
七重八重 花は咲けども山吹の
みのひとつだに なきぞあやしき
兼明親王
後拾遺和歌集
大田道灌の有名な山吹のエピソードの中の歌の本歌ですね。道灌のほうは終わりが「なきぞかなしき」になってますけど。
でも、あのエピソードを読みながらだと道灌バージョンのほうがよく思えてしまいます。
なんせ、こちらは、蓑を借りに来た人がいたので山吹をやったら、後で「何の意味か分からなかった」って言って来たので、この歌を送ったって書いてあるんですけど、あまりロマンティックじゃないですよね。それに花は咲くけど実がならないのは不思議、、ってのもねぇ。
やっぱり道灌バージョンの、綺麗な女性が出て来ないと、爺としてはつまんないのですよ。

なるほど意図しましたか
黒バックに山吹が映えますね
たいへんだ~
八重咲きのせいもあって、全体にボッテリしてしまい
なんだか垢抜けない画面でした(';')。
この作品を見せて頂いて、こんな撮り方もあるんだなって思ってます。
詩を意識されての作品でしょうか。
ヤマブキは大量に咲きますが、このような表現は
風車様の詩人によるのね。
そのほうが初々しくって、、、、好みなんですよ、なんて言うと、また非難の嵐が襲ってくるか。
逆に、今求められている、テーマが決まっていて、それに相応しい写真っていうと、とたんに撮れなくなっちゃうんです。
バックをどうするかは(前景も含めて)けっこう大きな要素になりますね。
ご無沙汰です。
母が腰痛・神経管狭窄のため入院しているリハビリ病院でお世話になっている介護士さん、若い方なんですが、山吹が飾ってあったので兄が件の一節を話題にしたところ、「へぇ、有名なんですか? 太田道灌?いつの人なんですか?」とあっけんからん。
青山霊園で名残の花見をした際も乃木希典・後藤象二郎・からくり儀右衛門・西周といった方々の墓所をみてわっ、わっとついつい声のトーンが高くなってしまったのですが、ご同行の若き女子、といってもさーてぃーん世代ですけど、へぇ~、有名なんですかぁ~????の言葉に絶句。
乃木坂なんとかとか乃木神社は知っていても乃木希典を知らないとは...現代史を教えてないからなぁ~とえいてぃーんの先輩の言。
明治も知らなきゃ、大田道灌に山吹の歌、なんて知らなくてフツー、なんでしょうねぇ...。
ちなみに山吹の歌。
高市皇子の挽歌が好きですね、個人的には...
歳をとりすぎましたか。。。
でも、この長い人生の中で、あのずっしりとした菓子箱とは全く縁がなかったと言うのも、清廉な人生を喜こばなきゃいけないことなんでしょうね~ 山吹色も、見るのはチビの落とし物だけですから。。。
家のすぐそばにも、ノスリや梟の仲間なんかの住んでいそうな池があるのです。行ってみたいけど、道もないし山吹の咲く今頃はきっと動く紐がたくさんいるのだと思うと近づけません。それにしてもこの挽歌、古代シュメール文化との関連まで説く人もいるのですね。復活の泉水ですか~ 私はあまり欲しくはないかな?