みちのくの山野草

みちのく花巻の野面から発信。

1199 真昼岳(その1)

2009-10-23 08:00:41 | 沢内・湯田周辺
 去る10月19日に岩手・秋田県境にまたがる真昼岳に出掛けてみた。賢治の作品にはこの”真昼岳”は出ていないようだが、関係ないわけではないということを知ったからである。
 というのは、
 賢治は明治29年8月27日に生まれたわけだがその4日後の8月31日の午前5時、陸羽大地震が起きた。このとき母イチは夫が不在のため、赤子の賢治の上に身を伏せ、念仏を唱えて無事を祈ったという。
   <『宮沢賢治に聞く』(井上ひさし著、文春文庫)より>
のだが、このときの地震の震源地が真昼岳だったという。少し付会過ぎたかな

 錦秋湖沿いに国道107号線を西和賀に向かう。川尻橋の袂で右折して県道1号線に入り真昼温泉を目指す。ただし、真昼温泉はそのままやり過ごして一本道をそのまま進んで峰越峠を目指す。そこからは尾根筋を南下して真昼岳に行こうというルートだ。

 真昼温泉を左手にやり過ごすと、やがて舗装は切れて砂利道となる。周りは秋たけなわ、
《1 紅葉が美しい》(平成21年10月19日撮影)

《2 〃 》(平成21年10月19日撮影)

《3 〃 》(平成21年10月19日撮影)

《4 〃 》(平成21年10月19日撮影)

《5 〃 》(平成21年10月19日撮影)

のだが、道は曲がりくねった砂利道で峰越峠はまだまだ先だなと思っていたなら、突然悲劇に襲われる。この先通行止めという案内があったからである。まさかと思いながら先を急ぐと不安は的中、兎平登山口に通行止めの立て札が建ててあるではないか。
《6 マップ(ただし、北は右方向)》(平成21年10月19日撮影)

  <『山日和』(諏訪 弘著、自湧社)より抜粋>
しょうがないから、急遽兎平コースに変更して真昼岳に登ることにした。
 登山口からはやや下りとなる。道沿いには
《7 クロバナヒキオコシ》(平成21年10月19日撮影)

があり、
《8 その果実》(平成21年10月19日撮影)

である。さて、名前は何なんだろうと悩みながら歩いていると直ぐに本内川があり、
《9 吊り橋》(平成21年10月19日撮影)

を渡る。川岸には
《10 ダイモンジソウ》(平成21年10月19日撮影)

があるし、川岸に沿った道の周りには
《11 ウバユリが林立》(平成21年10月19日撮影)

《12 オオウバユリ》(平成21年10月19日撮影)

のようだ。
《13 ノブキの果実》(平成21年10月19日撮影)

を付けているが、その茎の下の方に
《14 その白い花》(平成21年10月19日撮影)

が咲いている。
 一帯は平坦な湿地でその他にも
《15 オクトリカブト》(平成21年10月19日撮影)

《16 マムシグサ》(平成21年10月19日撮影)

《17 ヤマブキショウマ?》(平成21年10月19日撮影)

《18 テンニンソウ》(平成21年10月19日撮影)

などが生えている。
《19 巨木もあり》(平成21年10月19日撮影)

《20 ホウチャクソウ》(平成21年10月19日撮影)

《21 クルマムグラ》(平成21年10月19日撮影)

《22 コミヤマカタバミ》(平成21年10月19日撮影)

左端にはミヤマカタバミの葉も見える。
《23 イワウチワ》(平成21年10月19日撮影)

《24 見事なシダの葉》(平成21年10月19日撮影)

なども目につく。
 やがて、
《25 標識》(平成21年10月19日撮影)

があり、小川を渡渉する。禁漁期間に入ったせいか
《26 イワナ(左上)》(平成21年10月19日撮影)

がゆったり泳いでいる。
 さて、ここからは急斜面をジグザグに登る。ほどなく
《27 水音せり》(平成21年10月19日撮影)

《28 飛龍の滝案内板》(平成21年10月19日撮影)

がある。
 紅葉の中を
《29 飛龍の滝》(平成21年10月19日撮影)

《30 〃 》(平成21年10月19日撮影)

《31 〃 》(平成21年10月19日撮影)

が迸っている。

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