若者たちが危うい?

2005年08月20日 | Weblog
 大学に教えに行くようになって、集中講義で7年目、毎週の授業もするようになって5年目、北は青森、南は香川、そして東京と、合わせて4大学5学部で教えていますが、一言でいうと「若者たちが危うい」と感じています。

 その「感じ」が主観的なものかそれとも客観性のあるものかを確かめるために、ある時からアンケート調査を始めました。アンケートは少しずつ改訂していますが、その最新版が、前回掲載したものです。

 アンケートを重ねた結果として、やはり現代日本の若者たちはかなり危うい――正確にいえばその割合が高い――ということがきわめて確実にわかってきました。

 まず、2と3の質問に対して、スケール4以下の答えがきわめて多いのです。それはつまり、「自分が好きではない」、「自分に自信がない」と感じている若者が驚くほど多いということでしょう。

 「自分が好きか」という問いへの答えのほうがいくらかましですが、「自信がない」という答え(4以下)は、なんと最悪の場合は90%、最善でも70%くらいになるのです。

 ブログを見てくださっているみなさん、この数値、どう思われますか? 信じられますか? 何かデータの取り方に偏りがあるんじゃないか? と思われますか。よかったら、ぜひ、ご意見を聞かせてください。
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1 コメント

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アンケート結果について (東の回廊)
2005-10-06 00:42:02
いつも興味深く拝見しています。

自分も

2.の問い:2~3

3.の問い:1~2

と答えていますので、そのように付ける人の気持ちには頷けます。

しかし、7~9割の人がそういう状態だというのには驚きました。

http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1417920/detail

こういう記事があります。概して日本人は自負心が低い傾向にあります。自国に対して誇れるものを何ももっていないと感じています。また、自国に誇りをもてるような教育をしていません。年々値が低下しているのは、親達がそういう誇りをもてない世代に移ってきた証拠ではないかと思います。そのように受け止めるとさして驚くべきことではないのかもしれません。いわば歴史の必然かと。驚くに値しないかもしれませんが、非常に嘆かわしい傾向にあるのは事実だと思います。
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