団塊シニアのひとりごと

定年退職して13年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

高齢ドライバー事故に思うこと

2019-04-29 06:07:32 | 老後の生き方

最近高齢ドライバーにより痛ましい死亡事故が大きく報道されて

おり社会問題となっている、特に池袋暴走事故により妻子を亡く

した遺族の悲痛な会見、加害者を敬称で報道してるメディアへの

批判は私たちに強烈な印象を与えた事故だったといえる、だから

全国に免許証の自主返納を考えてる高齢者が増えてることも納

できる。

 

現在65歳以上の高齢ドライバーは1710万人、実に高齢者の

分が免許を持ってる、そのなかで75歳以上の免許保有者は約

570万人、この75歳以上の事故が増加傾向で昨年5歳以上

の運転者が起こした死亡事故は480件に上っている、認知症の

疑いもある運転者も含まれているという。

 

運転能力が衰える原因としては、認知機能が衰える、視野が狭く

なる、筋力が衰えてブレーキの踏み込みが甘くなり停止距離が長

くなる等が挙げられている。

 

 そこで今後大切なのは「運転のやめどきを見極める」時である、

しか生活に困る、車に代わる交通網がない、運転することが生

きがいなどの理由で、なかなか免許証を返納しない人が多いのも

確かである。

 

私も50年近い運転歴であるがいずれ、運転できない時がくる

とを覚悟しなくてはならないと思っている。


定年後の生きがいは人それぞれ

2019-04-21 06:01:06 | 生きがい

定年退職した人が抱く不安はお金、健康、そしてこれから何をする

か、ということだと言われてる、今までは仕事が生きがいではなか

ったにしろ毎日することがあったし、そのことが生活の基盤、そし

て生活のハリであった。

 

 

幸福感や充実感を感じるものが生きがいであるが、生きがいが無け

れば無味乾燥、たんなる惰性の人生、だから生きがいは必要という

のが一般的であるが、老後は無理に生きがいを求める必要はないと

思う。

 

 

それよりも世の中の出来事に好奇心を持つこと、一日ひとつずつ知

らないことを知る、ちょとした希望、愉しみ、夢中になれるものが

あれば十分、そこから生きがいにつながるものが見つかるかもしれ

ない。

 

 

何をするかは人それぞれ、散歩でも食べ歩きでもいい、読書でも音

楽でもいい、季節の花を観にドライブでもいい、温泉に行くのもい

い、なにも世間の常識にとらわれた生きがいにこだわることはない

と思っている。


定年後こそ他人と比べない生き方

2019-04-16 05:14:24 | 生き方

私たちはいつも誰かとの比較のなかで生きている、学歴、仕事、年

収、持ち家、お金、車、容姿、あげたらキリがない、比較すること

で一喜一憂する、見栄を張り相手と張り合う、切磋琢磨する良好な

関係もあるが自分の成長につながらないことが多いものである。

 

人間関係で難しいのは他人との比較、比較することで妬みが出てく

る、また他人の評価が気になる、自分のほうが優れていると思って

いたのに評価が低かったりして良好な人間関係にヒビが入ったりす

るものだ。

 

せめて定年後は他人との比較をやめて過去の自分との比較をするほ

うが生きやすいはず、過去の自分との比較であれば余計な感情は湧

かないもの、なんといっても過去の自分を一番知ってるのは自分自

身以外いないはず、そう思うと楽な気持ちになれると私は思ってい

る。

 


定年後は無理に生きがいを探すことはない

2019-04-14 06:07:01 | 定年後の生活

定年退職した63歳のとき先輩の70代の方にいわせると60代

は黄金期、定年退職して仕事から解放されて体力もありうらやま

しいと言われたものだ、それから8年、古希を過ぎて思うことは

定年退職後は仕事からの解放感と同時に喪失感も大きく、なかな

かそこから脱皮できないのが正直な感想で軌道に乗るまで、ある

程度の年月がかかることを実感した

 

 

そして学んだことは定年になったから新たな生きがいを無理に探

とはない、今ある生活のなかで小さな張り合いがあればいい、

人の意見に振り回されず他人と比較しないで自分の心の声を聴

く、何が楽しいか何をしたいか、要は楽しい苦しいは自分の心の

持ち方次第である。そして「いかに自分で自分を楽しませるかが

人生の基本」といった先人の言葉を胸に刻んで70代を楽しみた

い。


団塊世代は親と子の板挟み

2019-04-06 06:13:01 | 老後の生き方

以前NHKで放映されたスペシャル老人漂流社会「団塊世代しの

る老後破産」、団塊世代としては考えさせらるものがあった、

広義の意味での団塊世代(1947生~1951年生)100

万人、団塊ジュニュア(1971生~1974生)790万人い

と言われてる。

 

 

そして内閣調査によると団塊世代の預貯金が2000万円以上が

23%いる一方預貯金100万円以下も20%いるという現実、

団塊世代が豊かとはいいいきれず格差の大きい世代だと専門家は

指摘している。

 

 

今回団塊の世代3人の事例が紹介されたが、そのなかで68歳の

男性の自宅で91歳の母親と同居してるケースは2000万円の

預金があるけど決して盤石でなく老後破産のリスクがあるという

ことである。

 

自分の年金が8万円、母親が無年金のため母親の介護費用(デイ

サービス、訪問介護サービス)の負担等含め月の支出が15万円、

毎月7万円の赤字、すでに5年間で預金400万円を取り崩して

る、このままでは自分の老後資金が枯渇するのではという強烈な

不安を持っており最悪の場合自殺も考えてるという。

 

 

今の事例を含めて3つの事例誰もが贅沢してる人はいない、もし

老後破産のリスクがあるとすれば次のよなことが考えられる。

■自分の年金が少ない

■預貯金が少ない

■親の年金が無年金低年金(親の世代の約5割が農業、自営業)

 のため介護状態になったとき家計を圧迫する

 

■賃貸で家賃負担がある

■住宅ローンを払い続けてる

■団塊ジュニュアが無職状態で同居(孫も同居)

■毎月の家計が赤字

 

この番組を観た団塊世代はどんな感想を抱くだろうか?多分3つ

の感想に分かれると思う、一つは自分にとっては他人事という富

裕層、一つは我が家はこの事例よりはまだいいという層、そして

最後はまさにこの事例にあてはまる層、そして番組の最後にこの

問題を解消するためには社会保障の強化、介護離職者を防ぐ、

会を支え合う仕組み、団塊ジュニュアのつまづきを社会で救済と

いう専門家の意見があったがなぜか実現性に乏しい机上の空論の

うな気がしてならない。

 

 

介護離職者が毎年10万人もいて2025年に38万人も不足する

と言われてるのに具体的にどんな解決策があるのだろうか?と思う、

 ただこの問題は団塊世代だけでなく団塊の世代の次のポスト団塊世

代にも同様なことが言えるかもしれない。非常に厳しい時代である

ことは確かである。