山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

挿し木効果がじわじわと

2024-04-24 22:37:58 | できごと・事件

 挿し木で育った樹木がじわじわと増えてきた。一昨年に植えたレンギョウが花をつけて早春のスタートの先陣を切ってくれた。レンギョウの生命力を期待していた通りの結果が少しづつ出てきた。

    

 全部で20本ほどの植栽となったが、すべて挿し木による植樹だ。その隣には、道草山から爆発的に自然発生した「ノリウツギ」も同じくらい移植してある。春の黄色いレンギョウ、夏の白いノリウツギがバタフライガーデンの二大勢力となる。ほんとうは、ハナモモ・ソシンローバイ・ナンテンも咲いているはずだが、成長が遅かったりシカに食害されたりで難航している。

  

 

 3月にはピンクの花をつけた挿し木2年生の「ボケ」が見事に咲いてくれた。花の色といい長く咲いてくれることといい、最近気に入っている樹木だ。もともと、前の地主が植えたものだが、それを挿し木にしたものなので花色は同じだが、いずれ多様にしていきたい。

  

 だもんで、さっそく今が挿し木シーズンなので徒長枝となった枝を伐って挿し木を追加する。すでにこれも1年生ものを早めに20本ほど畑の脇に植え付けたばかりだ。最近は野菜の耕地面積を少なくして低木の樹木を増やしていく魂胆だ。つまり、自分の体力や年齢にあった小さな耕地面積にしていく方針にしていくわけだ。

   

 挿し木1年生のツツジも花を咲いてくれた。その理由に、挿し木の根っこを促進する植物成長調整剤の「ルートン」を初めて使ったが、たしかに効果はあるように思う。したがって、1年生のツツジも畑の周りに30本くらいは定植した。ツツジはシカの食害はないようなので一石二鳥という計算だ。

 

 さらには、挿し木予備軍にいた「オオデマリ」もこの冬を乗り越えたことが確認された。大量に作ったハナモモやクロガネモチなどの挿し木は残念ながら全滅してしまったが、オオデマリは生き残ってくれた。

  

 オオデマリの仲間の「ビバーナム・スノーボール」も2本だけ生き残った。花はオオデマリと似ているがやや小さい。違いの大きな点は葉に切れ込みがあることだ。成長はやや遅いが、オオデマリの兄弟としてこれからも増やしていきたい樹種だ。

 かようにして、挿し木効果はあるものの、夏と冬をいかに管理できるかどうかがいつもつまずいてしまう。夏の水やりと冬の防寒が手ごわいということだ。

 

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