sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

肥満とアメリカナイズ

2012-10-18 | Weblog
ツイッターでこういうことを言ってる人がいた。

>テレビは、日本人の「自分で考える力」を奪い、
>不足を強調して消費意欲ばかりを煽っている。
>学校教育は子供たちの自尊心を奪い、
>長所を認めるよりも短所を指摘するような精神構造が
>普通だと思わせてしまった。
>結果、多くの人々は、無自覚に対立構造をつくらされる

それに応えてグアテマラに住んでる人が
>グアテマラがまさにそれ。
>どんな貧困家庭にもテレビがあって
>(貧困層ほどテレビがある、テレビを見る)、
>完璧に思考能力は奪われ、コカコーラ、スナック菓子、
>わけのわからないサプリを買いまくる。

ああ、そうだろうなぁと思う。

世界一の肥満国はアメリカ、と、ググったらすぐ出てくるし
多くの人がそう思っているだろうけど、少し前の新聞記事で
赤道付近の島国ナウルが世界1と書かれてた。
理由は鉱山により裕福になった国の食生活の変化。

要はアメリカナイズということらしい。
リン鉱石の採掘で、1968年に独立したナウルは
一人当たりGDPが世界でもトップクラスの富裕国になり
人々は働かなくても良くなった。
そして豊富な外貨で多くの輸入食品が手に入るようになり、
ハンバーガーやフライドポテト、
甘いシェイクを食べてはゴロゴロしている生活になり
何もかも変ってしまったらしい。
しかし、島の人は案外ハッピーだ。
太っていることにネガティブイメージがほとんどない国らしい。

先進国?の人間からすると、
肥満に全くネガティブイメージがない、ということ自体、
本当には中々想像できないんだけど、
健康に悪くなければ、多様な価値観として
それでいいのかもしれない。
とはいえ、
体重が100キロ超えて、5人に1人が糖尿病で
平均寿命が50歳未満でも
これが普通と笑っていられるのがいいことなのかどうか、
わたしには、わかんないなぁ。
それって自然なことには見えない。

でも寿命が縮んでも、それでも、ずっと本人たちが幸せなら、
それでいいのかもなあ、とも。

ジャンクフード生活で、テレビのレベルで思考停止の人生は、
豊かではないと思うのも、
先進国人種の傲慢なのかも、とも。

でもやっぱり、そういう生活様式は、
いつか行き詰まると思うけど。
さらにアメリカナイズが進むと、
何も生まず、質の低い消費行動をするだけの人生に、
嫌気のさす人も増えてくると思うけど。

ちなみにナウルはこういう国
>太平洋南西部に浮かぶサンゴ礁の島国で、
>面積は約21平方キロ。
>バチカン、モナコに次いで世界で3番目に小さい国。
>第2次世界大戦時には一時、旧日本軍の占領下になった。
>1968年に英連邦の共和国として独立。
>公用語は英語、ナウル語。通貨は豪ドル。
>所得税は徴収されず、医療費や教育費は無料。軍隊はない。
>外貨が取得できる主な資源は、リン鉱石しかないが
>90年代になると、リン鉱石のほとんどが掘り尽くされる一方、
>政府は海外の不動産などの資産運用に失敗し、
>経済破綻(はたん)を招いた。
>2001年の同時多発テロの後、豪州からの財政的援助と引き換えに、
>アフガニスタンやイラクからの難民希望者を収容したが、
>2005年の1人あたりのGDPは、約2600ドルまで落ち込んでいる。

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