団塊シニアのひとりごと

定年退職して13年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

自分の死を意識しますか?

2024-01-20 05:58:50 | 

文芸春秋2月号で女優で歌手の小泉今日子さんとフリーアナ

ンサー有働由美子さんの対談は興味深いものがあった、そんな

二人の会話の一部を抜粋してみた。

 

有働 「ご自分の死を意識します?」

 

小泉 「小さい頃か死を考えることが大好きだったんです、

   死にたいわけではなです、ただ大事なことなんだと

   捉えてる感覚がずっとあるんすね」

 

有働 「大事なことですか?」

 

小泉「ええ、例えばアンデルセン童話の人魚姫って最後は

   の 泡になって消えますよね、パチンと弾けて終わるか

   ら、すごく美しい、死後の世界があると思うから怖い

   ではないでしょか、無になるのはむしろ気持ちいい

   じゃないかな」

 

有働「無が怖いです、まだ地獄へ行って針山を歩く方がいい」

 

小泉「こんなだから、小さい頃から、ちょっと変わってるね

  と言われて生きています」

 

 

死生観は人それぞれ違うものだ、死んだ後も人生は続く、死

の世界もあるという説、死んだら無になる、肉体がなくな

ればなにかもおしまいという説、いずれも生きている人たち

が言ってることで死んだあとのことは誰にもわからない、た

だ私自身は小泉さんと同じで死んだら本当になにもかもなく

なってしまい無になるのではと思っている。


人は必ず死ぬという事実を受け止めて

2023-12-08 05:50:55 | 

「僕はもう、いつ死がきてもおかしくない年になりました、人

は生きている以上ずっと悩んでいい、ずっと迷っていい、でも

最後は人生は美しかったと僕はしめくくりたい、生きてる以上、

一生懸命でいようという思いで生きてます」

 

これはシンガーソングライター小椋佳氏の言葉である、現在7

9歳、56歳の時に胃がんで胃を3/4切除、68歳のときに劇

症肝炎で生死をさまよった、それでもいまだに創作活動に意欲を

示してる姿勢には同世代として共感できる。

 

健康だから長生きするとは限らない、生きてる限りすべての人は

必ず死ぬ、しかしその死ぬとはどういうことなのか生きている者

にはわからない、だからこそ人は必ず死ぬという事実を受け止め

てしっかり生きて生きたい。


73歳男性の悲劇にやりきれない思い

2023-11-09 06:04:40 | 

静岡3人死亡「妻入院で悲観、殺害か」という新聞記事に注

目した、73歳男性が入院してる73歳の妻と40歳の娘を

刃物で刺した後自殺を図ったという悲しい事件だった。

 

娘さんは20年間入院しており意識がなく寝たきり状態、長

年夫婦で頻繁に長女の看病に訪れていたという、しかし今年

3月に妻が脳梗塞で入院したことで家にこもるようになった、

今まで支えあってた妻の入院でひとりぼっちになった。

 

73歳という年齢は決して若くはない、娘さんとは20年以

上、妻とも意思疎通が困難、これから体力的に看病に行くの

も難しくなるだろう、将来を悲観しての殺害、そして自殺、

誰が責めることができるだろうか?同世代としてやりきれな

い思いで新聞を読んだ。

 


死について思うこと

2023-08-11 05:37:03 | 

人間の死には自殺、他殺、病死、事故死(災害含)の4つが、

あるけれど自分で選べるのが自殺、あとは自分の意志ではな

い、それでも自殺する人が幸福な人だったとは誰も思わない。

 

死を認識するのは他人の死を見た時である、自分が死んだ時

は自分はもういないから自分の死を知ることはできない、そ

う考えると私たちは生きることしか知らない、当たり前のこ

とだけど死んでしまった人から死について話を聞くことはで

きない。

 

多くの人は死んだあとは墓の下にいると思っている、そうい

う人は少なくとも死後があると思っているが、私は死んだら

本当になにもかもなくなってしまい無になるのではと思って

いる、だからこそ生きることには意味がある、今を大切に生

きるしかない。


死の話をすると嫌がる人が多い

2023-06-21 05:42:14 | 

いつか死ぬことは理解していても、いつ死ぬか誰もがわからな

い、闘病して余命少ない人でも明日は生きていると信じている

ものだ。

 

それぞれの寿命の長さは、まちまちである、誰もがどこまで続

くのか、わからない道をそれほど気にせず歩き続けてる、私自

身もそうだ。

 

死は遠いものと、ほとんどの人が思ってるような気がする、人

間の心はそんなふうにできてるのかもしれない、だから死の話

をすると嫌がる人が多いのもたしかである「そんなことを考え

るなんて縁起でもない」