セトウツミってなんのことやらさっぱりわからず、なんの興味もなかったんです。
なんか高校生の恋愛ものかなんかの、漫画かラノベ原作のアイドル映画でしょって。
でも映画好きの友達が、悪くなかったようなことを言ってて
上映時間も短いし、まあちょっとついでならと、他の映画の後に見たのでした。
実際に、漫画が原作のアイドル?若い俳優さんの出てる映画で、
レディースデイの映画館は、制服や私服の女子高生がたくさんで結構混んでて
(某ミニシアターですが、こんなに女子高生ばっかりなの、初めて)
女子の2人組が、わたしの左右に座って(うーん・・・こんでるから仕方ないのか)
映画が始まるまで、わたしの顔の前を素通りして会話するという事態に(^_^;)
そして、寝ちゃってもいいやという気分で全く期待せずに見始めた映画だけど
いや〜、これが、かなりツボでした。好きだわ。
最初の10分で、多分このだらだらしたユルい感じがずっと
最後まで続くんだろうなと思ったのに、それが嫌じゃないどころか心地いいという。
上の予告、そのままが何章かにわかれて、ずっとだらだら続くだけ、
瀬戸くんと内海くんという二人の高校生男子が、川べりの階段に座って
ダラダラ会話するだけ、ほぼそれだけ、の映画なんですけど。
この高校生男子役のふたりが、かわいいなー。なんともかわいい。
会話のリズムやノリ、間とかが、ちょっと息子を思い出させるのは、
関西弁のせいもあるけど、息子と世代が近いからでしょうか。
一人は、勉強ができる優等生だけど無口で他人に無関心な子。
こういう子モテそう。この池松壮亮くんは→「海よりもまだ深く」で
ダメ男の先輩を、それだめっすよ〜と冷めた顔で、でも見捨てずに付き合う役を
すごくいい感じに演じてたのを思い出しました。ここでは高校生役。
もう一人は菅田将暉くんで、おバカな感じだけど、素直で案外真面目でやさしい。
どっちも、さほど極端なキャラクターにはされてなくて
インパクト少なめの中途半端さなんだけど、そのほどほど具合はうまくいってる。
今ググって、原作の絵柄を見たけど、漫画より映画の俳優さんたちの方が
ほのぼの感多めでかわいいです。
この高校生男子たちのゆるいかわいさについて誰かと喋りたいけど、
この映画見るような友達がいないのはさびしい。
原作の漫画?を知らないで見たけど、漫画の雰囲気はわかります。
漫画ってもう読まなくなったけど、いい漫画だろうなと思います。
予告見たけど楽しそう
演技なのに自然すぎて、この俳優さんたちすごいですね
映画に関しては、ここまでゆるゆるに喋ってるだけでの作品を映画にする意味はあるのか?って意見も見かけたけど(テレビドラマくらいでいいということでしょうか?)わたしは映画館でとてもリラックスした時間が持てて楽しかったです。