縁側の前庭に野ネズミが死んでいた。今までは10cmくらいのかわいいネズミを粘着シートで捕獲したことがあるが、こんな大きいネズミをここで見たのは初めてだった。尾の長さが体長より短いことや後ろ足が発達していることから、これは日本固有種の「アカネズミ」のようだ。家の中には被害はないので侵入していないように思う。都会ではドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミというご三家がふつうに暗躍している。
アカネズミの体長は12cmほどだった。似た仲間に「ハタネズミ」がいるがこちらの体長は同じくらいだが、尻尾は30~50mmと短い。アカネズミの巣は土中らしいので、先日の農機具倉庫前の穴はモグラというよりアカネズミだったかもしれない。英語でネズミの大きいのを「rat」というが、小さいのを「mouse」という。中間の大きさのアカネズミの場合はどっちになるのだろうか。
さて、殺されたアカネズミの尻の近くには一撃で突かれた跡が生々しい。「犯人はカラスかムジナか鋭い歯・嘴を持っている動物だろう」と、当局はコーヒーを飲みながらめんどくさそうに応答した。