団塊シニアのひとりごと

定年退職して13年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

私にとって忘れられない不愉快な出来事

2024-02-24 06:06:45 | 会社

今から40年前私が30代のころ転勤先での職場の同僚、と

いっても4歳上の先輩との不愉快な出来事を今でも思い出す、

苦手意識はあったものの、同僚として特に問題もなく1年が

経過したが人事考課での評価が私より低かったことで、普段

とは違う彼の裏の本性がでた、職場の飲み会で自分のほうが

上だと上司がいる前で激高、あげくに翌日から私が挨拶して

も完全無視、目も合わせない、今思えばパワハラである、約

1ヵ月続いた。

 

全く低次元の幼稚な行動に憤りより情けなさを感じたものだ、

本来は彼と同期にライバル意識を持つべきなのに、後輩に嫉

妬、悔しさ、妬みの感情から嫌がらせに出たわけだ、それも

1ヵ月、何とも粘着質な行動にうんざり、さらに評価をした

上司がダンマリを決め込んだことにも人間不信と失望感に陥

ったことを今でも鮮明に覚えている。

 

その時思ったのは世の中には色んな人間がいて当たり前、そ

して人は変わらない、相手の行動は相手の問題、自分に非が

なければそれ以上考えない、そして2年後に彼は転勤になり

その後リストラで退職したけど、この経験は私のサラリーマ

ン人生で今だに忘れられない不愉快な出来事である。

 


定年後に思う会社のこと

2021-11-18 07:22:18 | 会社

40年間勤めた会社を離れて来年の3月で11年、今思うと会社と

ところは人間を勉強する場所でもあった、十人十色の人間が集

集団、たとえ人間的に通い合うものがない上司であっても生活

段として従い行動を共にしなければならない。

 

会社の目標は営利の追求、儲けること、どんなに高いビジョンがあ

っても儲からなければならない、だからこそ予算達成という目標に

むかって厳しさに耐え達成したときの喜びは格別のもがある。

 

それでも40年も勤めてれば悲哀や矛盾を感じることはいくどもあ

った、ただそれも今となっては断片的な記憶としてしか残ってない、

時間がすべて解決してくれるものだ。

 

苦悩や矛盾を感じながらも勤めあげたのはひとつの目的を共通にす

る者同士の結束で、できあがった集団での連帯感と使命感そして経

から苦難を乗り切る処世術が身についたからだと思っている。

 


サラリーマンが悲哀を感じる時

2021-05-13 05:39:48 | 会社

長年会社に勤めてると誰もが役職につき責任あるポストを任せら

れる、そしてあの人は会社の生き字引みたいな人などと評判がた

つと本人は悪い気はしないものである。

 

なかには今の会社があるのは自分がいるからだと勘違いし豪語す

もいる、その傾向は出世した人ほど強くなる、しかし定年退

を迎えると、その翌日からはもはや出勤はなくなる、仕事をし

てもいい。

 

周囲からは悠々自適ですねと言われるが本人にしてみれば解放感

あるものの喪失感も大きい、そして自分がいなくても会社は何

問題がないことに早い時期に気づくもので誰が抜けても代わり

いるのが会社である。

 

定年退職したら無職、いくら出世して偉くなった人でも無職、サ

ラリーマンなら多かれ少なかれ誰もが味わう定年退職当初の解放

感と喪失感、いわゆるサラリーマンが悲哀を感じる時である。

 


会社に未練を残さない

2018-08-30 05:18:11 | 会社

エッセイストの酒井順子さんが「職場の別れ」について言及して

る記事を興味深く読んだ、そこには定年退職した人が退職後も何

と会社に顔を出す人がいるものだが現役社員からみると、いか

にも過去の立場に恋々としてるという風に見えるもの、一度別れ

たら、いくら後ろ髪をひかれようが振り返らないのが企業戦士ら

しい引き際じゃないかという内容であった。

 

私の場合定年退職して7年の間に会社に顔を出したのは一度だけ

あるが基本的に酒井さんの意見に同感である、その理由は私がま

だ40代のころ、当時定年退職した先輩社員が、ある地方支店の

事務所に夕方になると顔を出し、麻雀や飲みに誘うため現役社員

が困ってるという話を聞いてたからだ、最初は先輩だし懐かしく

相手をしていたが頻繁なため、忙しいときは誰も相手にしてられ

ない、迷惑以外のなにものでもないという愚痴をよく聞いたもの

だ。

 

会社は居心地のよい仲間社会という気持ちも理解できないわけで

はないが定年退職すれば、ただの人で上司も部下もない、会社を

辞める側に必要なマナーは「未練を残さない」ということに尽き

ると思っている。


大切なのは最後の職場

2017-05-27 06:14:41 | 会社

40年間勤めた会社で最後の職場には9年間在籍した、転勤の多い

職場で9年間は私にとって最長期間であった、役職離任、嘱託とい

う立場で30代~40代の若い仲間と63歳まで勤めた。

 

人数の多い職場ではなかったが最後の仕事は面白かった、熱心にや

ればやるほどやりがいがあった、若い担当者と同じ仕事、内務もあ

ったが東北各地の営業現場での仕事が主流であった。

 

定年退職した人間が思い出の残る職場として挙げるのは新入社員時

代や責任者として過ごした場所であったりするものだが私の場合は

最後の職場である、仕事に対する問題意識や価値観を共有できる同

僚と長い期間仕事ができたことも一因である。

 

連帯感、使命感、信頼感あってこその職場そして人間関係を学ぶ場

所でもあった、過去と呼ぶには近いけれどサラリーマンにとって大

切なのは最後の職場だと思う今日この頃である。