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sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

映画:ライク・サムワン・イン・ラブ

2013-03-01 | 映画


「トスカーナの贋作」のキアロスタミだと思うと、どことなく共通点は読める。
like someone in love 恋してる誰かみたいに、という映画タイトルからして。
どちらも嘘か本当かが、白黒つけられずに、たゆたっている感じ。

でも、わたしには、登場人物3人とも、微妙に気持ち悪い。
デリヘルのバイトをしながら彼に嘘をつく女子大生。
無垢な顔で、嘘をつく自分が被害者みたいな様子でいる。
上京している祖母をいいわけにするけど、
朝から夜までずっと祖母の電話に出ずにいて、
夜になって急に恋人への言い訳にするとか。
結局会わずにお客の元へ行くとか。
そのくせ
駅のロータリーで自分を待って立ち尽くしている祖母を
タクシーの中から見て涙するけど、
あくまで自分に酔ってるだけと思われる。
かわいくて若い娘特有の傲慢さですね。

そしてデリヘルの彼女を呼んで
うきうきそわそわする80代の元大学教授は、
どうやら性的なことではなく亡き妻に似た?彼女と
仲良くしたいだけみたいだけど、そんなおとぎ話のようなことを
いそいそと、何一つ間違ったことはしていないような顔でするのが、
いやだな。
かわいいとも言えるけど、なんだかなぁ。

そして彼女の恋人、加瀬亮くん。
男気があって真面目でまっすぐだけど、結婚に幻想持ってる上、
すぐキレて手が出る彼は、DV夫一直線と思ってたら、まあ、そうでした。

みんな気持ち悪い人々なのに、
映画自体は淡々としながら退屈させないのはいい。
でも、みんなが褒めるキアロスタミだけど
「トスカーナの贋作」もこれも
なんだか妙な気持ち悪さというか
違和感を無視して見せられているなんかみたいなとこが
あるんですよねぇ。なんだろう。
いい悪い以前に、この監督とどうも合わないのかなぁ・・・。

わたしがこの映画で一番よかったのは最初のバーのシーンかも。
ざわざわとして視点が定まらず、いろんな音や声が聞こえてくる中で、
少しずつ誰かの会話が耳に入り状況がわかって行くのが、
ちょっと気をもたせる感じもあって、あ、いいなぁこの場面、と思いました。

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