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sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

映画:オース!バタヤン

2013-06-22 | 映画


いや、なんか、こういうのって上映してる時に見ておかないと
二度と見ないかなぁと思って、見てみました(笑)

これ、どういう人が見るねん?と思ってたら
sighさんが見てたのか!と友達に笑われましたが
確かに映画館の客席は(梅田ロフト下のテアトルで見ましたが)
いつもより年配のお客さんが多く
雰囲気は大衆演劇でも見ている感じに近かったかも。
みなさん気楽に、感想つぶやいたり
手を叩いて笑ったりされてましたから(笑)

田端義夫(バタヤン)と言う人は
わたしの世代の、さらにひとつ、ふたつ上の時代の人ですね。
美空ひばり世代と重なるかな。
1919年1月1日生まれの歌手です。
子どもの頃は随分貧乏して苦労したようですが
(その時に貧しさのせいで右目の視力を失っています)
わりと若いうちに人気歌手になり
歌手としての下積みは、ほとんどなく
人気が出たあとも、スランプの時期もあったけど
またヒット曲を飛ばし返り咲くなど
わりと恵まれた歌手人生だったのではないかと思われます。

そして映画の中でもさんざん触れられていますが
非常に女性好きで、女性関係も派手だったようです。
モテたのでしょうね。

あと、ラスベガスのスロットで大金をつかんだことも
当時大きなニュースになったようです。
いろいろな運を持っていた人なのでしょう。

映画は、彼が小さい頃住んでいた第2の故郷、大阪は鶴橋の
小学校体育館でのコンサート映像を中心に、過去の映像や
各界の人へのインタビューが流れる構成のドキュメンタリーです。
コンサートは2006年だから87歳のときのコンサート?
50年それだけを愛用している、ぼろぼろの穴だらけのギターで
変わらぬ様子で弾き、歌います。すごく元気。

こういう演歌?を子どもの頃はどこでも聞かされてた気がする。
一番思い出すのは、タクシーの中のラジオ。
家族で出かけた帰りのタクシーの中ではいつも
ラジオはこういう演歌を流していて
わたしは窓の外、道路の明かりを見ながら
退屈しながらぼんやりと聴いていました。
家族の中で窮屈で気だるくて、好きでもない演歌が延々流れて
窓の外は暗い中にネオンや車のライトが光って流れて
そういう状況をすごく思い出します。
仕方ない、退屈も味わってやろうと思ってたのを覚えている。
昭和だなぁ。

バタヤンはこの4月になくなったので
この映画も少し話題になりました。
斉藤和義のすごいギターのコレクションもかっこいいけど
バタヤンの50年間1本だけのぼろぼろギターもかっこいいね。

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