新・日曜炭焼き人の日記

炭遊舎のホームページで書いていた「日曜炭焼き人の日記」を引きついで書いていきます。

英語教師の活力源

2022年11月27日 | 日記

 英語教師として高校3年生何人かを個人指導している。
 Eくん。1年生の10月から私のもとへ来るようになった。はじめは英語がひどく苦手で、本人も担任教員も困っていた。まずは英検3級受験を目標に英語の個人指導を始めた。英語の構造を一つひとつ分からせ、英語には論理で割り切れるきれいな構造があることを知らせる。理系のEくんは、徐々にその構造を理解するようになる。あれから2年あまり、いまは法政大、日大などの入試過去問を読み解けるだけの英語力がついている。この2年のEくんの英語力の伸びには目を見張るものがある。来春、いくつかの大学入試を一般受験する。
 Sくん。2年生の5月から指導している。英語力においてクラスの中くらいの位置にいた。2年生の11月、英検準2級に合格したあとも、単語熟語力を補強し、基礎的文法事項を定着させ、という英語学習の常道で指導を続けている。英検2級まであと一歩だ。来春の受験では駒澤大、東海大、帝京大などを志望している。Sくんの問題は、体力不足にある。ときどき体の不調をうったえて欠席する。大学受験では最終的に体力と気力がモノをいう。
 Nさん。2年生の9月末から私のところへ来るようになり、1年あまりが経過する。はじめは英検2級を受験するためだったが、いまはいささか異なる事情できている。すでに薬科大学の6年制学部、一般推薦入試に合格している。いまは合格を決めた大学の特待生試験を受験するための勉強をしている。Nさんは学校内でも選抜クラスでなく受験をそれほど意識しないカリキュラムをもつ一般のクラスに所属し、受験を意識した選抜クラスに比べ、週あたりの英語授業数が少ない。選抜クラスの生徒が全員、所持している学習参考書をもっていないというハンディもあった。それらを一つひとつ補充しながら、英語力向上に努めている。
 三者三様、それぞれの事情に合わせてこちらの対応を変えていく。このほかにも単発的に来る生徒がいる。高校生から受けるパワーは私の活力源でもある。


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