「経埋ムベキ山」早池峰山(その3)の続きである。
現在 早池峰山に関しては車両交通規制がかかっており、6月8日~8月3日までの土・日及び祝日の午前5時~午後1時の間、普通車両は地方道(紫波川井線)の岳~江繋の約16㎞は通れない。理由は、早池峰山登山口付近の交通混雑を解消するためと云うことだ。
とすれば、この立派な主要地方道紫波川井線は地元のための道路というよりは、平日の登山者のために必要だから造ったことになる? たしかに、以前よりは登山客は格段に増えたようだ。しかし、早池峰山にはそのためにオーバー・ユースという悩みがある。また、頂上の避難小屋のトイレの屎尿を地元等のボランティアが担ぎ下ろしているという涙ぐましい活動がある。
一方では、この立派な紫波川井線が出来たせいで高山植物の盗掘がかなりあるという噂もある。悔やんでいたら、既に賢治は詩「花鳥図譜、八月、早池峰山巓」の出だしで
(根こそぎ抜いて行くやうな人に限って
それを育てはしないのです
ほんとの高山植物家なら
時計皿とかペトリシャーレをもって来て
眼を細くして種だけ採って行くもんです)
と、早池峰山での高山植物の盗掘に怒っている。
さて、今回はヒメコザクラの特集である。ヒメコザクラは早池峰山以外の北上山地の蛇紋岩地帯からも見つかっているらしいが、実質はほぼ”早池峰山の特産種”と言っていいようだ。
みちのくの山々にはこれと似たヒナザクラは多いが、ヒメコザクラはそれよりは小柄で高さは5~7cmほど、花は1cmほどである。
《1 蛇紋岩の岩陰に咲くヒメコザクラ発見》(平成20年6月16日撮影)
この辺りの
《2 周りの地形》(平成20年6月16日撮影)
蛇紋岩の岩塊が累々と続くが、ヒメコザクラはあちこちに咲いている。
《3 岩礫地のヒメコザクラ》(平成20年6月16日撮影)
《4 多少の草地の中にも》(平成20年6月16日撮影)
《5 ウスユキソウのそばにも》(平成20年6月16日撮影)
《6 ヒメコザクラの根生葉がみずみずしい》(平成20年6月16日撮影)
《7 朝日に輝く》(平成20年6月16日撮影)
《8 〃 》(平成20年6月16日撮影)
《9 〃 》(平成20年6月16日撮影)
《10 〃》(平成20年6月16日撮影)
《11 〃 》(平成20年6月16日撮影)
《12 〃 》(平成20年6月16日撮影)
《13 〃 》(平成20年6月16日撮影)
なお、ここからは縦走路で見かけたヒメコザクラである。
《14 よく見ると花弁の形はいろいろ》(平成20年6月16日撮影)
《15 〃 》(平成20年6月16日撮影)
《16 〃 》(平成20年6月16日撮影)
《17 〃 》(平成20年6月16日撮影)
《18 〃 》(平成20年6月16日撮影)
《19 〃 》(平成20年6月16日撮影)
さて、この時期だからそろそろナンブイヌナズナの花も見られるはず。そう思っていたならば岩の間に
《20 黄色い花あり》(平成20年6月16日撮影)
続きの
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現在 早池峰山に関しては車両交通規制がかかっており、6月8日~8月3日までの土・日及び祝日の午前5時~午後1時の間、普通車両は地方道(紫波川井線)の岳~江繋の約16㎞は通れない。理由は、早池峰山登山口付近の交通混雑を解消するためと云うことだ。
とすれば、この立派な主要地方道紫波川井線は地元のための道路というよりは、平日の登山者のために必要だから造ったことになる? たしかに、以前よりは登山客は格段に増えたようだ。しかし、早池峰山にはそのためにオーバー・ユースという悩みがある。また、頂上の避難小屋のトイレの屎尿を地元等のボランティアが担ぎ下ろしているという涙ぐましい活動がある。
一方では、この立派な紫波川井線が出来たせいで高山植物の盗掘がかなりあるという噂もある。悔やんでいたら、既に賢治は詩「花鳥図譜、八月、早池峰山巓」の出だしで
(根こそぎ抜いて行くやうな人に限って
それを育てはしないのです
ほんとの高山植物家なら
時計皿とかペトリシャーレをもって来て
眼を細くして種だけ採って行くもんです)
と、早池峰山での高山植物の盗掘に怒っている。
さて、今回はヒメコザクラの特集である。ヒメコザクラは早池峰山以外の北上山地の蛇紋岩地帯からも見つかっているらしいが、実質はほぼ”早池峰山の特産種”と言っていいようだ。
みちのくの山々にはこれと似たヒナザクラは多いが、ヒメコザクラはそれよりは小柄で高さは5~7cmほど、花は1cmほどである。
《1 蛇紋岩の岩陰に咲くヒメコザクラ発見》(平成20年6月16日撮影)
この辺りの
《2 周りの地形》(平成20年6月16日撮影)
蛇紋岩の岩塊が累々と続くが、ヒメコザクラはあちこちに咲いている。
《3 岩礫地のヒメコザクラ》(平成20年6月16日撮影)
《4 多少の草地の中にも》(平成20年6月16日撮影)
《5 ウスユキソウのそばにも》(平成20年6月16日撮影)
《6 ヒメコザクラの根生葉がみずみずしい》(平成20年6月16日撮影)
《7 朝日に輝く》(平成20年6月16日撮影)
《8 〃 》(平成20年6月16日撮影)
《9 〃 》(平成20年6月16日撮影)
《10 〃》(平成20年6月16日撮影)
《11 〃 》(平成20年6月16日撮影)
《12 〃 》(平成20年6月16日撮影)
《13 〃 》(平成20年6月16日撮影)
なお、ここからは縦走路で見かけたヒメコザクラである。
《14 よく見ると花弁の形はいろいろ》(平成20年6月16日撮影)
《15 〃 》(平成20年6月16日撮影)
《16 〃 》(平成20年6月16日撮影)
《17 〃 》(平成20年6月16日撮影)
《18 〃 》(平成20年6月16日撮影)
《19 〃 》(平成20年6月16日撮影)
さて、この時期だからそろそろナンブイヌナズナの花も見られるはず。そう思っていたならば岩の間に
《20 黄色い花あり》(平成20年6月16日撮影)
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綺麗ですね、
環境が厳しければ厳しいほど美しくなれるのだ、ということなのでしょうか。
それを、水滴が讃えているようでした。