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謎の道路標示

2015-08-21 19:36:08 | 秋田のいろいろ
道路の路面に白やオレンジ色で引かれた「道路標示」。
運転免許証を持つ者なら、そのすべてを理解していなければならない。
実際問題として、秋田のような積雪地では冬は意味を成さないのは仕方ない。しかし、見えている季節でも、緊急車両出入口などの「停止禁止部分」や横断歩道上に平然と停まる車が少なくないなど、理解していないのか、見えていないのか、そんな運転者が少なくないのが実情。

などと偉そうなことを書いておきながら、今週、どうしても意味が分からない道路標示が出現した。ご存知の方、教えていただけないでしょうか。
秋田市楢山の県道28号線「刈穂橋東」交差点。
先週までは、県道を横断するための横断歩道の線だけが、ごく普通に引かれていた。
今週、その隣(交差点内側)に、
新たな白線が!
歩道側から見ると、横方向が斜めのハシゴ形。あるいは「自転車横断帯」の中に斜め線を引いた感じ。
交差点内にこの1本だけで、他の横断歩道は従来のまま。

一見、横断歩道に付随しているようなので、何らかの横断位置を示すかに見える。しかし、歩道との境には縁石や柵があるから、ここを渡れという意味ではない。

路上で見られる斜め線の標示には、上記「停止禁止部分」のほか、車線分岐の手前などにある「導流帯」、「立入り禁止部分」なんかがあるけれど、ここのものは立地としても形状としてもいずれも違う。

道路と平行方向ではなく、車道全体を遮るように両方向車線にまたがって線が引かれるのも、横断関係以外では例がないのではないだろうか。

実はこの道路では、工事が行われている。
「悪くなった舗装を直しています」
そのせいか、この地点から交差点外側方向に向かって、工事途中っぽいザラザラした路面になっている。交差点内には「この先段差あり」という看板も立っている。
ということは、「ここから路面状況が悪いから気をつけてね」という意味だろうか。だとしても、法令上はそのような意味を持つ道路標示はなさそう。
多くのドライバーは気にせずに通ってしまい、それで問題ないのだろう。でも、何か重大なことを教えてくれているのを見過ごす結果になるかもしれない。道路利用者(運転者はもちろん歩行者も)として知っておくべきだと思う。
何なんでしょう?

【9月22日追記】工事区間の反対側の端、イオン秋田中央店前の交差点と太平大橋の中間付近にも同じペイントがあった。
こちらは横断歩道に隣接しておらず、道路の途中に線が引かれている状態。横断歩道と間違える人はいないかと思うが、いろんな人がいるわけで、(段差はあるが柵はないから)勘違いして渡る人がいないとも言い切れない。

※この後、10月末までにはきれいにアスファルトが敷かれて工事が終わり、謎の白線もなくなった。

別の道路では、スプレーで同じような斜線を広範囲にペイントしていた。そちらは、一見して段差があるのだと分かる状況だった。
コメント (4)
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