6月21日(火) 27/18℃
『真田丸』の第24回は「滅亡」・・・・
秀吉への服従を潔しとしなかった関東の雄、北条氏政・氏照は切腹し後北条氏が滅びます
小田原城 は6年ほど前に訪れました
(小田原城)
(氏政・氏照の墓)
都市の破綻・・・
夕張市 は、赤字再建団体に転落してから10年の月日が経ちました
↓ 2期目の35歳の若い市長(埼玉県三郷市出身)への、インタビューです
《夕張市長・鈴木直道氏が断言「夕張の将来は日本の将来」》 (6月20日日刊ゲンダイ)
市長 「炭鉱から観光へと舵を切ったのは当時の市長や議会ですが、その人たちは今、いなくなってしまい、残った人たちが負担を背負っている。選挙や政策決定の重要さを肌身で感じたんだと思います。」
首長や議員の責任は重いですね。その時の判断がよかったか?悪かったか?適宜に検証してみることが重用かも
市長 「財政健全化という意味では優等生だと思います。ただ一方で、その副作用として人口が3割以上減り、高齢化率が40%から49%に上がりました。」
かつては人口が12万人近くあった夕張市。エネルギー転換によって激減し、さらに財政破綻で今は9千人余り・・・。ここまでの減少は稀としても、縮小・高齢化はこれから多くの自治体が迎える必然!!
市長 「260人いた市の職員は100人になり、残った職員は年収ベースで最大40%減。特別職である私は70%減の月額25万9000円、退職金も100%減。議員は18人を半分の9人にして、報酬を40%減。人件費で合わせて6割弱のカットを生み出しました。ただ、それでも足りないので、市民のみなさんにもご負担をお願いしています。」
「各種団体やイベントへの補助金も全廃・・・。夕張ならではの大ナタです。人口9千人規模となれば議会やインフラの見直し、縮小はやむを得ませんね
市長 「10年の節目、今年8月までに財政再建一辺倒の現計画を抜本的に見直します。財政再建と地域再生の両立とともに、9000人という規模に合わせた住みやすさを模索したい。」
発想の転換!縮小社会を受け入れたうえでの、地域の再生策に注目です
市長 「例えば乳幼児の医療費助成。中学生まで無料にしている自治体が多いのですが、南富良野町は大学生まで無料なのです。南富良野には大学はありません。親が南富良野に住んでいれば、子供が東京の大学に通っていても無料です。夕張は無料なのは小学校入学前までです。住む場所によって、子育ての環境が大きく変わるというのは、どうなんでしょう。」
(下線はjiiji )ここは全く同感。自治体の個性や施策の差別化はある面に限定されるべきで、医療や教育への助成などは全国どこに住んでいても平等であるべきだと思います
市長 「地域がアイデアを出しなさい、というのはまっとうな話ですが、国が1700自治体の提案を見て、良し悪しを判断し、その経過を追っていくのは大変だと思います。むしろ国でしかできないことをやって欲しい。」
この場合の「地域」は市町村等を指しますが、最近は、その自治体の中でも「団体・地区」への補助金交付などにその発想・手法が用いられていませんか?「ボトムアップ」「参加」「競争」・・・という点では総論評価ですが、果たして「団体・地区」にどれだけの地力があるのか?!地力がある「団体・地区」だけにメリットがあるようではちょっと問題
長くなりましたが、35歳青年市長の挑戦にエールを送ります
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