高齢世帯の1年間の総所得の平均は303万円(全世帯の平均は
548万円)そして収入の7割が年金頼みと言われてる、又年金
収入が50万円以下の「生活苦」といわれる高齢者が全体の約2
割もいる、さらに60歳代の3割が金融資産ゼロ、金融資産40
0万以下の決して豊かでない層と合わせると4割を超えるという
ショッキングなデータもある。
実際老後の経済格差が拡大する要因はなんだろうか?雑誌プレジ
デントの特集記事を読むと3つの要因が考えられる。
一番目は現在富裕層と呼ばれる人の中には少なからず親からの遺
産で豊かになった人がいること、次に職業による収入、それによ
って貯蓄や年金に差がでることである、現在約4割が非正規雇用
である現状を見ると納得できる、最後に結婚、夫婦で働き続けれ
ば差はどんどん開いていく、遺産、職業、結婚、豊かさも貧しさ
も親から子へ、子から孫へと受け継がれていくのが今の日本であ
る。
それでも高収入の人が必ずしも安泰とは限らない、世帯主や家族
の急病や親の介護による離職、リストラなどで収入が激減、最悪
の場合、ゼロになってしまえば途端に家計は破綻する、やはり身
の丈にあった生活をすることが大切なのかもしれない。