団塊シニアのひとりごと

定年退職して13年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

老後の思わぬ誤算

2021-02-28 06:06:34 | 老後の生き方

最近「団塊世代の老後破綻」というテーマでTVや雑誌で話題にな

ている、その団塊世代の事例を見ると、いずれも30代40代

の時は中流と思われる暮らしをしているが、齢を重ねるにつれど

こかで思わぬ誤算が生じ、生活苦に陥っている。

 

 

それは団塊世代当事者だけでなく親の問題、子供の問題も深く絡

でいる、本人の問題としては会社の倒産、リストラ、離婚、親

の問題としては介護、親と同居したものの親が無年金のため医療

費生活費の負担増、子供の問題としては無職もしくは非正規のた

め生活費の援助をしてる、離婚した娘が幼い子供を連れて同居し

たため生活費の負担増等である。

 



いずれも想定外といえるものである、そして本人に共通してるの

低年金、預貯金が少ない、賃貸住宅に住んでる、住宅ローンの

残債がある等のどれかに該当してる、そのため65歳を過ぎても

働かざるを得ないという状況に陥ってる。

 

 

こう見ると高齢者がお金持ちで悠々自適というのは一部の富裕層

ことかもしれない、人生には思わぬ誤算が待ちうけてるかわか

らないだけに本人、親、子供も含めて総合的に考える必要がある

ことは確かである。


言葉の力を信じて生きたい

2021-02-27 05:57:52 | 生き方

「人を救いたい、この世を少しでもいい場所にしたい、人の心の

ひだにたまった苦しみを描くことで軽くしたい」私が最近読んだ

吉本ばななさんのエッセイのなかのワンフレーズ、自分が読者に

何ができるかを考える真摯な姿勢、こんな気持ちで文章を書けた

ら素敵だなと思わせる言葉である。

 

いい言葉との出会いが人を豊かにすることは間違いない、たった

ひと言の言葉に救われたり、幸せな気持ちにしてくれたり、それ

人から聞いた話だったり、小説、新聞のコラムだったり人それ

ぞれ違うかもしれない。

 

ひとつの文章が心に残り、それが自分を支えてくれたり、あるい

常に自分を反省するための視点となったりすることがある、そ

んな言葉の力を信じて生きたい。


47歳独身女性の憂鬱

2021-02-26 06:09:18 | 出会い

「何とか結婚できないものでしょうか」発言小町大賞2017、

ベストトピック賞に選ばれた記事である、投稿主は47歳の独身

女性、正社員として働き蓄えもあり、料理も得意、友人も多く容

姿に自身があった、それなのに友人や後輩が「嘘でしょ」という

ような好条件の相手と結婚するのを見て、絶対負けてなるものか

と突き進んだ結果、信じらないくらい齢を食ってしまったと打ち

明けた内容である。

 

そしてユーモアを交え「子供は産めないかもしれませんが好条件

の男性を振り向かせるのに良い方法はありませんか」と問いかけ

ている。これに対し「私も同じ」といった声、「独身も悪くない」

などのアドバイスが多数寄せられ掲示板ならではの盛り上がりを

見せたことが評価されベストトピック賞に輝いた投稿だった。

 

この投稿を読んで上野千鶴子氏と信田さよ子氏の対談集「結婚帝

国」のなかで上野氏が結婚はプライドのゲームであるからピア

(同輩集団)のなかで結婚年齢が遅れれば遅れるほど夫に対する

要求水準が高くなっていく、「あんなところで手を打ったのか」

とピアに言われることが屈辱的だと述べているのを思い出した、

もしかしたらこの投稿主のかたも上野氏が言ってることが当ては

まるのかもしれない。


定年後の居場所とは

2021-02-25 05:58:57 | 定年後の生活

過ごす時間の多い場所といえば、子供時代は家庭、学校、就職す

ると職場、結婚して職場と家庭である、定年退職後は仕事を失く

した喪失感に加えて地域や家庭での居場所づくりという課題に向

き合うことになる。

 

ただ本当の居場所は過ごす時間の多い場所ではなく自分にとって

居心地がよく、寂しくない場所であると思う、その居場所は人そ

れぞれ違うし時間の経過によって変わることもある。

 

友人との飲み会、夫婦の会話、孫とのふれあい、庭の手入れ、ゴ

ルフをしているとき、犬の散歩、旅行をしているとき、音楽を聴

いたり本を読んだりしているとき、パソコンの前にいるとき、挙

げればいくらでもある。

 

ただ自分の居場所は人の真似をするものでもないし見栄を張るも

のでもない、得てして他人と比較して自分の場所を見失うことが

ある、そうならないためにも自分の気持ちに正直に生きることこ

そ大切な気がする。


結婚で変わる女性の人生

2021-02-24 05:46:59 | 生き方

読者体験手記62歳主婦の「ハズレくじを引いた私」20代半ば

夫と出会い交際、顔もスタイルもよくモデルのような彼、ただ

リーターで貯金なし、それでも家族の猛反対を振り切り結婚し

た。

 

40年来の付き合いの友人は同時期に結婚、若くして一軒家を購

入、親の介護で仕事を辞めた、彼女は地味であるが一見して高級

ダイヤにネックレス、別荘まで購入し、もはや40年前の彼女

とは別人である。

 

芸能人に間違われた我が夫はお腹がでてみる影もない、今は住宅

ローンも残っており老体にむちうちお互いに過酷な状況で働く毎

日である、もはや「ゴージャス老後と下流老人」住む世界が違う。

 

まさに結婚という人生の選択でその後の運命が大きく変わること

を物語ってる例である、ただこの主婦の方は「たとえ下流老人と

思われても幸せはいつも自分の心が決める」と前向きに生きよう

としてる姿勢が自分を支えてる気がする。