寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第3662話) 一生懸命な夫

2024年05月01日 | 活動

 “76歳の夫は62歳で会社を退職してから大病を患いながらも、人形浄瑠璃の語り手、生け花、ブドウ栽培と忙しい日々を送ってきた。そろそろ2人で老後生活かと思いきや昨年4月、3年任期の民生委員・児童委員を引き受けた。「子育ても実の親の介護も私任せだったのに?」と驚いたが、優しさと前向きな考えから与えられた仕事に一生懸命取り組む夫。登校する児童のために横断歩道の前に立ったり1人暮らしの高齢者宅を回ったりする姿はどこか楽しげ。子どもの成長や、高齢者の笑顔に触れるのがやりがいみたい。
 最近の夫は「人は死ぬまで一生懸命生きなければならない」が口癖となっている。私も夫に背中を押され、趣味のコーラスやヨガを頑張ろうと思う。”(3月29日付け中日新聞)

 滋賀県長浜市の主婦・沢村さん(72)の投稿文です。沢村さんのご主人、退職後もいろいろやってこられた、やはりやり手であったのだ。そして今度は、民政・児童委員である。そして喜々としてやっておられる。「人は死ぬまで一生懸命生きなければならない」が口癖と言われる。素晴らしいと思う。沢村さんは、そろそろ2人で老後生活か、と思っておられたようで、少し残念の感も感じます。でもここはやりようです。民政・児童委員でもいい老後生活はできます。
 登校する児童を見るのはいい。ボクも年に十数回であるが、そんな場に立つ。もう家族にそんな子どもはいないので、いい機会である。
 民政・児童委員も75歳までと思っていたが、今やそんなこと言っておられないのだろう。引き受け手がないのである。何とか理由を付けて延長しているのであろう。こうした役職はこの先どうなっていくのだろう。皆いろいろな理由を付けるが、家族、自分第一で社会に関心がない、そんな世の中になっている。町会長が、町内会に入らない家庭が出てきた、と言って嘆いていた。


1 コメント

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Unknown (ハナミズキ)
2024-05-01 15:15:57
なんと言う事でしょうか。
今日の話は私の小学校からの同級生であり、尊敬している人でもあります。
人柄もよく知的で話をしていると、ほんわかムードになります。

人形浄瑠璃は我が町の誇りの伝統文化であり、無形民族文化財でもあります。
その中で彼は浄瑠璃を語っています。
海外公演も何度かしています。
これを習いにくる海外留学生の指導にも当たっています。

堤防を挟んで住んいるので、よく話しています。
ご夫婦でウオーキングされていて、会うと立ち話です。
でもこんなにもいろんな役をこなしていることは全く知りませんでした。
さすがです。彼らしいです。

今年の同窓会役員も何か縁があり一緒です。
二人で話が盛り上がりそうです。

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