山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

雑草に占拠された道を拓く

2018-07-31 21:52:33 | 農作業・野菜

 台風の雨で雑草がますます解放区を広げてきた。昨日に続き、きょうも終日草刈りに暮れる。雑草が胸の高さくらい茂ってしまって通れなくなった道を拓いていく。ほおっておくと、イノシシがやってきて道を凸凹にしてしまう。シカやアナグマは逆にこの拓いた道をちゃっかり利用してやってくる。それでも、土木業者のようなイノシシの規模・迫力には叶わない。

 

                        

 草刈りをした草をそのままにしておくとそこがフカフカして栄養が豊富になり、ますます雑草が元気になるのがわかった。そこで、面倒くさいが刈り取った草を集めることにした。それを「ネコ」で運んで畝の間に撒くことにする。

 

                        

 これによって雑草の繁殖を防ごうというわけだ。草刈機で刈り取った草なので根っ子がないので雑草マルチというわけだ。ほんとうは枯草にしてからがいいのだろうがなるべく踏んづけて歩くようにする。自己流で達した方法だが、これによって農薬は使用しない方針を貫徹できるわけだ。

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静かさや山里に染み入る蝉の声、あれっ!?

2018-07-30 22:28:12 | 生き物

 畑の隣に「ハナトラノオ」の花が咲き出している。その花に囲まれるように蝉の抜け殻がいくつかついていた。蝉の最後の脱皮にふさわしい場所がこのハナトラノオだったかもしれない。芭蕉の「静かさや岩に染み入る蝉の声」そのものの世界がそこにあった。ただし、岩ではなく里山の風景の中だ。

 

              

              

 この蝉は誰なのだろうか、これが意外にむづかしい。候補としてはアブラゼミかミンミンゼミだった。ミンミンゼミの声はあまり聞こえないのでやはりアブラゼミが有力だ。触覚の3番目が長いのが特徴ということ以外、並べて比較しないとわからない。とりあえず、アブラゼミとする。

 

   

   

 外倉庫の屋根から垂れ下がっていたクモの巣に「ヒグラシ」が引っかかっていた。揺らしてみると少しバタバタしたので生きているが体力はかなり消耗しているようだ。このところ、オイラの顔がクモの巣にぶつかることが多い。それほどに、昆虫が多いともいえるわが農園だが、家の中も例外ではない。内緒だけど、年に2回ぐらいは家の中で顔をクモの巣に捕らえられてしまうことがあるくらいだ。台風一過の青空のもと、ヒグラシはきょうも山里に強力な電磁波を送信していた。

  

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台風はUターンをした

2018-07-29 20:22:18 | できごと・事件

 強力な台風12号の勢いは静岡に近づくにつれて天竜を迂回して直撃はなくなった。風も雨も思ったほど強くはなかった。コースは異例の九州方面に向かった。畑を見たらゴーヤやエゴマが倒れかけていた。

 

          

 キクイモやキュウリも倒れそうになっていた。影響は軽微というところでホッとする。前日に野菜の支柱を立てたりしたのも良かったのだ。いつもだと、近くの川の濁流の音が聞こえるはずだが、今回はあまり聞こえてこなかった。

 

         

 倒れそうだったキュウリ畑に対しては杭を打ち補強をする。予定していた集落の道路法面の草刈りは中止となった。それでも集落では、昨日からきょうもホウズキの収穫・出荷が精力的に行われている。期間限定なので大雨でもやるのだという。災害列島にいつもの日常が始まっている。連動して思いだしたようにヒグラシが全身をこめて鳴き始める。

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避難準備警報が出たぞ

2018-07-28 20:48:10 | できごと・事件

 台風12号がまもなく静岡に上陸しそうだ。今日の午後には避難準備警報が発令し、自主避難所も紹介された。なにせ、土砂崩れしそうな場所はいくらでもある。わが家の裏山も低いとはいえ石垣からの雨水がどくどく出てくる。その石垣も年々傾いてきている感じもしている。台所のレトロな窓ガラスはいかにもか弱い薄さなので、べニヤ2枚を打ちつける。

 

                    

 畑の隣に咲いていた「ハナトラノオ」は1mほどの高さなので、強風で倒れる恐れがある。そのうちの何本かを採って来て花瓶に入れてみた。台風前の余裕?なのだ。今晩は山側の寝室で寝るのはやめて居間で寝ることにする。

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熱中症対策はこれでどう!?

2018-07-27 21:15:51 | 特産品・モノ

 熱中症で毎日のように死者が出ている。わが家のようにエアコンが入っていない高齢者はいつ死んでもおかしくはない世界がやってきたわけだ。扇風機やエアコンの風がやや苦手なオイラとしては他にいい方法がないか模索中だ。そんなとき、和宮様が「これでどうじゃな」と下賜されたのが「塩分チャージタブレッツ」だった。

 食べてみるとクエン酸やブドウ糖や食塩などがミックスされたタブレットが口に沁み出す。融ける心配もいらず塩飴より手軽に食べられるのがいい。製造はカバヤ食品、30粒ほど入っている。

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睦ましいトンボ夫婦

2018-07-26 20:27:54 | 生き物

                  

台風が近づくにつれ今までの灼熱の天気ががらりと変わっていく。突然空が曇っていき雨が追ってくる。そんなおり、「オオシオカラトンボ」の夫婦がエゴマのそばで一緒にいる。お互いに近づいたり離れたり仲が良い。シオカラトンボよりややがっしりした体をしている。メスは体を曲げてこどもを産む動作をときどき放つ。

 

          

 庭では「コミスジ」(タテハチョウ科)がなわばりを守っていた。止まるときは翅を大きく広げてくれるので、模様がよく見える。模様の白色帯が3本あるのでわかりやすい。一番上の白色帯がローソクみたいだと自前で覚えておく。食草はクズなどのマメ科なので、クズの解放区のわが家には常連のわけだ。

 

          

 家の中には「ノコギリカミキリ」(カミキリムシ科)のメスがやってきた。最初は和宮様が「ゴキブリかと思うたが、どうもようすが違うでな」と言うし、おいらもゴミムシかと思った。手掛かりは髭だった。オスの髭はいかにものこぎり状でわかりやすいが、メスの髭?はソフトなので分かりにくかった。畑にも庭にも家にも飛び回る昆虫がいること自体ありがたいことだ。カミキリムシは樹木に巣くう害虫だけど。

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黒ニンニク第1号できあがり

2018-07-25 16:41:49 | 食彩・山菜・きのこ

 6月上旬に収穫したニンニクのいくつかを今月上旬に黒ニンニクづくりを開始。「づくり」といっても、電子ジャーにニンニクを並べて2週間ほどずっと保温するだけだが。ちなみに、ジャーは東芝製ではなくて「タイガー魔法瓶」製だ。シンプルな機能が良かったのか、無事成功したようだ。一部焦げすぎたものもあったが、味はまあまあおいしくできていた。これを毎日ひとかけら食べて灼熱の夏を乗り切ろうという作戦だ。

 

            

 昨年のニンニクづくりは大失敗だったが、今年は順調に生育できた。黒マルチをやったこと、竹マルチで冬を乗り切ったこと、種(福地ホワイト六片)が新鮮でしっかりしていたことなどが良かったようだ。毎年同じようにやっているつもりでも、天候やちょっとした配慮で結果が違ってくる。その意味ではプロの百姓には脱帽するばかりだ。午後やっと待望の雨がやってきたが降り方がゲリラチックなので作業や野菜への影響が心配だ。      

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東芝のニヒリズム

2018-07-24 20:17:49 | 特産品・モノ

 エアコンのないわが家にとっての冷房家電は、「扇風機」だ。手動の団扇も大いに併用しているけどね。メディアはしきりにエアコンを買え・使えと、しかもつけっぱなしが効果があると喧伝する。隙間だらけのわが家には扇風機が似合うと、数年前、安物の扇風機を買い変える。買ったのはたまたま東芝製だった。しかし、しばしば止まってしまう。叩くと直ったりしたが、あまりに頻繁なのでネットの「取説」で原因を調べた。どうも台座と支柱がしっかりかみ合っていなかったようだ。本体にぶつかると緩んでいったようだ。そんなことが何回かあった。ネットの「取説」は高齢者にはとっても操作しにくいし、字も小さく、わかりにくい。

 

                      

 極め付きは「掃除機」だ。機能が繊細過ぎてちょっとしたことで止まってしまう。ゴミが溜まってないのにエラー表示が出たり、低い段差に当たるとすぐ止まってしまう。いろいろ機能は豊富だがあまりに使い勝手が悪い。すぐ返品すればよかったがぐずぐずして機会を失う。これもたまたま東芝製だった。

 

        

 パソコンも東芝製だった。このパソコンも機能は豊富だが複雑でなかなかマスターできない。消費者目線が皆無だ。30年前と基本が変わっていない事項も少なくない。これら東芝の電化製品に特長的なのは、目先の機能重視で社内のプレゼンテーションをまずは合格して商品化するという、消費者本位ではない小賢しい空気が蔓延していることを感じる。これらの製品を前にして東芝の衰退がなるほど理解できる。経営者も技術者も企業倫理や理念が欠落している。今日の大企業もそこが揺らいでいる。世界的な競争原理だけに眼を奪われて本来的な社会貢献を地道にやっていく真摯さが欠如している。

 宮仕えしていたオイラも、管理職のイライラしたニヒリズムを嫌というほど浴びせられてきた。それと同じ構図を東芝にも政権にも感じられてならない。

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梅漬けの「土用干し」バッチリ

2018-07-23 21:09:58 | 食彩・山菜・きのこ

 昨年は天候が悪くて梅の土用干しが十分できなかった。竹の盆ザルがことごとくかびてしまうほどだった。それに凝りて今回はプラスティックの盆ザルを購入する。漬けていた梅を一つひとつ並べていく。記録的な熱波の「おかげ」でよく乾く。「土用干し」は、7月21日ころから8月7日ごろだから時期もばっちり。

 

             

 畑で採れた赤紫蘇も一緒に干す。これだけ暑ければ殺菌も水分蒸発もいいが、長く干してしまうと果肉が硬くなってしまう。今回は梅の量が少なかっただけに作業は楽になったようだ。例年だと和宮様が髪振り乱して「梅仕事」をしていたが、今回は余裕を持ってのぞめた。

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「座頭虫」がやってきた

2018-07-22 21:05:42 | 生き物

 以前、キャンプ場やその下見でよく出会った「ザトウムシ」がわが家にやってきた。目は退化しているので触覚が発達しているのと、その長い脚で歩き回ったりして餌を捕獲する。名前の由来もそこからくる。いっけん、クモに似ているが、糸は出さないし、頭と腹との境がなく一体化している。分類上ではまだ諸説あり、最近ではサソリに近い仲間という。といっても、ザトウムシは無害だ。餌は肉食を中心とする雑食性。日本のザトウムシの多くは世界最大の大きさだという。

 熱帯・亜熱帯に多いザトウムシは、これから亜熱帯化する日本にも多くなるに違いない。それにしてもわが家にやってくるなんて、やっぱりわが家がキャンプ場の環境に似ているということなんだなー!?

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