新・日曜炭焼き人の日記

炭遊舎のホームページで書いていた「日曜炭焼き人の日記」を引きついで書いていきます。

ハザードマップを見る

2019年10月28日 | 日記

 西八王子駅近くの国道20号はイチョウ並木になっている。いまは銀杏のシーズンで、まるでブドウの房のように実がついている。

 地図を見るのは嫌いではない。本を読みながら地図を広げるのが趣味でもある。きょうはハザードマップを広げた。3年前に作成されたとき各戸に配布されたが、なくしてしまったので藤野総合事務所で同じものをもらった。受付で「ハザードマップがほしいのですが・・」というと、すぐに出してくれた。受付に大量に用意してあるほど需要が増えているのだろう。
 赤と黄の、枠や縞模様に見入った。まずは自分が住んでいる場所が大丈夫か。土石流が発生した場合の警戒区域になっている。たしかに雨が降ると水が流れる沢がある。大雨が降った場合に、集落の多くを巻き込むような土石流になることがあるのだろうか。にわかには信じがたい。雨が降ればかなりの水が道路に流れ込んでいることは知っている。ただ集落全体が秋山川へ下る傾斜地にあるので、水はすべて川へ流れ落ちていく。集落内にたまることはこれまでになかったし、これからも集落内のどの家屋にしても洪水に浸ることは考えられない。土石流の発生源になる山がそれほど高い山でもないので、土石流は発生しないものと楽観視している。
 崖崩れの警戒区域にわが家は入っていないが、すぐ近所が警戒区域なので油断はできない。崖崩れには上から崩れ落ちてくる危険、家屋の下が崩落する危険の両方がある。わが家の近所は後者、つまり家屋の下が崩落する危険に直面している。
 ハザードマップを見ると暗い気分になる。もっと楽しい地図を見たいものだ。





熊を目撃

2019年10月20日 | 日記

 熊の目撃情報です。19日と20日、いずれも桂林寺付近(相模原市緑区名倉)で目撃されました。散歩するのは危険です。ジョギングするのも、小学生の徒歩での登校も危険です。気をつけましょう。

 月下美人が3輪同時に咲きました。みごとです。一晩だけで萎んでしまいました。台風に備えて庭からリビングへ移しておいたので、ことしは観察できました。しかしじつに短い命でした。




台風19号に思う

2019年10月14日 | 日記

 台風19号による被害は、旧藤野地域にあるわが家にはありませんでしたが、いまのところ中央自動車道もJR中央線も不通になっています。国道20号(旧甲州街道)はたぶん通行できるのでしょうが、渋滞は避けられませんから、いま八王子方面へは出られません。少々不満を感じますが、河川氾濫の被害に遭われた人たちのことを思えば、贅沢を言っていられません。
 千曲川の堤防決壊箇所は8月に訪れたあたりであり、少しは土地勘があります。長野市内から千曲川ぞいに走り、小布施町へと向かいました。千曲川という名前は「曲がりくねった川」の意味でしょうか。そうだとしたら、むかしから氾濫を繰り返していても不思議ではありません。元大阪市長、大阪府知事を務めた橋下徹さんが、きのうテレビでこんなことを言っていました。下流の大都市で川が氾濫することを防ぐために中流で氾濫させるシビアな施策を行政がとることがある、と。このような行政の施策を住民は理解しておくことが必要です。千曲川が新潟へ入ると信濃川になりますから、下流の大都市とはこの場合、新潟を指します。長野で堤防が決壊すれば新潟の街はまもられます。
 武蔵小杉駅前のタワーマンション1階部分が汚水に浸かっているとか。日本一住みたい街だったのに、これでは土地の評価が下がるでしょうね。それでも都心のマンションに住んでいれば、台風には強いはずです。治水対策を進めるよりも、住居のマンション化を推し進める方が災害対策には強く、実現が早いかもしれません。




本の整理を始めた

2019年10月09日 | 日記

本の整理を始めた。書庫代わりにしてきたスチール倉庫の、スチールが経年劣化で朽ち始めている。屋根の端が腐り出して、横から雨が吹きつけると中の本に雨がしみこむ恐れが出てきた。そこで倉庫の上段に収納している本だけでも先に避難させておきたい。さらにもう読み返す機会がないであろう本を処分したい。昨日書いたオギノの古紙回収ボックスが逡巡する私の背中を押してくれているし、涼しくなり、作業しやすい気候になったことも手伝い、きのうから本の整理を始めた。
 ところがいざ本を捨てると、あとから後悔することになる。25年ほど前だったか、かなり思い切って大量の本を処分した。もうぜったいに読まないと思っていた本、たとえばフェルディナン・ド・ソシュール「一般言語学講義」を構造主義の元祖として読み返したくなった。しかしもはや手元にない。ほかにも岩波新書などを大量に処分したものの、後から後悔することしきり。やはり残しておけばよかったと思うものが次々に出てきた。年齢のせいで枯渇し始めたとはいえ、まだまだ知的興味はあちらこちらへと彷徨いつづけるかもしれない。
 そうはいっても4畳半の書棚は満杯で、これ以上本を増やすことはできない。本を買い続けるには、読まない本を処分してスペースを確保するしかないのが実情だ。
 グルメ本を処分した。20年前の味の名店を紹介したものなど置いておいても役立たないだろう。時代が変わり、次々に新しい名店が誕生している。健康本もしかり。日進月歩の世界だから、むかしの健康法はいまの不養生になるかもしれない。これらは思い切って捨てよう。
 辞書類はどうだろう。リーダーズ英和辞典が2冊とリーダーズプラス1冊、広辞苑1冊が書棚のかなりのスペースを占めている。これらはすべて電子辞書に納められており、いまはそれを利用している。これら紙の辞書を捨てるか。ううう。これはつらい。紙の辞書には電子辞書にない重厚感がある。電子辞書は薄っぺらだが、紙の辞書は重厚。でも中身はすべて電子辞書に入っている。なくても不便はないといえばない。でも紙の辞書は捨てにくい。編纂者の魂が詰まっているような気がする。ここが思案のしどころよ。





古紙回収ボックス、ありがたい

2019年10月08日 | 日記
  
 スーパー「オギノ」上野原店が古紙回収箱を設置した。単に回収するだけでなく、重さに応じてポイントがもらえる。これは便利だ。新聞紙、チラシ、古本、雑誌が対象で、段ボール紙と牛乳パックは回収対象になっていない。きょうは古本17キロを投入し、17ポイントをもらった。店内で買いものすると買いもの金額の2パーセントをポイントで還元している計算になるので、17ポイントは850円分の買いものをしたときにもらえるポイント数になる。
 母が住む兵庫県上郡では、ポイントこそつかないが、古紙回収ボックスが町のあちこちに設置されている。上郡駅から1キロ以内に少なくとも3か所はある。新聞紙、段ボール紙、雑誌類を24時間いつでも投げ込めるようにしてある。分別せずに乱雑に投げ込んでいく人がいるようだが、とくに問題は起こっていない。これは古紙の無料回収の例だ。
 有料回収では、むかしちり紙交換というのがあった。小型トラックが町の隅々をゆっくりと練り歩き、スピーカーから「要らなくなった雑誌、新聞紙はありませんか」と呼びかける。古紙を渡せば、交換にちり紙またはトイレットペーパーをいくつかくれる。ちり紙ということは、ポケットティシューやボックスティシューがまだ普及していなかった時代だったのだろう。
 スーパー・オギノの古紙を有料で買い取ってくれる制度はありがたい。大切に使いたい。