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sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

映画:EDEN

2013-06-28 | 映画


2種間ほど前にシネピピアで「舟を編む」を見たあと、
ロビーで、ふと視界の端にピンク色した謎の物体が!
いえいえ、失礼しました。
物体ではなく映画『エデン』にご出演の俳優、齋賀正和さんでした。
『エデン』は新宿二丁目のショーパブで働く
ニューハーフやゲイたちの話ですが、
齋賀さんはそこでペペロンチーノという役をされていて、
そのままの衣装とメークで、
電車に乗って来られたということで・・・え?
あの閑静な住宅地を走る阪急宝塚線の電車を、
その全身ピンクのあでやかな姿で、ですか・・・!(笑)


映画は、ニューハーフやゲイたちが急死した仲間を
引き取り拒否した実家に運ぶというのがメインのストーリー。
そこからその後へかけての、死んだ仲間のお母さん、
そして山本太郎の電話で声だけ聞こえるお母さん、と
このお母さん達の破壊力がすごい。涙ぐしょぐしょの人続出でした。

映画自体のストーリーより、泣かせるお母さん達より
こういうマイノリティたちってどういう人たちか、
どう扱われやすいかみたいなところを描いている時間がわりと長いと思います。
(同じ人間であるというだけのことなんだけどね)
ドラアグクイーンの映画というと「プリシラ」という名作思い出すけど
これもいい映画だったなぁ。


23日の日曜日には夕方の上映のあと
主演の山本太郎さん、出演の齋賀さん、ノリピーさんらによるトークショーがあり
3人とも関西人で、非常にノリがよく会場は終始笑いっぱなしで、
映画の話、役者というもの、この映画の企画をされてた故原田芳雄さんのこと、
映画祭のこと、ピピアのデジタル化のこと、ちょびっと原発のことなどなど
大変面白いお話がたくさん聴けました。
予定時間を超えたトークのあとはサイン会、
そのあとさらに、バグダッドカフェでペペロンチーノ齋賀さんとノリピーさんを囲んで
飲みながら食べながらのシネトークパーティ、と宴は続き、
結局すべて終わったのは9時頃?
4時から映画を見たので、映画館で5時間も遊んだのかぁ~。w

映画と言うのは、スクリーンの
向こう側とこちら側は別の世界と思って見ているわけですが、
こういう風に、スクリーンの向こう側をもっと身近に楽しむ機会も
時々あります。
気がつけば5時間も遊んじゃってるって、映画も面白いけど、
映画館と言う場所も面白いよねぇ。

そういう風に、映画館を楽しむ場所として
考える企画を、今年の宝塚映画祭はたくさん考えています。

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