みちのくの山野草

みちのく花巻の野面から発信。

19 白花カタクリの悲劇

2008-02-12 08:48:32 | その他地域
《平成17年分 その3》
 先週、おしべまでも白いカタクリの花を発見して感激した。そして、その直ぐ近くにはおそらく白花であろうと思われるカタクリの蕾がもう一つあった。そこで、5日たった5月8日、そこには白いカタクリの花を2輪も見ることが出来るぞとわくわくしながらまた行った。しかし、探せども探せども同じ場所には白いカタクリの花の一輪さえもない。どうしたのだろうと訝しむことしかできなかった。
 意気消沈して、他の場所に白いカタクリの花を探しに出掛けた。まずは、秋田の山内村方面に行ってみた際の写真が以下のものである。石淵ダムの猿岩辺りが北限かと思っていたが、道路脇にはユキツバキの花が咲いていた。
【67 ユキツバキ】(平成17年5月8日撮影)

【68 カタクリの群生】(平成17年5月8日撮影)

【69 カタクリ】(平成17年5月8日撮影)
 時間帯が早いせいか花弁はまだ閉じられているものが多い。少し暖かくなるまで待っていることにしよう。

【70 葉っぱが面白い】(平成17年5月8日撮影)

【71 幅広の葉っぱ】(平成17年5月8日撮影)

【72 少しずつ開いてきた】(平成17年5月8日撮影)

【73 時間がたって開いた花】(平成17年5月8日撮影)

【74 更に勢いが付いて丸まってしまった】(平成17年5月8日撮影)

【75 薄紅色のタイプも】(平成17年5月8日撮影)

【76 あれっ、花弁の数が多そう】(平成17年5月8日撮影)

【77 8枚花弁のカタクリ】(平成17年5月8日撮影)
 真上から見直すと、花弁の数は8枚であった。

【78 これも花弁の数が多そう】(平成17年5月8日撮影)

【79 9枚花弁のカタクリの花】(平成17年5月8日撮影)
 数えたならば9枚であった。

【80 国道の脇の花畠】(平成17年5月8日撮影)

【81 薄紅色タイプ】(平成17年5月8日撮影)

【82 花弁の先割れカタクリ】(平成17年5月8日撮影)
 やはりここには白いカタクリの花はないのか、あってもせいぜいこんな変わり者か?

【83 あっ、白花がと思ったが】(平成17年5月8日撮影)
 たしかに、白花のカタクリであったが、意図的に踏みつけられたような感じがする。

【84 】(平成17年5月8日撮影)
 白花のカタクリのみならず周辺には意識的に踏まれた跡があり、ミチノクエンゴサクは無事だが、このカタクリにもその形跡があったからである。

【85 ここは桜もカタクリも花盛り】(平成17年5月8日撮影)
 がっかりして、この場所へ移動した。

【86 色が濃いタイプのカタクリの花】(平成17年5月8日撮影)

【87 日射しを浴びたカタクリの花は】(平成17年5月8日撮影)
 蜜標が美しい。

【88 9枚花弁のカタクリの花】(平成17年5月8日撮影)

【89 カタクリの花は更に】(平成17年5月8日撮影)
 こちらの花は跳ね上げた花弁を更に反らせて皆で丸まっている。

【90 ここにもあった白いカタクリの花】(平成17年5月8日撮影)
 探すと結構あるものだ。少しピンクっぽいが、蘂の色が完全に普通のものとは違う。

【91 白いカタクリの花2】(平成17年5月8日撮影)

【92 白いカタクリの花3】(平成17年5月8日撮影)

【93 白いカタクリの花4】(平成17年5月8日撮影)

【94 白いカタクリの花5】(平成17年5月8日撮影)

 というわけで、ここの白花カタクリのおしべは黄みがかった白色であった。

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