広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

始発こまちの旅

2017-03-20 23:39:14 | 旅行記
先週後半、秋田新幹線で東京へ。秋田新幹線は22日で開業20年
上りの始発列車である、秋田6時08分発「こまち6号」を利用。
「Treasureland TOHOKU-JAPAN」は1年前から掲出されている訪日外国人向け観光ロゴマーク
空が明るくなり始めた【21日補足・日の出の時刻を過ぎてはいる】ものの、小雨の秋田市。

秋田市郊外の田んぼでは積雪は消えて地面が見えていたが、内陸部へ入ると、田んぼはまだ雪に覆われていた。
大曲-角館間
その田んぼは、全体に霞んでいた。
雪が降っているかと思ったがそうではなく、田んぼから霧が出ているらしく、雪融け時期によく見られる現象だそう。
角館手前の桧木内川付近。向こうの山のてっぺん部分に霧がかかっている

田沢湖を過ぎると、霧は晴れた。田んぼがなくなったせい?
国道46号線沿い
低い山の斜面では、木々の根本部分から円形に雪が融ける“雪根開き(関連記事)”により、ぽつぽつと地面が見える。
当ブログ定番の地点。路面も雪はなし(2010年2月

車窓からも春が近いことが分かるなと思いながら、岩手県境にさしかかると、
新しく雪が積もっている!
クリスマスツリーのように、木々は真っ白。冬景色になった。

盛岡市が近づくとさすがに雪は減ったものの、以降、岩手、宮城、福島とほぼずっと雪がうっすらと積もっていた。仙台も雪が降っていた。
那須塩原でやっと雪がなくなった。

この上りこまちの始発は、角館、田沢湖、上野を通過する速達列車。
過去のダイヤで2号だった頃からそう(初期は大宮も通過していたはず【21日追記】2009年春までは通過)で、TBS「さんまのSUPERからくりTV(2014年終了)」の替え歌選手権コーナーにおいて、狩人の2人の仲が悪いことを題材にした「あずさ2号」の替え歌、「こまち2号」で「♪6時2分の『こまち2号』は あなたが住んでる最寄り駅 通過します」と歌われた。

僕はこれまで、この始発こまちに乗ったことは、20年間で1~2度しかない。避けていた。
理由は、そこまで早起きして急ぐ旅ではなかったこともあるが、始発かつ速達列車ということで、利用者が多く、混雑するイメージがあったから。
続行して運行される臨時列車(最近はあまり設定されないが、かつては週末などによく走っていた)に、あえて乗ったこともあった。
一方で、利用が多くなさそうな時間帯の列車利用を条件に、料金が安いパックツアーでは、この始発列車も対象とされており、実はさほど混まないのかもと思っていた。

今回は、平日ということもあったのか、混雑していなかった。2人掛けの2席とも空席という座席がちらほら。
大曲で乗って盛岡で降りる人はやや多い印象を受けたが、秋田や大曲から乗って仙台で降りる人はあまり多くなかった。
また、他の時間帯のこまちでは秋田-仙台間よりも、仙台-東京の間だけで利用するビジネスマンのほうが多くて同区間で混雑する傾向もあるが、今回は仙台駅から乗りこんでくる人もほとんどいなかった。
これらは、仙台着8時15分なので、秋田から仙台へ用足しに行く人には若干早すぎ、東京着9時47分では、仙台から東京へ朝イチで向かう人には、若干遅いということなのかもしれない。結果的に秋田から東京へ行く人向けの列車になっているようだ(だから三連休などの初日は混雑しそう)。


車掌は盛岡新幹線運輸区の担当(少なくとも盛岡まで。盛岡以降は不明)。
特急「たざわ」時代から、盛岡の車掌が乗務することはあったが、始発がそうだとは知らなかった。
上記のような天候だったため、盛岡駅では恒例の「車体(の足回り)に付いた雪を落とす作業」が行われ、停車中の床下でゴンゴンと音がした。それにより1分遅れで発車するも、仙台までに回復。

車内販売のスジャータのアイスクリームが、いつの間にか260円から280円に値上がりしていた。市中店舗のハーゲンダッツなんかも同じくらい上がっているから、仕方ないね。【21日追記】過去の記事や記録を見たら、2013年9月では260円、2014年8月の時点で270円に値上がり、昨2016年5月の時点で既に280円になっていた。

E6系普通車の座席前のテーブルは、耐重量が5キロと表示されている。今回、東海道新幹線のN700系にも乗ったのだけど、そちらは10キロとなっていた。
両者のテーブルの見た目は、さほど違わないけれど、そう言われてみれば、N700系のほうが頑丈そうに見えなくもないけど、倍も違うようには見えない。


今回は、東京でちょっとした用があったのだけど、相変わらず人が多くてウンザリ。以前よりも人が増えたような気がしなくもない。参った。
東京の話題はアップしませんが、東京から足を伸ばした先について、続きます
コメント (7)
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