新・日曜炭焼き人の日記

炭遊舎のホームページで書いていた「日曜炭焼き人の日記」を引きついで書いていきます。

笹一のアルコール77

2020年11月23日 | 日記

 写真の左下の方をよく見てほしい。お酒と書いてある。清酒メーカー笹一がつくっているから、れっきとしたお酒だ。アルコール77パーセントの酒を飲んだことがない。清酒は15度、焼酎でも20度か25度、せいぜい30度を薄めて飲む。ウイスキーで40度かな。77度は私にとって未知の領域だ。一度は口にしてみたいが、喉が焼けつくかもしれない。
 それは冗談。今回は除菌液として使うために買ってきた。メーカーもそのつもりでつくり、売り出している。小瓶に詰め替えて持ち歩く。食器、まな板、食卓などの除菌にも使えるし、手指の除菌に使っても害がない。
 500ml入りのビンが1320円。上野原の酒店で買った。



感染しないために

2020年11月22日 | 日記


 新型コロナウイルスの感染者数が毎日、過去最多を更新している。自分の身を守る方法をいくつか考え、実践している。
 テレビで感染症の専門家、岡田晴恵氏が「マフラーにもウイルスがつきます」といっていた。それなら上着にも付着する。ズボンも危ない。毎日、電車通勤しているので上着とズボンを毎日、取りかえることにした。仮にウイルスが付着しても、2日おけばウイルスは死ぬ。4日目には同じ上着、ズボンを着用してもだいじょうぶだろう。つまり3着を着回せばよい。
 さらに岡田氏は、第一波のときだったか「先生はどのように対策されていますか」との問いに「私は家に帰ったらまず風呂に入ります。髪も洗います」といっていた。そう、髪にウイルスが付着することがある。混雑する電車のなかと駅構内では帽子をかぶろう。今週から実践する。
 マスクも大切だ。とくに午後7時半の立川駅と中央線下り電車はかなり混雑する。みな話をしないから飛沫はとばないはずだが、それでもみなが呼吸するから心配はつきまとう。マスクは自分の飛沫を飛ばさない効果が取り沙汰されるが、他人の飛沫を遮る効果もあるだろう。自己防衛のためのマスクは清潔なものにかぎる。マスクは1日3枚を使い捨てている。行きと帰りに各1枚、職場で1枚だ。
 またアルコール77パーセントの除菌液を小さな瓶詰めにして持ち歩こうと思っている。他の人がさわるところに手を触れたあと、早いうちに手指を除菌したい。
 以上、すでに実践していること2つ、今週から実践すること2つを書いた。ほかに有効な対策があれば、ご教示を乞う。
 写真は庭の紅葉と5メートルほどの高さになった皇帝ダリア。


新型コロナ感染者発表に望むこと

2020年11月17日 | 日記

 新型コロナウイルスが勢いを増しているようだ。感染者の状況についてもっと知りたいが、知り合いに感染者がいるわけでなく、公の発表では知りたいことの半分も知れない。
 知りたいこと、その1。感染者のなかには症状がない人がいることが知られている。その人たちは症状がまったくないまま陰性に戻ってしまうのか。それとも時間がたつうちに発症することがあるのか。時間がたてば発症する人は何パーセントぐらいか。
 私はかねがね「高齢者は感染すればかならず発症する。高齢者で無症状の感染者はいない」という仮説をもっていたが、その仮説はみごとに裏切られた。相模原市の、88人のクラスターを発生させたF病院の感染者の報告から、少なくとも5人の60代、70代の男女が無症状の感染者であることが報告された。高齢者でも無症状の感染者がいることが分かった。ただその人たちが、ときが経てば発症するのか、それとも無症状のままで終わってしまうのか。追跡調査がなにも発表されない。
 知りたいこと、その2。高齢者の無症状感染者に他の人に感染させる力はあるのか。つまり高齢者どうしが交流するときに、無症状の人が混じっていることにより、他の人が感染してしまう恐れがあるのかどうか。高齢者の無症状感染者は、きわめて弱いウイルスを保有しているのみで、他の人へ感染させる力がない、ことを期待しているのだが・・。
 私自身が高齢者なので、基本的に高齢者どうしの交流が多い。もう少し高齢者の感染状況が分かれば、もっと活発に動いてもよいのかどうかも分かってくるはずだ。
 感染経路不明、と発表される事例でも、どこで感染したかの心当たりぐらい感染者ご本人にはあるはずだ。はっきりした証拠がないことでも、発表してくれれば、個人として気をつけるべき場面が分かってくる。具体例を挙げることにより、個人が特定されてしまうことを恐れるあまり、全体への注意喚起がおろそかになりすぎていないだろうか。
 



ざる菊

2020年11月16日 | 日記


 歩いていて庭先でよく見かけるようになったざる菊。小田原の民家が大量に育てており、その庭を見学者用に開放してくれている。そばを通るバス停が「ざる菊園前」となっていることから、歴史があり、その存在が周辺の人たちに認知されているようだ。
 1本の幹から枝分かれして花がこのようにドーム型になる。ここのざる菊は1本1本が大きい。世話するのも並大抵ではないだろう。地植えでなく鉢植えが多いようだ。
 下の写真が全景と、スプレー(風車)と名札がついていたもの。
  


アインシュタインと知恩院の鐘

2020年11月13日 | 日記

 京都、知恩院を訪れたアインシュタインが知恩院の鐘をまえにしてなにやら計算をはじめ、その後、鐘の中へ自分の頭と顔を突っ込み、「さあ、鐘をついてくれ」といった。これは10年近くまえ、知恩院の和尚さんから聞いた話だ。
 鐘をつくとそのなかの空間にある空気がかなり大きく振動し、波打つ。アインシュタインが唱える一般相対性理論は、地球も太陽系も含めて宇宙全体がこのようなやわらかな流動体のなかに存在していると主張する。撞かれた鐘の中の空間は、まさにこの広大な宇宙の縮小模型であり、これを何兆倍にも拡大したものが実際の宇宙空間だ、とアインシュタインは考えたのだろう。
 カルロ・ロヴェッリ「すごい物理学入門」は、分かりやすいことばで易しく語りかけてくれる。原題はイタリア語で「7つの短い物理学講義」、その第1講がアインシュタインの一般相対性理論の説明になっている。門外漢の私でもなんとか理解できそうな気にさせてくれる。もう3度も読み直した。
 理系の本にしては珍しく、イタリアで発売されて1年で30万部を売り上げた、と訳者が「あとがき」で書いている。いま多くの国が版権を取得し、翻訳出版しようとしている。電車のなか、こまぎれの時間を使って楽しく読めた。