団塊シニアのひとりごと

定年退職して13年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

大切なのは最後の職場

2017-05-27 06:14:41 | 会社

40年間勤めた会社で最後の職場には9年間在籍した、転勤の多い

職場で9年間は私にとって最長期間であった、役職離任、嘱託とい

う立場で30代~40代の若い仲間と63歳まで勤めた。

 

人数の多い職場ではなかったが最後の仕事は面白かった、熱心にや

ればやるほどやりがいがあった、若い担当者と同じ仕事、内務もあ

ったが東北各地の営業現場での仕事が主流であった。

 

定年退職した人間が思い出の残る職場として挙げるのは新入社員時

代や責任者として過ごした場所であったりするものだが私の場合は

最後の職場である、仕事に対する問題意識や価値観を共有できる同

僚と長い期間仕事ができたことも一因である。

 

連帯感、使命感、信頼感あってこその職場そして人間関係を学ぶ場

所でもあった、過去と呼ぶには近いけれどサラリーマンにとって大

切なのは最後の職場だと思う今日この頃である。


ある朝の光景

2017-05-23 05:56:22 | 街の風景

やわらかな日差しのなか、ゆきかう車、信号でとまった車にお礼を

いいながら渡る中学生、自転車に幼児を乗せた若い母親、犬の散歩

をしながら談笑する老夫婦、いつもと変わらないどこにでもある朝

の光景、この街に住んでることを実感できるひと時である。

 

今朝の主役は道端に咲いているツツジ、こんなにも鮮やかな色、花

は美しく咲くのはきっと花が自然に生きているから、花は媚びるこ

ともなく自分の意のままに生きてる。

 

こんなふうに人も生きることが出来たらいいだろうなあと 思いなが

ら歩くこと30分、さわやかな5月の風に吹かれて私の一日が始ま

る。

 

 

 


同じ感覚を持っている人とつながりたい

2017-05-20 06:17:09 | 言葉

「同じ感覚を持っている人とつながりたい」この言葉はNHKのBS

「100年インタビュー時は待ってくれない、アーティスト小田

和正」のなかで小田さんが語った言葉である。

 

自分の音楽に対し、女々しくしか聞こえないという人もいる一方、

ありふれた言葉で伝えるメロディーに懐かしさを覚え、共感して

くれる人もいる、そんな人たちのためにも頑張りたいという内容

であった。

 

「同じ感覚を持っている人とつながりたい」この言葉は、なぜか

共感でき、私のなかでは心地よい響きがあり、生きていくうえで

大切なことだと思っている。

 

なぜブログをやってるんですか?と聞かれたとき、私のブログは

コメントを閉じてるので言葉のキャッチボールはない、それでも

もしかしたら、いやきっと「同じ感覚を持っている人とつながり

たい」そのために続けてるのかもしれない。


忘れられないスポーツ観戦「仙台の奇跡」

2017-05-16 06:22:42 | スポーツ

 スポーツを観戦して気にいったチームやアスリートを応援してると

自分の気持ちも重ね合わせ競技に参加してるような状態になること

がある、そんなスポーツ観戦で私にとって忘れられない思い出があ

る。

 

今から12年前、2004年女子バスケットボールがアテネ五輪の

出場がかかったアジア選手権である、予選で1勝しかできず苦戦し

ていた日本が準決勝で韓国に前半リードを許していた、しかし延長

戦に持ち込んだ末に逆転勝利し、2大会ぶり3度目の五輪切符を手

にした。

 

この試合の会場が自宅から近い仙台市体育館であった、夜7時から

行われるこの試合五輪出場がかかってるだけに会場も盛り上がり観

客も一体感があり、ましてや一進一退の攻防そして大逆転、会場の

ボルテージは最高潮、これほど感動したことはなかった。

 

この試合こそいまだにバスケフアン及びマスコミの間で「仙台の奇

跡」と語り継がれてるのが納得できる、スポーツの魅力は選手が果

敢に挑戦しベストを尽くす姿をみるだけで自分も前向きな気持ちに

なれるもの、そして勇気をもらえる、12年たっても色あせない私

にとって忘れられないスポーツ観戦ベストワンである。


ゾウの「はな子」の生涯

2017-05-12 05:49:10 | 生き方

2016年5月26日ゾウの「はな子」が69歳で亡くなった、

東京都武蔵野市の井の頭動物園で飼育されていた日本で最高齢

のインドゾウ「はな子」、NHK「ドキュメント72時間」でも

紹介されおり、圧倒的な存在感でその巨体をゆらし人々を喜ば

せ生きる力を与える「はな子」に会いに来る人たち。

 

人懐っこい「はな子」に会いに40年も通い続けた人もいる、

しいときもつらい時も通う人、人にいえない悩みを打ち明け

る人、物いわぬ「はな子」が人の心を震わせる、「はな子」と

同じ年の団塊世代のなかには自分の人生と重ね合わせる人もい

る。

 

そんな「はな子」が69年の人生に幕を閉じた、本来は群れの

かで暮らすゾウが草木のないコンクリートの中で60年以上

も一頭だけ立ち尽くし生活する毎日、人間不信に陥り狂暴化し

た時もあった「はな子」、人気者で人の心を癒す魅力のある

はな子」は幸せだったんだろうか?

 

動物の幸せとはなんだろう?「はな子」の死を悼み次々と献花

行う来園者、人気者の死に衝撃を受けた人が多かったことを

物語ってる。

 

そして今年5月5日の子供の日に「はな子」の銅像の除幕式

東京都武蔵野市の吉祥寺駅前広場で行われたことは喜ばしいこ

とである、きっと、はな子がいなくなった喪失感が少しでも

らげばという思いと、いつまでも忘れてほしくないという願い

が込められて作られたと思う。