山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

謎は解けたがもう会えないか

2024-02-23 20:06:16 | 自動車・エンブレム

 5~6年前だろうか、小さな店の駐車場で何気なく撮っておいた車のカラフルなロゴのある車名がわからないでいた。ずっと気にはなっていたがやっとそれが「ニッサン・ルネッサ」であることが判明した。赤・青・緑のカラーで言えば、イタリアの「アルファロメオ」のロゴが斬新だった。しかし、いろいろ探してみたが外車にはなかった。

  ロゴの「R」は、二重にダブっているように見えた。その「R」とは、「Run」「Recreation」「Relax」の三つの意味がある。趣旨はファミリーカーの親しみのある乗り心地のようだった。販売期間は1997 ~2001年で、一代限りのレアな車種となった。ただし、その開発は後の「リーフ」誕生のきっかけとなった。その後、ルネッサのこのロゴとは一度も会っていない。デザインはシンプルながら色彩豊かなお気に入りの一つだ。

       

 もう一つのレアなエンブレムは、トヨタの「カムリ」だった。1980年に「セリカ・カムリ」として発表し、1983年からは「カムリ」ブランドでカローラと並ぶ屋台骨となった。というのも、2002年~2017年の北米連続販売数N0.1を記録している世界戦略車だからだ。このエンブレムも初期だけしかないようでなかなか会うことはできない。

 カムリは、ロゴのとおり「CAMRY」の「C」と「冠」のイメージ。冠の下には二本の棒があるが、二代目か。初代は一本なのかもしれない。   

    

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小柄だが有能な騎士である

2023-07-10 22:03:28 | 自動車・エンブレム

 街に出る機会はかなり減ったが、ときおり珍しい自動車のエンブレムを発見する。今回は車の正面フロントには「E-tune」とさりげなく文字が見えた。メーカーはスバルのようだ。「tune」とは、チューニングという言葉があるように調節とか調律とかの意味がある。これはどうやら、路面の凸凹やぐらつきを調整することで走行性能を向上させる機能をさらにアップデイト・更新した車であることを示しているようだ。

           

 スバルと言えば、航空機生産を担ってきた旧中島飛行機を中心に6つの企業体が合併した自動車会社だ。オラが物心がやっとついてきたとき、小さな「スバル360」がよく見かけてきた想い出がある。性能と安全性で信頼を得て以来、北米にも販路を拓き人気を博した。

           

 スバルのおなじみのロゴのバックは青が中心だ。稀に赤や黒も見たこともある。緑があるというがまだ出会っていない。群馬県太田市にある本工場の地名は「スバル町」という。住民はいないそうだが、近隣には南米日系人が多く住む城下町となっている。トヨタ・ホンダ・ニッサン・スズキに食い込んでスバルの健闘が光る。まさに、六連星の昴として大志を掲げているように見えるが。

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「レ」と「フ」だったんだ!!

2023-06-16 23:35:46 | 自動車・エンブレム

 スバルのエンブレムといえば、星座のスバルである「六連星」マークをよく見る。 富士重工が旧中島飛行機系の企業を吸収合併した姿がロゴに表現されている。その原点を忘れまいとする社是が伝わってくる。このロゴは2003年には使われ始めたようだ。

          

 しかしその前段で使われたロゴがある。それは「レガシイ」という意欲的な高級車だった。それは1980年代に襲った富士重工業の倒産の危機を救った車種だった。自社で培ってきた航空産業の技術を生かしたエンジンや内外装などを創意したことで販売実績をあげたのだった。外国人が好きな盾のデザインの中に「レ」と「フ」の字が読み取れる。

          

 「レ」とはレガシイ(LEGACY)のカタカナと英語の頭文字を採用しているようだ。その下に富士重工の「フ」の字を配置している。このデザインの中に起死回生の願いが感じられる。これらのロゴは、二代目・三代目前期に使っている。それ以外の期間は「六連星」マークだ。したがって、本車種は、ロゴの変遷はあるが「旗艦車」として現在に至る。門外漢のオイラにはわからないが、その経過はあらゆる技術の総意をそのたびに駆使・発表している。「レガシイ」とは遺産の意味だが、「後世に受け継がれるもの」の意味でもある。そんな心意気を感じる作品となっている。7代目は2019年北米で販売。

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欧州でも人気のコンパクトカーだった

2023-05-26 23:22:08 | 自動車・エンブレム

 街なかでたまに見つける「F」字のエンブレムがあった。そのデザインがどういう構成で考えられたかいまだにわからないが、トヨタの「fun cargo」であるのだけはわかった。ファンは英語の「楽しい」、カーゴは「積み荷」というシンプルな意味合い。トヨタのエンブレムには意味が比較的わかりやすい広報戦略がある。他社は車種の技術的な解説があるもののロゴの説明には冷たい。

        

「ファンカーゴ」は小型ワゴン車で、車内空間の利便性・機能性を考慮して広げ、1999年8月に発売。第20回日本カーオブザイヤーで優秀賞を授与されている。欧州でも人気もあり、ユーザー満足度の第1位を獲得している。また、「fun cargo」を無理に分解していくと画像のようなロゴができるのではないかと推察した、がどうだろうか。デザイナーの苦労は車の技術的開発からは軽く見られるが、オイラのような文科系門外漢はそこにこそ価値を見出すのだけど。

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この瞬間を待っていましたぞ!!

2023-05-15 23:19:21 | 自動車・エンブレム

 久しぶりに街に出た。そこでなんと、とある駐車場で今まで「会いたーい」と渇望していた光岡自動車のエンブレムに初めて会えた。クラシックカーのような小型の車だったので外車かと思ったが、画像では見たことがあるユニークなロゴだった。富山市に本社がある光岡自動車だ。ベース車は「日産マーチ」で英国風のレトロな仕上げとなっている。1993年発売以来累計で13000台を販売してきた。

       

 ドギマギしていたのでピントがいまいちだったが、ロゴの下にはMITSUOKAの名前が入ってる。エンブレムは象形文字の「車」を採用したものだ。最初は何を表現しているのか理解できなかった。なんともわかりにくいロゴだった。

   

 それが象形文字の「車」を探すと、その変遷から「なるほど」となる(www.zdic.netから)。「商」王朝は、日本では「殷」というほうが流布されているが、BC1700年ごろ黄河流域に栄えた王朝だ。そのころの文字を光岡さんは採用したわけだ。つまり、車の原点にこだわるというわけか。上段は牛車、下段は人力車のように見える。、「西周」は殷を滅ぼした後の紀元前11世紀ごろの周王朝。

                 

  この小さな新車でも300万~400万円もする高級車なので、とても手が出ない。職人気質のこだわりある光岡自動車の技術といい、誇りといい、ローカル性といい、あっぱれな企業が存在すること自体が奇跡でもある。             

 

  

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フランスの車ではなかった

2022-03-04 23:03:22 | 自動車・エンブレム

 近隣の車といえば、スズキ・ホンダ・ダイハツの軽自動車が御三家のような気がする。ちょっと街へ出かけても大きな変更はない。そんなとき、スーパーの駐車場の向かいに見慣れない車のエンブレムを発見。それはじつにシンプルで「LEVIN」とだけ表示されている。これはフランスの外車ではないかと推測した。

              

 しかしそれは大きな誤解だった。それは、トヨタの「カローラ・レビン」だった。トヨタにしてはシンプル過ぎるエンブレムだ。英語で「稲妻」「電光」という意味だそうだ。「ルヴァン」(Le Vin)と発音すると、フランス語となり、ワインという意味になる。ワインと自動車ではうまくないので、エンブレムらしく「レビン」の稲妻にしたのかもしれない。

        

 自動車の門外漢にとっては性能には関心がないが、1972年に「カローラ・レビン」を発表して以来、パワフルな走りが人気となり、2000年まで生産が続く名車だった。2014年には中国で「新生レビン」が復活したという。自動車会社の社名だけのロゴはつまらない。多様性や個性が打ち出されたロゴをもっと量産してもらいたいものだ。夕方の帰りの道路はやはり御三家ばかりの風景が固定する。とはいいながら、わが家もスズキの満身創痍の軽自動車だった。

 

 

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セドリックかパルサーか

2021-09-17 18:15:43 | 自動車・エンブレム

 先日、街の駐車場で発見した車のエンブレムがどこの車種かわからない。ニッサンらしいが、日産のロゴはトヨタのような豊富なデザインを使っていない。だから、情報が少なくてついトヨタの車種の由来に興味が湧いていくのだけれど。

              

 フロントのロゴを見ると、「P」の字に見える。これは日産車で海外でも人気のあった「パルサー」の「P」なのだろうか。はたまた、名車の「セドリック」(CEDRIC)の「C」を鏡文字にして弓矢のように表現したのだろうか。さらに、往年のセドリックのロゴは「L」字を二つ組み合わせていたので、それを採用していたのだろうか、といろいろ推量するがその車種の名前はわからないままだ。

 車に興味のないオイラがロゴデザインの面白さから車のエンブレムにせっかく好奇心をもったというのに。そうした広報を日産はトヨタのようにもっと宣伝してほしいものだと、製作者の心意気に触れたいのだけど。

 

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デコレーション・ステッカーだった

2021-05-24 20:54:06 | 自動車・エンブレム

 とある大型スーパーの駐車場で見かけた不思議なエンブレム。以前、「カニ」のステッカーは見たことがあったが、「デビル」のデコレーションステッカーだった。しかも、ゴールドのトヨタとシルバーのホンダのデコレーションをした車2台が並んでいた。やや立体的なステッカーのパーツをエンブレムの形に合わせて貼っていくというデコレーションだ。

               

 周りの車やオイラも写ってしまっていて、それがまた模様となっている。エンブレムだけの単調なデザインにひねりをいれていくデコレーションは確かに目を惹くが、これがにぎやかになると面白味が薄れる。そのうえ、「天使の翼」や「蝙蝠」のステッカーもあるらしいが、これは交通事故を連想してしまって貼るには勇気がいる。これらのステッカーは安価で購入できる。たまにこういう出会いがあるから刺激にもなるが、ステッカーの価値があるとも言えるし、邪道ではという声もこだまする。

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見慣れぬロゴはレトロな改造車

2020-12-06 21:10:08 | 自動車・エンブレム

 月に数回は大型スーパー店に買い出しに出かける。そんな駐車場で見かけないロゴのある軽自動車を発見。日本の軽自動車らしいが、フロントエンブレムは「MODEST」となっていた。外国製でもないようだし、タイヤにはサビも見えるし中古車には違いない。調べてみたら、その「MODEST」の本来の意味は「謙虚」だった。それが会社名だった。

   

 どうやら、1990年前後に販売されたニッサンの「パオ」とスズキの「アルト」をふまえた改造車らしい。こうした車を「パイクカー」と言う。「パイク」とは槍のような尖った武器で、要するに、常識・流行にとらわれない尖ったレトロ車と言うコンセプトのようだ。どのように改造したかは門外漢のオイラにはわからないが、軽自動車の多い駐車場には遜色ない存在だった。エンブレムに気がつかなければ見過ごしていたのは間違いない。

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[MINI]を生んだ奇蹟の遍歴

2020-11-21 21:04:37 | 自動車・エンブレム

 中山間地の車と言えば、軽自動車が圧倒的だ。その中で外車を乗っている人を見かけたことはほとんどないと言える。そこで少し街中に近づいていくと「MINI」に出会うことが多くなった。1956年のオイルショックで小型車の価値が増大したが、イギリスは乗り遅れていた。そこに起死回生をかけて開発したのが「ミニ」だった。「オールドカー」で目撃したエンブレムは、下方に翼の片鱗が見られるが現在のエンブレムでは左右にしっかり配置されている。

    

  自動車工学の奇跡とまで言われた革新的「ミニ」は、F1ライダーであり名エンジニアのジョン・クーパーの参画で世界を席巻させる。その奇跡の技術的内容はオイラにはわからないが、1962年には当時で50万台の生産台数に達する。「オースティン・クーパーS」はその翌年に販売したようだ。

       

 その後、スポーツ仕様から大衆車へ変わっていった(1967 ~1969)のが、「ミニ・クーパーS」の「MKⅡ(マークⅡ)」だった。しかし、その人気車も2000年には生産終了し、ドイツのBMWの「MINI」に吸収され現在に至る。自動車業界の吸収合併の栄枯盛衰はいまだに弱肉強食の世界だ。そこで見た控えめな小さなエンブレムはそんなかつての栄光を内包している。

 

 

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