森とまちをつなぐ「半農半X」日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

おぼろ月ではなく「おぼろ太陽」?「春霞」?

2017-04-03 20:58:55 | 風景
 朝起きて外を見たら、いつもの山が消えていた。
 ときどきこういう現象がみられる。
 太陽は「おぼろ太陽」?になっていた。

                               
 10時頃にはあっという間に快晴となる。
 季節の変わり目は天も戸惑っているのかもしれない。
 「朧」(オボロ)とは、夜の霧を言うらしい。

     
 「春霞」という言葉があるが、「霞」は学術用語でも気象用語でもなく文学的用語なので、天気予報では使われない。
 春の朝方や昼に起きることから春の季語になっている。
 したがって、きょうの様子はまさに「春霞」だ。
 消えた山がだんだん見えてきた。

                                
 「霧」と「靄」は気象用語で、「霧」は視界が1km未満、「靄」は視界が1km以上。 
 ちなみに、「霧」は秋に多く、秋の季語になってる。
 したがって、きょうの様子は厳密にいえば、「靄」と言えそうだ。

        
 ついでに、「雲」は大気中に浮遊する水蒸気が地面に接していない。
 「霧」はそれが地面に接している。
これらの区別はけっこう混乱していた。
 日々の日常性とは、曖昧な暮しのうえに成り立っている。 
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地すべり現場の下段工事やっと

2017-03-12 20:15:20 | 風景
 なかなか動きが見えなかった地すべり現場の最終段階の下段工事にやっと動きがあった。
 なかなか着工がなかったのはそれなりの理由があるのだろうが、遅い感じは否めない。

     
 重機を崖の中腹まで配置してこと自体も大変だったと思う。
 上段では以前、無人の重機を遠隔操作でやっていた。
 今月末にはすべて完成というわけにはいかなさそうだ。

                                    
 よーく見ると作業員が動いている。
 作業用の階段を設置しているようだ。
 土留めがあるとはいえ現場に行けばかなりの急斜面であることは間違いない。

         
 転んだら下の川まで落下してしまうが、命綱はしていない。
 完成図だと簡単そうに見えるがきわめて危険な作業でもある。
 とはいえ、原発のメルトダウンや廃炉工事を考えれば、自然環境抜群の作業は牧歌的だ。
 
                             
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そこに隠れていたのはだあーれ!

2017-03-10 21:00:02 | 風景
 毎日少しづつ畑仕事を着手はしているものの、きょうも天気はいいが風が冷たい。
 寒風の中、大地に張りつくように雑草たちの生きざまがたくましい。
 だから雑草を手で引っこ抜くことは難しい。
 そんな草取りで突然、フキノトウがいっしょに出てきた。

                          
 空はすっかり春のきざし。
 大地にもじわーっと春が隠れていた。
 天と地と今年も「生き物応援団」がやってくる。

                               
 隣の山の梅の花が満開だ。
 しかしあまりに風が声をあげて騒ぐので、逃げるようにまちに買い物に行くことにした。
 街はすでに河津桜が満開だった。

 以前サクランボの「佐藤錦」を植えたが、その相棒の「ナポレオン」の苗を購入する。
 痩せた土壌と寒風はサクランボを暖かく迎えてくれるだろうか。
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富士山の白い洋服きれいだな

2017-02-07 19:54:41 | 風景
 久しぶりに富士山の白い雄姿を見た。
 ほんとに富士山は絵になる。
 富士市・富士宮市・足柄近くなるとソワソワする。

                                
 そういえば、小学校4年か5年のとき、「富士山の白い洋服きれいだな」という俳句を詠んだ。
 それを先生がみんなの前で褒めてくれたのを思い出した。
 教室にいるかいないかわからないほど影の薄いオイラが初めて学校で褒められた瞬間だった。

     
 十数年前には、キノコを求めて4合目あたりの森をうろついた。
 深入りはしなかったが、小さなキノコをゲットして自己満足したものだった。
 チャナメツムタケ・ナラタケ・ムキタケ・ヌメリスギタケ・イグチなどを少々入手できたものだ。
 自分のフィールドを持つことの大切さを学んだ富士山だった。       
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初雪や 枯野の畑に 息吹あり

2017-01-14 22:12:38 | 風景
 朝起きて雨戸を開けたら一面の銀風景。
 初めての積雪だった。
 うらさびれた褐色の畑に胡粉の雪が舞う。

                              
 予報では午前中で終わるはずの雪だったが、さすがの中山間地とあって夕方まで降り続いた。
 これをチャンスとばかり炬燵に出入りしながら、パソコンの周辺機器をいじっていたらパソコンが動かなくなる。
 パソコンのガイドブックやマニュアルを見たがまったくわからない。
 これだけ発達しているIT産業なのに、シロウト利用者の立場を理解しない傲慢さに腹が立つ。

       
 7時間くらいかかってやっとブログの書き込みに成功する。
 なにせ業界用語がわからないからテキトーにクリックしてしまうと迷宮に入り込む。
 ケーブルを入れ直したりするだけで一歩解決できたりもした。
 初雪のおかげで仕事が増えたが整理できたこともあった。

 明日は森林散策会があるが、アイスバンが怖い。
悔しいから一句読む。
「初雪や 枯野の畑に 息吹あり」
 
 
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 薄氷の ハサミも浮かぶ 大晦日

2016-12-31 21:44:25 | 風景
 大晦日の朝は「氷の世界」に包囲されてしまった。
 畑の隣にある金魚がいる外の水槽の表面はまさしく氷が張っていた。
 重いハサミでつついてみてもびくともしない。
 もちろん剪定バサミを置いても沈まない。

                              
 ススキの穂には霜が咲いていた。
 こんなススキもなかなか風情がある。
 
         
 春には山菜として活躍するワラビの葉もさすがに凍えている。
 ワラビは緑の葉もいくつか残っているほど生命力はある。

                                 
 褐色に咲いていたアジサイの花も朝は白化粧している。
 あじさいの花は長く残っているところに味がある。

        
 井上陽水の「氷の世界」の一節がよぎる。
 「流れてゆくのは時間だけなのか、涙だけなのか」
 雑草の楽園が雑草の美術館に変身。

 朝ドラの影響か、『暮らしの手帳』の元編集長・花森安治の生き方が注目されている。
 一般的な社会批判ではなく自らの暮らしの変革こそ大切にするべきという信念に頭が下がる。
 自分の手が届く未来・希望から出発することを貫徹する意思。
 新年を前にこれが来年の課題になりそうだ。
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蒼い画布 飛行機雲が 画家になる

2016-12-07 21:21:54 | 風景
 紺碧な空に白いラインが次々描かれた一昨日の飛行機雲。
 案の定、翌日は雨だった。

                         
 上空が乾燥していれば雲が蒸発して消失するが、湿っているとしばらく雲は残る。
 いくつもの飛行機雲が消えないで残ったまま流れていた。
 ラインの幅がだんだんと広がっていき、飛行機雲であったことがわからなくなる。

  
 空の高さが6000m以上でないと雲にならないらしい。
 そんな高さで飛行していることに感心する。

                               
 宮崎駿の最終というアニメ「風立ちぬ」のテーマソングが荒井由実の「飛行機雲」。
 友だちの死をきっかけに作詞したという。
 映画の余韻がユーミンのメロディとともに胸に残っていった「飛行機雲」。

                            
 空の先に見えた飛行機雲を見ただけでも心を動かされる。
 ふつう雲は自然のなせる業だ。
 しかし飛行機雲は人間の便利さの最先端の結果にできたアールデコ風の雲だ。
 
 大地にへばりつきながらときに空を見る。
 飛行雲の行き先はどこなのだろうか。
 生きる羅針盤と同じ方向なのだろうか。
        
 
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ついに霜小僧が襲ってきた

2016-11-26 20:32:51 | 風景
 朝起きてみると和宮様が「外を見りゃんせ。真っ白になってるぞよ」とのたまう。
 歯を磨きながらあわてて外に出てみる。
 今年初めての霜小僧=Frost Jackの登場だ。

                          
 太陽は山の紅葉に愛をささやいている。
 茶畑もその太陽の愛をじっと待っている。
 愛はときに過酷を強いるときもあるが、この季節はすべての生き物の心を温める。

           
 残念ながら「クウシンサイ」はJackの仕業で全滅となる。
 ピーマンは昨日和宮様が気を聞かせてすべてを収穫していたのでセーフ、危ない危ない。
 これからは霜小僧の跋扈する世界となる。
 今回は無事だったが大根の収穫を早めにしないと大根の地上の部分が凍ってしまう。
 スローライフはけっこう忙しい。
 
 
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メインロードは雑草ロード

2016-08-09 19:05:07 | 風景
 わが家の畑へのメインロードは、雑草ロードが続いている。
 早朝に歩くと朝露が迎えてくれる。
 だから、素足にサンダルは厳禁だ。
 長靴なしに雑草ロードを歩いてはいけない。
無農薬を貫くということは雑草を楽しむということなんだなー。

                        
 まるで芝生のように土を覆ってくれている。
 もちろん、放置しておけばこの道はなくなる。
 月に1回くらいは草刈り機に登場してもらう。
 季節によって雑草の種類が違ってくるのも見どころだ。

     
 きょうも暑さは半端ではない。
 したがって、1時間作業したら水分補給の休憩をながーく取る。
 休憩がそのまま昼食になってしまうこともある。

 作業の合間に、トマトをかじったり、ブルーベリーをつまんだりしてサボることしきり。
 自分の畑なので怒る人がいないのがさいわい。
 こうして、気ままな時間がゆるりと過ぎていく。
 しかし、心中はやるべき課題に追われている。
 緩慢さと忙しさとのはざまで、ときに世界と過疎地とのつながりを憂慮しつつも、いつのまにか短い人生の終盤戦を迎えてしまった。
 
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地すべり現場はついに第三工期へ着手

2016-07-14 20:56:59 | 風景
 3年前、近くで起きた巨大な地すべり現場は、先ほど最終的な工事に突入した。
 上下の工事が終わり、真ん中の工事がスタートしたのだ。

                          
 崖の斜面に道を作っているのだろうか、大型重機が作動している。
 見ているとはらはらしてしまうが、そこは慣れたものだ。

                       
 集中豪雨があるたびに地すべりが懸念されるが、災害列島は何が起きても不思議ではないことを認識すべきなんだ。
 そのうえで、その現実を具体的に解決していく人間の「わざ」に頭が下がる。

 このパワーをもっと自然エネルギー活用へと向けてもらいたいものだ。
 きょうは暑い割には風が強かったので滝のような汗は流れなかった。
 ナス・トマト・スイカの追肥で一日が過ぎてしまった。
 スイカの孫ツルを剪定するのに手間取る。
 
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地すべり現場はいよいよ第三工期へ

2016-06-16 21:26:56 | 風景
 2013年に発生した町内の地すべり現場は、いよいよ第三工期に着工する。
 てっぺんから川まで約150m、傾斜が50度、国道から見える壮観な風景に自然のなせるダイナミズムにハッとさせられる。

                           
 下層の川の補強工事が終わり、上部の補強も終わり、残るは真ん中の工事に移行する。
 いつかは灌木と雑草に覆われて地すべりがあったことさえも忘れ去られてしまうかもしれない。

 この自然の持つ二面性は日本人の世界観を形成してきた。
 日本の神話の世界でも、神は悪さもするしいたずらもする。
 しかし、一神教は神は絶対で誤謬はありえない絶対的存在だ。

      
 日本には神や仏に対する相対性や自然や人生に対する崇敬と諦観など、人間は自然の一部であるという謙虚な生き方・宗教観が底流としてある。
 ただし、宗教はいつも政治に利用されてきたのは昔も今も変わらない。
 いつのまにか結果的に政治に利用されてしまっていたり、いっぽうでは葬式仏教の限界をいまだ打破できない渦中にいる。

 そんな課題を持ちつつも、粛々と自然を補修する日本の土木技術も注目していきたい。
 
 
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冬将軍は和宮様を倒してしまった

2016-01-21 19:59:50 | 風景
 一昨日の雪は東京の大混乱を引き起こしてしまった。
 その翌日には初めての冬将軍が春野にやってきた。
 そこへ、川崎宿に逗留していた和宮様を襲ったようで、緊急の連絡がはいった。
 冬将軍の寒さが影響しているのではないかと娘が言う。

                        
 一日中寝込んだ翌日、病院へ行ったらすぐ入院となってしまった。
 本棚づくりはインパクトドライバーの調子が悪くて中断していたが、川崎行きの準備をして出発する。

     
 出発してからアイスバーンが心配だったが、いつも降雪しやすい御殿場を過ぎ、足柄PAに着く。それなりの雪はあったが、よく整備されていた。
 安心して川崎へ向かう。

                          
 和宮様と病院や医師との対応は娘がすべて対応してくれているのが頼もしい。
 病名はまだ確定しないまま検査が続く。
 とりあえず、二週間ほど入院とのことだ。
 
 ブログもしばし川崎発となる。
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朝霜や藁家ばかりの村一つ 子規

2016-01-18 19:27:35 | 風景
 このところ朝起きるのが辛い。
 といっても、水道は出るし、お湯も出るし、お膳布巾も凍ってないだけでも良しとする。
 ちょびっと雪がふったのに、麻痺してしまう東京の脆弱さを思えばストレスもない。

    
 8時前の茶畑はすっかり霜が占拠してしまう。
 陽があたってくると茶畑のあちこちから湯気が立ち昇るのも見ものだ。
 駅に群がって遅れた電車を数時間も待つのを考えればなんと穏やかな光景だろう。

                            
 子規の俳句にある「わら家」はさすがに近所からは淘汰されているが、ひと気のない過疎の現実は「ひとつ」。
 そうして、「自然」と向き合いながらその恵みと痛みを共有してきた。
 桃源郷とは、そういう豊かさと厳しさとが同居している世界なのではないか。

           
 
 茶畑も雪や霜の鍛錬を経てこそ、旨みを少しづつ増殖していき、春を迎えるのだ。
 冬があるから春がある。
 あたりまえのことだ。
 が、自然を崇敬するとは自然の厳しさ・残酷さをも含めて感謝すること。

 そうして、おろおろと体を動かす。
     
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廃校の元運動場に赤く実る

2016-01-13 21:07:31 | 風景
 ムラの神社の本殿となりに若宮神社が合祀された。
 この隣には地元卒業生を輩出した元小学校の校舎がある。
 校舎前の校庭はバスケットボールコート一面くらいしか取れない狭さだ。
 この校舎の上側に運動場があった。

                                
 今はがらーんとした原っぱのたたずまいだが、地元の人が土地を提供し整地したりして実現した運動場だ。
 ここでも狭いが運動会はなんとかできたようだ。
 現在のムラの中心的なリーダーの多くはこの山の学校から育っている。

                               
 この運動場の周りは、赤い実の植物が多く実っているのが不思議だ。
 目立ったのが、「フユイチゴ」。
 イチゴジャムを作るにはここに来ればいいんだ。

            
 次に多いのが、「マンリョウ」の赤い実。
 山里の自然で見られるのは、センリョウよりマンリョウのほうが圧倒的に多い。

                
 そして、庭でよく見られる「ナンテン」。
 というのも、「難を転じる」という意味があるため玄関や庭に植える人気樹種でもある。
 なぜここに多く見られるかはわからない。

                                
 「サルトリイバラ」は人が植えたものではない。
 園芸店では実がいっぱいついたものが売られているが、自然のものは実はすくないことが多い。

 人影がまったくないムラの元運動場には、秋・冬に鮮やかに実る赤いいのちがあった。

 
      
 
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地すべり現場いよいよ焦点の工事へ

2016-01-07 21:26:41 | 風景
 知り合いの茶園の一部が崩れた、大規模地すべり現場の工事がいよいよ難しい壁に挑んでいる。
 ここを着手するのにけっこう時間がかかっている。
 現場を見ると米粒より小さく人間が作業しているのが見える。

    
 肉眼では見えなかったが、命綱なしにはできない作業だ。
 今までの作業より起伏のある場所だ。
 ここができていくとずいぶんゴールが見えてくる。

                             
 作業しているのはきっと若い労働者が担っているに違いない。
 忍者か、いやスパイダーマンか、ハイパーレスキューか。
 そんな空想が沸き立つほどにかっこいい。

   
                            
 災害があるから自然を畏敬する。
 自然を征服しようという傲慢な権力が登場しなかったのが日本の幸いなのかもしれない。
 「祟り」の思想が支配者を厳粛とさせた。
 ときには敵を殺害してもその鎮魂のための寺院を建立することもあった。
 「畏れ」を失ってしまった現代の行く末はどうなっていくのであろうか。
 
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