新・日曜炭焼き人の日記

炭遊舎のホームページで書いていた「日曜炭焼き人の日記」を引きついで書いていきます。

パソコンが遠隔操作された

2020年01月23日 | 日記

 昨日のこと。確定申告のために、国税庁が用意した「事前準備セットアップ」をインストールしようとした。ところがNORTONがそれを外部からの怪しいウィルスとみて、インストールを拒否してしまう。何度試しても結果は同じだった。
 毎年この時期、同じことをしてきた。「事前準備セットアップ」は毎年更新されるので、最新のものをインストールしなければ、ネット上で確定申告をすませるe-Taxができない。NORTONとは、長い間わが家のパソコン警備の契約している。おかげで外敵ウィルスに感染したことがない。
 困った。NORTONサポートセンターに電話して指示を仰ぐことにした。はじめのうち、サポートセンターの人に指示されたとおりに、自分でパソコンを操作していた。多くの規制を解除して、インストールを試してもやはり拒否されてしまう。思いあまったのかサポートセンターの人が「ではこちらで遠隔操作します」という。そんなことができるんだ、とあっけにとられた。しばらくパソコンを、サポートセンターの人に任せることになった。画面を見ていると、ポインターの動きが速い。次々に新しいウィンドウが開かれては閉じられる。電話してこちらの情報を教えてからずっと、サポートセンター側はこちらのパソコン画面をモニターしていたのだろう。そしてついにサポートセンターの人がこちらのパソコンを占領してしまった。
 NORTONによってかけられた制限をすべて解除して、確定申告「事前準備セットアップ」をインストールし、その後ふたたびNORTONの制限をかけ戻した。問題は無事に解決した。
 いやあ、こんなことができるのか。自宅のパソコンでも職場のパソコンでも、その気になれば容易に監視されてしまう。恐ろしいことだ。
 その後、四苦八苦しながらも、どうにか確定申告をすませたことはいうまでもない。



作曲家、古関裕而

2020年01月21日 | 日記

 NHKラジオ第一で昼12時15分になるとかならず流れてくる牧歌的なメロディー、もう何十年と聞いてきた「昼のいこい」のテーマ音楽だ。これを作曲したのが古関裕而だった。一日に2回、週5日(?)流され、それが1952年からつづいているのだから、いちばん頻繁に電波に乗っている音楽だと結論して間違いないだろう。そのほか昭和24年に藤山一郎が歌った「長崎の鐘」、昭和28年の連続ラジオ放送劇「君の名は」の主題歌、選抜高校野球で歌われる「栄冠は君に輝く」など、古関裕而が作曲した曲は、あげれば枚挙にいとまがない。
 いっぽうで「若鷲の歌」「暁に祈る」など軍歌を数多く作曲しているので、この人を毛嫌いする人がいる。古関裕而の自伝を読んで、この人はとてもナイーブな人なんだなあ、という感想をもった。生まれながらの作曲家といってよさそうだ。頼まれればなんでも作曲する。五線譜をまえにすると自然にメロディーが浮かんでくるから、それを書き留めるだけ。その数は5000曲以上になるがご本人も正確な数を知らない。しかし他の人から「これはあなたの曲ですか」といわれて曲を聞かされれば、自分の曲らしいことに気づくという。天才作曲家とはこの人のことだろう。
 数か月ほど徴兵されている。軍が間違って徴兵してしまった。作曲活動で十分に軍に貢献している人を「古関勇治」という本名のゆえに、あの高名な作曲家だと認識せずに徴兵してしまった。まもなく除隊を許され、ふたたび作曲に専念する。戦地に出向く人たちを鼓舞するメロディーをつくろうと思えばいくらでもつくれる。頼まれればいやといえない性格は、自伝にも表れている。すべてを正直に包み隠すことなく書いてくれているので、当時の社会のようすがありありと分かる。自分の仕事が軍のためであろうと、人の役に立つことなら嬉々として従事する。
 これに似た人をもう一人知っている。栄養学者、川島四郎だ。新潮文庫「まちがい栄養学」を読んだことがある。戦時中は陸軍に所属しながらも、軍務に従事するというより兵士たちの栄養状態をよくするために尽力した。軍のなかでも研究職の扱いを受けていたようだが、ご本人は軍所属であることをほとんど厭うことなく、やはり嬉々として自分の与えられた栄養学の研究にいそしんだ。
 古関裕而と川島四郎、ふたりとも社会全体を見ているというよりも、自分のおかれた位置で、自分の役割を果たすことを楽しんでいたというべきだろう。




寅さん、ふたたび

2020年01月04日 | 日記

 このブログのアクセス解析から、私の過去のブログのなかでは「寅さんのカバンの中身」と題する文章をよく読んでいただいていることが分かる。2年半ほどまえに書いた文章だ。柴又の寅さん記念館に展示してあったカバンの中身を描写しながら、文章の頭と尻にテキ屋寅さんの名調子を配置している。この名調子は、おそらく渥美清さんが幼いころ祭りや縁日でテキ屋の生態をじっと観察したものを、そのまま憶えていてまねたものに違いない。元日に放映された「男はつらいよ」シリーズ第1作には、その後のシリーズにない名調子も盛り込まれていた。寅さんの映画の脚本を欲しいが、おそらくこの名調子は渥美清さんのアドリブであって、脚本には書かれていないに違いない。いまでは有名になった「それをいっちゃあおしまいよ」も渥美さんのアドリブだったというから、ましてやテキ屋のウリ口上など・・・。
 寅さんシリーズ第1作では、まず妹さくらのお見合いを、寅の下品な言動がぶち壊してしまう。それから、さくらを一途に思う印刷工場の職工ひろしとの関係をまたまた寅が壊しそうになるが、めでたく二人はゴールインする。喧嘩していたひろしと父が結婚式で和解し、みなが涙する。その後、寅次郎の片思い遍歴第1弾とてごぜんさまの娘、光本幸子が登場する。
「2度読んだ本を3度読む」という題で本を書いた人がいたが、私の場合は「3度観た映画を4度観る」というところか。第1作ではさすがに寅さんが若い。つまり演技が若い。さくらのお見合いの場面でやたらと音を出してスープをすする、やたら下品な話をもちだす。その後の円熟した寅さんなら学のなさ、品のなさをもっとさらりと演じてみせるはずだ。おいちゃん、たこ社長、職工相手のとっくみ合いの喧嘩も若い。おいちゃん、おばちゃんの店は10年間ほど「とらや」を名乗っていたが、のちに「くるまや」に変更される。これは知っていた。だが隣の印刷工場の名前が「共栄印刷」だったのは今回はじめて気づいた。「朝日印刷」でおぼえていたのだが、いつ変わったのだろう。
 そうそう主題歌の歌詞も第1作だけで終わってしまった部分がある。「おれがいたんじゃお嫁にいけぬ、分かっているんだ妹よ」の歌詞が2作目からは「どうせおいらはヤクザな兄貴、分かっているんだ妹よ」に変わった。さくらが結婚したのだから当然だ。
 最近、封切られた第50作、観た友人によれば「あまりにもいっぱい詰め込みすぎ」て凡作になっているとのことだが、一介の寅キチとしてはやっぱりはやく観たいなあ。




アルバイト

2020年01月03日 | 日記

写真は庭に咲くロウバイ。12月初旬から咲いている。

 派遣労働者になって9か月が過ぎた。この人材派遣会社は大学生にアルバイトを紹介する会社で、有名難関大学の学生を登録対象にしている。会員登録すると大手予備校の模擬試験監督、模試採点、各種検定試験の監督、案内、採点業務、大学入試の案内業務、なかには婚活パーティーの受付業務まで次から次へと案内メールが入ってくる。婚活パーティーの受付募集へ私のようなじいさんが応募したら、さぞひんしゅく買うだろうな、と思いながら、いざそれに応募して仕事をするようになったときのことを想像して楽しんでいる。
 諸事情のため中止になった大学入試共通テストで数学と国語の記述式問題の採点にあたる人員は、このような会社が引き受けるはずだった、と推測される。現にいま私が一緒に仕事をしている大学生、大学院生たちはみな優秀な人たちばかりで、この種の採点業務を担う能力は十分にある。年老いた大学教授たちがするよりずっと公正な採点が期待できる。ただ、採点の場合、採点者が採点基準でがんじがらめにされてしまう。私の場合、長年の高校入試の採点でほとほといやになった。採点基準によるがんじがらめに加えて、無意味な点検のくり返しを強制される。もう二度とやりたくない。今回の文科省の決断で、若い優秀な大学生にそのような経験をさせることにならなくてよかった。
 今年も週4日はアルバイトに出かける。



炭焼き仲間の消息

2020年01月02日 | 日記

 年末、元炭遊舎代表のSTさんから封書が届いた。津久井のKさんが12月12日に死去されたことが書かれていた。STさんより2歳下で、炭遊舎の代表的会員だった。宮ヶ瀬財団理事長、ふじの温泉病院事務長などをされていた。月1回の定例作業日にはきまって隣家のWさんと一緒にきていた。炭焼き当時の仲間でいまは別府に住むBMさん(Kさんと同じく元県職員)が28日、焼香に見えたとのことだった。
 STさんはみずからが理事長を務める福祉財団「かわせみ」の本拠地を自前で建てるべく奔走し、ついに完成間近までこぎつけたとのこと。国と県の補助金が出るまでのつなぎ融資をSTさんみずからが受けたために人生最大の借金を背負っている。借金は時期が来れば帳消しになるはずだが、STさんのことだからまた持ち出しになっているのではないかと心配している。