各都道府県が毎年持ち回りで開催している「国民文化祭(国文祭)」。今年は10月4日から11月3日まで秋田県内各地で「第29回国民文化祭・あきた2014」として開催されていた。
内容は官民多岐にわたり、毎年恒例のイベントを国文祭に連動というか内包したようなものもあって、あまり国文祭をやっているという実感がなかった気もするけれど、週末の秋田県民会館周辺などはイベントに来たらしき人(ロゴ入りの袋を持っている)をよく見たような気もする。
以前紹介した産業会館跡地の庭園のほか、川反の料亭の女将の発案で三丁目橋と四丁目橋に電飾をしたり(写真を撮り損ねましたこの記事で紹介しています)、街中を歩くだけで分かる催しもあるにはあった。
ちなみに、秋田駅-なかいち周辺-秋田市文化会館を結ぶ無料シャトルバスが、期間中(11月2日まで)の土日祝日に20分おきに運行されていた。おそらく秋田市の国文祭実行委員会によるもの。秋田駅は西口のフォンテ前が乗り場(種苗交換会のシャトルバス発着場に使われたことがあった)。
使われた車両は中央交通グループの大型貸切車両。秋田市の国文祭のラッピング広告が施さた空港リムジン用車両(こちらで紹介)や「CHUO KANKO」表記の子会社の車両が使われていたようだ。見た限り利用者は多くなく、距離も短いのだから、路線車両で充分だったのでは…
ともかく、国文祭は今日3日をもっておしまいで、「フィナーレイベント・閉会式」が開催された。
秋田県には国指定の「重要無形民俗文化財」が17あって、都道府県別では最多。フィナーレイベントでは、そのすべて(と太平洋側3県の行事)が秋田市のエリアなかいち周辺に集結して披露されることになっていた。
各行事の性格上、いくつかは屋内で行われるが、中土橋、仲小路、そして広小路を通行止めにした屋外で行われるものもある。(仲小路は屋台などの関連イベント会場として)
広小路のうち久保田町交差点~キャッスルホテル・なかいち前の丁字路の間が9時から15時まで通行止めとなった。
相変わらずヘタクソな文字の県警道路情報板
広小路が通行止めされることは、昭和40年代の歩行者天国や竿燈まつり会場以降、長らく皆無だったと思われる。
しかし、ここ数年は、駅伝の走路などとして広小路が使われることがあり、年に2回くらい通行止めとなっている。ただし、それは日曜日の午前中の数時間であり、今回の6時間は長い。
路線バス(広小路は一方通行なので下り便のみ)は南大通りを迂回運行した。
まあ日曜だし一般車両はどうにでもなりそうだけど、路線バスの遅延やリムジンバス利用者が戸惑わないかは気になった。
実際には、一般車両には大きな混乱はなさそうだった。木内前バス停には案内のスタッフが2名配置されており、午後の段階では、いちばん大回りの迂回となる通町付近で5分強の遅れで運行していた。二丁目橋交差点の信号のサイクルを、一時的にもう少し早くすれば、もう少しはスムーズになりそうな気もした。
通常なら平日朝に1本しか走らない、二丁目橋交差点を北進し、通町橋方向へ向かう路線バス
来年は「東北六魂祭」が秋田市で開催されるそうなので、ひょっとしたらその時もこのような形態で行う計画であり、そのための各機関の予行演習を兼ねているのかな? などと勘ぐってみたり。
2日から今日にかけて、風と雨が強い悪天候だった。時々衛星放送が受信できなくなるような状態。
今日の昼はごくたまに日が差して雨はさほど降らなかったが、暴風警報がずっと出ていた。風速10メートルほどの風が常に吹き、最高気温は15.0度で寒く感じた。秋田の晩秋から初冬にかけては、よくある天候ではあるが、少々強め。
そのため、屋外で行う予定だった行事の多くが屋内に変更された。
エリアなかいち「にぎわい広場」で行われる予定だった竿燈まつりは、秋田駅東口のアルヴェに会場を変更することが前日のうちに決定。当日には他の6行事が、なかいちの「にぎわい交流館AU」内に変更された。
屋外で行われたのは、にぎわい広場でのフィナーレイベントの開会セレモニー(知事のあいさつ等)と広小路と中土橋での土崎、花輪、角館の曳山行事、刈和野の大綱引き、六郷の竹打ち、だけになってしまった。
竿燈は風の影響を受けやすく、屋内でやるにしても天井が高くないとできないので、ちょっと遠いけどアルヴェにしたのだろう。
【4日追記】この結果、報道によれば、にぎわい交流館は収容人数を大幅に上回る来場者が殺到、急遽、演目ごとの入れ替え制にしたものの、3階までの階段に行列ができて2時間並んだり、目当てのものを見られなかったりした人がいたという。
通りがかりにちょっとだけ、ざっと(イベントそのものではなく、全体の雰囲気を)見てきた。
通行止め区間西端の広小路のキャッスルホテル・なかいち前の丁字路交差点(半分スクランブル式になった)では、車両用信号が点滅、歩行者用は消灯して、警察官や誘導員が配置されていた。
向かい側がにぎわい広場
やることがなくなったにぎわい広場は、がらんとしていたものの、通りを歩く見物客は思っていたより多くてにぎやか。
ただ、上の写真の通り、歩道を仮設の柵で区切っていたものの、それが必要なほど人が多くはなかったし、どっち側を歩いても誰にも何も言われなかった。
アトリオン~大手門の堀付近の車道中央に横たわる物体は…
柳葉さんの地元であり、「笑っていいとも」のテレフォンショッキングに出演した際は、模型を使ってタモリさんに説明した、大仙市の「刈和野の大綱引き」が終わったところだった。今日も柳葉さんご自身がいらしていたとのこと。
路面に細い筋が付いていたのは、綱が動いた跡だろうか。
重機で大綱を撤去
そういえば、今年は国文祭やアフターDCののぼり旗(魁では「桃太郎旗」)を、お堀沿いや旭川沿いには立てていない。秋田駅東口などにはあるので、風で飛ばされることや管理がしづらいので、水辺に立てるのはやめたのだろうか。
紅葉が残る中土橋通り
中土橋通りの県民会館の前(下)には、3行事の曳山(角館は2台、他は1台ずつ?【4日追記】実際には各行事とももっと多くが参加したらしい)が縦列で待機。多くの人が集まっていた。
※正確には「土崎神明社祭の曳山行事」「角館祭りのやま行事」「花輪祭の屋台行事」と表記する模様
手前から角館、花輪、土崎かな
3つの山車が一度に、しかも紅葉の中に揃うは極めて珍しいのでしょう
写真の通り、中土橋付近のケヤキは落葉せずに葉が残っているものもあった。
大手門の堀は一面の枯れたハス
まもなく、恒例のハスの撤去作業が始まりそう。今年は、事前に申請すれば、刈り取ったハスを払い下げてもらえるそうだ。弘前公園で桜の剪定枝を配るようなもんか。
穴門の堀。こちらのケヤキは落葉が進む。和洋高校のイチョウもだいぶ落ちていた
お堀の円形の噴水が、風にあおられて形が乱れている。
この強風により、被害が発生。
お決まりの屋根が飛んだのは1件(八橋地区)しか報道されなかったが【4日補足・翌日にはそれ以外にも発生したことが報道された】、国文祭フィナーレイベント会場(なかいちのにぎわい広場)で、人的被害が発生してしまった。風で看板が飛んで来場者に当たり、鼻を骨折したとのこと。
嵐の国民文化祭フィナーレとなってしまった。これはたまたま運が悪かったのだろうか?
過去の開催地の国文祭の日程を見ると、期間中に文化の日を含むことが多いが、必ずしもその必要はないようだ。10月中に終わったこともある。
3日は「“文化”の日」だし、3連休最終日だし、あまり遅い時期だと雪が降りかねないし、だから秋田では3日にしたのかなと漠然と考えていた。
ところが、あることを思い出し、11月3日に秋田で屋外イベントを行うのは、大きな過ちだったのではないかと思えた。
AAB緑川アナウンサーが言っていた「秋田の特異日」のことである。
※と思ったら、緑川さんの名がAABのアナウンサーのページからなくなっていた。辞めたの? わりと最近ニュースを読んでいた気がしたのに。【4日追記】そういえば、9月末のサタナビっであいさつをしていた。番組降板のあいさつかと思ったのだが、退社のあいさつだったのか。
【19日追記】その後、衆議院が解散されることになり、解散後の選挙にミンシュ党秋田2区から、なんと緑川さんが立候補することが18日に判明。当初予定されていた来春の選挙出馬を目指してAABを退社したそうだが、解散の話が急に湧いて前倒しされたことになり、ある意味ベストタイミングでの退社だったのかも。
ちょうど1年前放送のサタナビっ!で、「緑川が考える“秋田の特異日”」として、晴れ、雨、雪の天候の出現率が高い日を、それぞれ2日ずつ挙げていた。
「雨の特異日」は、60%の5月13日と、63%の11月3日。
全国的というか東京など太平洋側では「晴れの特異日」として知られる文化の日も、秋田では逆の特異日なのだった。
3日に限らずとも、種苗交換会が開かれる10月末から11月初めは、冬を予感させる晩秋らしい悪天候が続くことが多い。
だから、この期間に屋外イベントがある国文祭フィナーレを持ってくること自体、間違っているようにも思えるが、よりによって、年間でいちばん雨が降る日にしてしまうとは、大間違いだったのではないだろうか。
特異日のメカニズムについては、よく分かっていないようだ。でも、統計として、その天候になりやすいのは、紛れもない事実。
今回の国文祭全体は秋田県庁が取り仕切っているようだから、フィナーレの日程決定もそうだろう。とすれば、秋田県知事の権限。
サタケ知事は、理系を自負しておられて「データで物事を判断する」という感じのこともどこかでおっしゃったはず。
だったら、国文祭の日程を決める時は、データに当たらなかったのだろうか。
知っていたら、半分超の割合で雨が降るという日を選んだろうか。
※開会式は皇族が来られたので日程選定は厳しい条件があっただろうし、フィナーレも、交通規制や出演する各行事側の都合があっただろう。一方で、遠方から(演じるにしても見るにしても)来る人の後片付けや帰りのことを考えれば、3連休の最終日はあまりよくなさそうでもある。といっても、2日も雨だったけど…
秋田では11月3日などに屋外で何かを催すことは、よほどの自信(=天候相手だから運の強さ?)がない限り、避けたほうが無難かもしれない。
最後に、緑川さんに敬意を表して「緑川が考える“秋田の特異日”」を再掲しておきます。カッコ内はその天気の出現率。
晴れの特異日 5月28日(67%)、7月27日(67%)
雨の特異日 5月13日(60%)、11月3日(63%)
雪の特異日 1月16日(100%)、3月8日(90%)
内容は官民多岐にわたり、毎年恒例のイベントを国文祭に連動というか内包したようなものもあって、あまり国文祭をやっているという実感がなかった気もするけれど、週末の秋田県民会館周辺などはイベントに来たらしき人(ロゴ入りの袋を持っている)をよく見たような気もする。
以前紹介した産業会館跡地の庭園のほか、川反の料亭の女将の発案で三丁目橋と四丁目橋に電飾をしたり(
ちなみに、秋田駅-なかいち周辺-秋田市文化会館を結ぶ無料シャトルバスが、期間中(11月2日まで)の土日祝日に20分おきに運行されていた。おそらく秋田市の国文祭実行委員会によるもの。秋田駅は西口のフォンテ前が乗り場(種苗交換会のシャトルバス発着場に使われたことがあった)。
使われた車両は中央交通グループの大型貸切車両。秋田市の国文祭のラッピング広告が施さた空港リムジン用車両(こちらで紹介)や「CHUO KANKO」表記の子会社の車両が使われていたようだ。見た限り利用者は多くなく、距離も短いのだから、路線車両で充分だったのでは…
ともかく、国文祭は今日3日をもっておしまいで、「フィナーレイベント・閉会式」が開催された。
秋田県には国指定の「重要無形民俗文化財」が17あって、都道府県別では最多。フィナーレイベントでは、そのすべて(と太平洋側3県の行事)が秋田市のエリアなかいち周辺に集結して披露されることになっていた。
各行事の性格上、いくつかは屋内で行われるが、中土橋、仲小路、そして広小路を通行止めにした屋外で行われるものもある。(仲小路は屋台などの関連イベント会場として)
広小路のうち久保田町交差点~キャッスルホテル・なかいち前の丁字路の間が9時から15時まで通行止めとなった。
相変わらずヘタクソな文字の県警道路情報板
広小路が通行止めされることは、昭和40年代の歩行者天国や竿燈まつり会場以降、長らく皆無だったと思われる。
しかし、ここ数年は、駅伝の走路などとして広小路が使われることがあり、年に2回くらい通行止めとなっている。ただし、それは日曜日の午前中の数時間であり、今回の6時間は長い。
路線バス(広小路は一方通行なので下り便のみ)は南大通りを迂回運行した。
まあ日曜だし一般車両はどうにでもなりそうだけど、路線バスの遅延やリムジンバス利用者が戸惑わないかは気になった。
実際には、一般車両には大きな混乱はなさそうだった。木内前バス停には案内のスタッフが2名配置されており、午後の段階では、いちばん大回りの迂回となる通町付近で5分強の遅れで運行していた。二丁目橋交差点の信号のサイクルを、一時的にもう少し早くすれば、もう少しはスムーズになりそうな気もした。
通常なら平日朝に1本しか走らない、二丁目橋交差点を北進し、通町橋方向へ向かう路線バス
来年は「東北六魂祭」が秋田市で開催されるそうなので、ひょっとしたらその時もこのような形態で行う計画であり、そのための各機関の予行演習を兼ねているのかな? などと勘ぐってみたり。
2日から今日にかけて、風と雨が強い悪天候だった。時々衛星放送が受信できなくなるような状態。
今日の昼はごくたまに日が差して雨はさほど降らなかったが、暴風警報がずっと出ていた。風速10メートルほどの風が常に吹き、最高気温は15.0度で寒く感じた。秋田の晩秋から初冬にかけては、よくある天候ではあるが、少々強め。
そのため、屋外で行う予定だった行事の多くが屋内に変更された。
エリアなかいち「にぎわい広場」で行われる予定だった竿燈まつりは、秋田駅東口のアルヴェに会場を変更することが前日のうちに決定。当日には他の6行事が、なかいちの「にぎわい交流館AU」内に変更された。
屋外で行われたのは、にぎわい広場でのフィナーレイベントの開会セレモニー(知事のあいさつ等)と広小路と中土橋での土崎、花輪、角館の曳山行事、刈和野の大綱引き、六郷の竹打ち、だけになってしまった。
竿燈は風の影響を受けやすく、屋内でやるにしても天井が高くないとできないので、ちょっと遠いけどアルヴェにしたのだろう。
【4日追記】この結果、報道によれば、にぎわい交流館は収容人数を大幅に上回る来場者が殺到、急遽、演目ごとの入れ替え制にしたものの、3階までの階段に行列ができて2時間並んだり、目当てのものを見られなかったりした人がいたという。
通りがかりにちょっとだけ、ざっと(イベントそのものではなく、全体の雰囲気を)見てきた。
通行止め区間西端の広小路のキャッスルホテル・なかいち前の丁字路交差点(半分スクランブル式になった)では、車両用信号が点滅、歩行者用は消灯して、警察官や誘導員が配置されていた。
向かい側がにぎわい広場
やることがなくなったにぎわい広場は、がらんとしていたものの、通りを歩く見物客は思っていたより多くてにぎやか。
ただ、上の写真の通り、歩道を仮設の柵で区切っていたものの、それが必要なほど人が多くはなかったし、どっち側を歩いても誰にも何も言われなかった。
アトリオン~大手門の堀付近の車道中央に横たわる物体は…
柳葉さんの地元であり、「笑っていいとも」のテレフォンショッキングに出演した際は、模型を使ってタモリさんに説明した、大仙市の「刈和野の大綱引き」が終わったところだった。今日も柳葉さんご自身がいらしていたとのこと。
路面に細い筋が付いていたのは、綱が動いた跡だろうか。
重機で大綱を撤去
そういえば、今年は国文祭やアフターDCののぼり旗(魁では「桃太郎旗」)を、お堀沿いや旭川沿いには立てていない。秋田駅東口などにはあるので、風で飛ばされることや管理がしづらいので、水辺に立てるのはやめたのだろうか。
紅葉が残る中土橋通り
中土橋通りの県民会館の前(下)には、3行事の曳山(角館は2台、他は1台ずつ?【4日追記】実際には各行事とももっと多くが参加したらしい)が縦列で待機。多くの人が集まっていた。
※正確には「土崎神明社祭の曳山行事」「角館祭りのやま行事」「花輪祭の屋台行事」と表記する模様
手前から角館、花輪、土崎かな
3つの山車が一度に、しかも紅葉の中に揃うは極めて珍しいのでしょう
写真の通り、中土橋付近のケヤキは落葉せずに葉が残っているものもあった。
大手門の堀は一面の枯れたハス
まもなく、恒例のハスの撤去作業が始まりそう。今年は、事前に申請すれば、刈り取ったハスを払い下げてもらえるそうだ。弘前公園で桜の剪定枝を配るようなもんか。
穴門の堀。こちらのケヤキは落葉が進む。和洋高校のイチョウもだいぶ落ちていた
お堀の円形の噴水が、風にあおられて形が乱れている。
この強風により、被害が発生。
お決まりの屋根が飛んだのは1件(八橋地区)しか報道されなかったが【4日補足・翌日にはそれ以外にも発生したことが報道された】、国文祭フィナーレイベント会場(なかいちのにぎわい広場)で、人的被害が発生してしまった。風で看板が飛んで来場者に当たり、鼻を骨折したとのこと。
嵐の国民文化祭フィナーレとなってしまった。これはたまたま運が悪かったのだろうか?
過去の開催地の国文祭の日程を見ると、期間中に文化の日を含むことが多いが、必ずしもその必要はないようだ。10月中に終わったこともある。
3日は「“文化”の日」だし、3連休最終日だし、あまり遅い時期だと雪が降りかねないし、だから秋田では3日にしたのかなと漠然と考えていた。
ところが、あることを思い出し、11月3日に秋田で屋外イベントを行うのは、大きな過ちだったのではないかと思えた。
AAB緑川アナウンサーが言っていた「秋田の特異日」のことである。
※と思ったら、緑川さんの名がAABのアナウンサーのページからなくなっていた。辞めたの? わりと最近ニュースを読んでいた気がしたのに。【4日追記】そういえば、9月末のサタナビっであいさつをしていた。番組降板のあいさつかと思ったのだが、退社のあいさつだったのか。
【19日追記】その後、衆議院が解散されることになり、解散後の選挙にミンシュ党秋田2区から、なんと緑川さんが立候補することが18日に判明。当初予定されていた来春の選挙出馬を目指してAABを退社したそうだが、解散の話が急に湧いて前倒しされたことになり、ある意味ベストタイミングでの退社だったのかも。
ちょうど1年前放送のサタナビっ!で、「緑川が考える“秋田の特異日”」として、晴れ、雨、雪の天候の出現率が高い日を、それぞれ2日ずつ挙げていた。
「雨の特異日」は、60%の5月13日と、63%の11月3日。
全国的というか東京など太平洋側では「晴れの特異日」として知られる文化の日も、秋田では逆の特異日なのだった。
3日に限らずとも、種苗交換会が開かれる10月末から11月初めは、冬を予感させる晩秋らしい悪天候が続くことが多い。
だから、この期間に屋外イベントがある国文祭フィナーレを持ってくること自体、間違っているようにも思えるが、よりによって、年間でいちばん雨が降る日にしてしまうとは、大間違いだったのではないだろうか。
特異日のメカニズムについては、よく分かっていないようだ。でも、統計として、その天候になりやすいのは、紛れもない事実。
今回の国文祭全体は秋田県庁が取り仕切っているようだから、フィナーレの日程決定もそうだろう。とすれば、秋田県知事の権限。
サタケ知事は、理系を自負しておられて「データで物事を判断する」という感じのこともどこかでおっしゃったはず。
だったら、国文祭の日程を決める時は、データに当たらなかったのだろうか。
知っていたら、半分超の割合で雨が降るという日を選んだろうか。
※開会式は皇族が来られたので日程選定は厳しい条件があっただろうし、フィナーレも、交通規制や出演する各行事側の都合があっただろう。一方で、遠方から(演じるにしても見るにしても)来る人の後片付けや帰りのことを考えれば、3連休の最終日はあまりよくなさそうでもある。といっても、2日も雨だったけど…
秋田では11月3日などに屋外で何かを催すことは、よほどの自信(=天候相手だから運の強さ?)がない限り、避けたほうが無難かもしれない。
最後に、緑川さんに敬意を表して「緑川が考える“秋田の特異日”」を再掲しておきます。カッコ内はその天気の出現率。
晴れの特異日 5月28日(67%)、7月27日(67%)
雨の特異日 5月13日(60%)、11月3日(63%)
雪の特異日 1月16日(100%)、3月8日(90%)
ただ、成人式と同じで明日締めがまだ良かったのかも。
昨日の三重の駅伝や例年日本シリーズの最終戦がくるこの11月文化の週は太平洋ベルトは良くても東日本全体ぐずついてるよう。
大学生時代の文化祭も県外でしたが雨があり、昨年日本シリーズも田中が雨のなかなげてました。
国文祭フィナーレが六魂祭やおなごりのようなのは意外。
なんか「秋田県民歌の県民大合唱」とかかと思ってました。
テレビラジオ全局で規定時間に県民歌を中継するという感じの。
秋田は5日が快晴の予報で、せめてあと2日遅ければ…と思ってしまいます。
秋田市の新成人のつどいは、帰省して出席する人のことを考えて、前倒しで日曜日にやるようになったんでしたね。
言われてみれば、国文祭フィナーレというより「文化財の集い」的だったようにも思えます。
こういう形式のイベントも、5年に1回とかたまにやってもおもしろそうです。
ただ、秋では晴れやすい10月が今年は多雨でした。
今年の秋田市では1日夜に突風被害などは出たものの、例年とは違う、まだ秋ただ中のような気候が続きました。
2023年はやはり特異な天候の年です。