広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

雪の太子神社

2019-12-05 23:30:38 | 秋田の季節・風景
北日本の天候は3日から荒れ模様。北海道は猛吹雪、秋田県の一部では急にどっと積もり、横手市や湯沢市では70センチ、秋田市雄和でも30センチ。
秋田市街地でも今シーズン初の本格的積雪で最大で9センチ。気温は1度前後、風が強い時もあった。
現時点では大きな被害もなく、いつもの冬が始まったなという感じ。

ちなみに、青森県も風や寒さはあるものの雪の降り方は異なるようで、青森市は5センチ前後で推移し、5日夜から急に増えだして20センチ超。弘前市では、驚くことにほぼずっと0。
雪って(雨もだろうけど)のはピンポイントでだいぶ違うもんだ。


4日、秋田大学手形キャンパスの裏側に行ったら、手形山の西斜面の木々に、きれいに雪が着いていた。なお、千秋公園では西斜面よりも東側の木ほうが雪が着いている感じだった。
手形山のふもとには、太平山三吉神社以外にも、いくつかの大規模ではない寺社がちらほらある。
ふと、目についた神社へ立ち寄ってみた。
大きなケヤキと緩やかな階段
除雪されていないが、冬靴なら問題なく上ることができる積雪。
「太子神社」だそう
後で調べると、地元では「てしこさん」と呼ばれ、聖徳太子と大山祇神(おおやまつみのかみ)を祀る。境内には「金毘羅さんの石碑」や「夫婦杉」もある。

横を見れば、
真っ白な木々
手形山の林が広がる。上は手形山団地だし、さすがにここまではクマは来ないとは思うけど、昨今の状況からすれば夏場はちょっと怖い。
実は、数年前の夏か秋にも、やはり雰囲気にひかれて、階段を上がったことがあった。すると、大木の根本にハチの大群がぶんぶん集結していて、冷や汗をかいて逃げ帰ったことがあった。今回は、静かにお参りできた。

階段の上・神社境内は海抜20メートルほど、下の秋大近辺が10メートルなので、差し引き10メートル上がった。なお、手形山の標高は97.8メートル、団地の辺りで50メートル。
境内から振り返ると、
住宅や秋大が見下ろせる(秋田駅方面も見えるが、さほど眺めがいいわけでもない)

以上、モノクロで撮ったかのような、雪国ならではの風景。それもいいけど、ちょっとだけ鮮やかな写真を最後に。
残った紅葉と雪
先月、紅葉の記事で、桜の紅葉がきれいなことに触れたが、白い花を咲かせる桜の中に紅葉がとても遅いものがあった。
保戸野の秋田工業高校近くの旭川沿いにあり、赤黒い果実もならせる木。
他の桜が落葉した頃から雪が降る直前にかけて、やはり色鮮やかに紅葉していたようだ。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする