本書の販売サイトは、こちらである。「はじめに」全文を抜粋すると、

奈良県宗教者フォーラムは、大和の古社寺と新宗教(立正佼成会・天理教)の各宗教者が自己研鑽の場として発足した勉強会である。宗教的情操教育や家庭における宗教心の涵養といった問題を取扱っている中で、この大和という土地に今も素晴しい姿で受け継がれている在来の信仰(神)と、外来の信仰(仏)が一線を画して和合した姿について、もっと掘り下げていこうという事になり、回を重ねていった。

その一つの帰着点として、日本で生まれた在来と外来の信仰が当初から一体となった「修験」という信仰こそ、この大和を源として構成発展してきたものであるにも拘らず、ほとんど実態が知られていない事に思いを致し、修験を識るため、入門編・展開編・考究編と三度にわけて勉強することとした。

めでたくも当フォーラムが本年(平成25年)10周年を迎えるにあたり、その記念としてこの3度の成果を1冊にまとめ、更なる発展のよすがとするものである。(編集委員 岡本 彰夫)

これはすごい。奈良県の神道、仏教、新宗教を代表する人たちが組んで「勉強会」を開き、その10年間の成果を1冊の本にまとめられたのである。早速、今からちびちびと読み始めることにする。皆さんも、ぜひ!
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