さぁ壮大で圧倒的無為なお話だ!
***
とりあえずの前説
ウチには2匹のヌコ神様がいるとは良く書いているがこちらが現在最も勢いのある女帝であります三毛のスミレ様でおわす。
彼女は当代きっての魚の目利きであり少しでも鮮度の落ちたお魚は頑として食さない一流の美食家でもあります。
カリカリご飯は案外好き♪
そんな訳で私の釣果を誰よりも楽しみにしてくれていて帰還すると(魚の匂いがするから)何処からともなく現れ
「ニャー(さぁ獲物を出しなさいよ!)」とグイグイ迫ってくるので休憩する事も許されずいそいそと捌きはじめなければなりませぬ。
お嬢様何と言う僥倖有り難き幸せ
と、いつもならご満悦頂けるまでセッセと提供するのだが実は今回は魚がない。えぇ大事なコトなので二度言うぞ?
魚がないゴメンヨ・・・
と言う事で今回は(も)破顔で出迎えてくれウキウキワクワクした彼女が超落胆するまでの転落ストーリーであります。
***
駿河湾きっての敏腕ルアー船である清水港ZEST。予約の取れない船として余りにも有名である。
そんな船についに乗れる機会が巡ってきたのはとある年上バスプロ(ガイドサービス系ね)ペーさんとの出会い。
やはり河口湖周辺(富士吉田市は隣町)で生活しているとそうゆう人と絡み易いのかかれこれこれで3人目のバスプロさん。
ワラクシより年上でいいオサーンなのだがマインドはえらく若くやはり釣り人らしい好奇心と行動力を併せ持つラジカルな方。
知り合って随分経つが実は今回がペー氏と一緒に釣りをするのは初めてで
彼が予約したZESTチャーター便に乗せて貰う事となりました。
そのお題は「サワラキャスティングゲーム」
その数週間前から駿河湾には超良型のサワラが入ってきておりそれがボンボコ釣れているとの話。
熱意という意味
小さき船だが敏腕らしい
しかもキャスティングゲームと聞くと有利なのはミヨシ限定っぽいがここでは群の上には入れれば全方向釣れるとかなんとか。
ホホウ・・・過去にサワラジギングはした事あったがキャスティングはほぼないから楽しみじゃのう♪
そんな訳で釣って楽しい食べても美味しいサワラゲームなら断る理由もないと即答で喰らいついたのであります。
※速攻ルアーに騙されるタイプ
だがそんな上手い話にも棘はある。
上記にもあるようにZESTとは予約の取れないボートであり、つまりは数週間前に押さえる必要があるって事。
その数週間が海の魚にとってどれぐらいの意味を持つのかを知るのはこの後であります。
いざ出船。
曇天無風
ロッド林
***
ZEST船は2艘あり今回は若船長(息子さん)が操るZEST1号だが6名限定のミニボートであり
天候悪化で出船出来ない可能性が高いのだが今回はまさかのベタ凪での釣り日和。
ガチ系雨男を乗せてそんな状況珍しいが他の5名の徳(←ココ重要)が高いのだろう。ありがたやありがたや。
とりあえず8時に港を出て一路西へ。ツルッとした水面を疾走してゆくその先は焼津方面だと思われる。
凪倒れ
屋根の上で操船するのが船長殿
さてサワラキャスティングとはつまるとこボイル撃ちであり、その契機は跳ねと鳥山の発見だ。
ポイント周辺だからと言ってやみくもに投げても意味がない。
それを見つける為に船長だけでなく全員で四方八方を見つめているのだが
魚なんてものは神出鬼没であり昨日いたからといって今日も(同じ場所に)いるとは限らない。
常時監視中
実はここ数日キャスティングゲームは苦戦を強いられており、ピーク時よりかなり数もサイズもダウンしているのだと。
それでも逆に言えば昨日が駄目でももしかして今日は爆発するかも!なんて根拠のない期待を抱いてしまうのは釣り人の性だろうw
と言う感じで走る走る走る事小1時間。ようやく最初の跳ねを見つけたがこれが2秒で沈んだ。
座ってたらとても間に合わないとミヨシに立ってラインに指を掛けて待っているのだがそれでも超瞬間芸だ。
えっ?こんなシビアなの?!
事前情報の全方向OK!なんてのは今や夢物語でボートが止まる前に投げてワンチャンあるかないかのシビアさだ。
これは痺れる。ミヨシ完全有利でローテーション必須。仲間のチャーター便じゃなきゃ出来ない芸当だ。
そうゆうストップ&ゴー的攻撃を繰り返すのだが魚の浮きが弱く近づくと即沈んでしまうので3投でもう釣りにならない。
うーんキツいなぁ。
そのうちに潮も止まり鳥山も解散しまったりしたムード。
なのでバックアップ案であるタイラバやジギングをそれぞれ行ったのだがこれもほぼほぼ反応ナシ。
誰かのタイラバでハタ坊が一匹とフグチョボチョボ。言うまでもなくワンピッチ高速ジギンガーのワラクシノーバイト。
こちらは地形変化と魚の群を魚探でサーチして撃ったのである意味正攻法だったのだがマルっと無反応で終わる。
本音はサバでも良いからお土産を確保したかったがの。
高級魚だが今日は君じゃない
***
沖上りは2時だがノーバイトのまま既に12時。だがここで風が吹いてきて鳥も動き回り海に何となく生命感が出てきた。
ローテーションにより既にミヨシは譲って後ろ側にいたがどうやら前では釣れたみたいだ。
だがそれは待望のサワラではなくサゴシさん。実は同じ魚だがサイズが小さく呼び名が違う。身はかわらず美味しいがやはり細い。
それがミノーで1本。そしてその釣った人が下がって次のミヨシがまた1本と少しづつ掛けてゆくがやはり皆同じサゴちゃん。
ノーバイトのワラクシが羨ましくない訳もないけどやはりどこかで失望してしまうのは本音だ。
実は今回新調したジグに拘った。リトルジャックの40gのジグだがこれこそイケるでしょ!と投げ続けた。
その結果、新品のジグにはサゴシの歯形が幾つか増えたのだがフッキングには至らなかった。
グン!と一瞬だけ感じるのだがフックオンしない。これは推測なのだがこのジグはリアがシングルフックなのだ。
このシングルフックの付け方に可能性を感じてチョイスしていたのだが案外駄目で
おそらくトレブルフックなら1発2発は掛かっただろうと後で思った。
これを後の祭りと決めてしまうのはなんだけど自分ではその拘りは多分無駄じゃないと思ってます。
可能性は感じたがセッティングが悪かったかも
実際皆が掛けてゆくルアーはミノー。サイズは9~11cmくらい。ペー氏曰く「シルエットではなく単に波動で喰ってる」だそう。
ミノーの出すウォブリングはジグでは幾らジャークしても出ない出せないもの。私が釣れないのはその差だと指摘する。
それでも根拠のない意地と幾つかの歯形が私にルアーを変える事を許さない(ただ面倒だから)
やがて再びミヨシ順番が回ってきて幾つかのチャンスを貰ったのですが・・・残念ながらノーフィッシュのまま終了致しました。
実はZESTさんもサービスしてくれて時間延長して粘ってくれたのですがその期待に応えられませんでした。
一方ZEST2(父親の方)も同日出船していたのだが更に悪い釣果でどうやらこの日は駄目だった模様。
そんな訳でフグから始まった不調の波は再びワラクシの飲み込みその仄暗い海の底まで誘われましたとさ。
まぁ負け惜しみで言うけど当然残念で悔しいけどそれほどダメージはない。
うーん駄目ズラ
全員でコレ(ほぼ1人1匹)
だって明日があるもの!
そう明日こそ本番の芦ノ湖。鉄板の癒し場で大いに癒されようぞアータノシミ
そしてスミレ様には悪い事したけど明日挽回するから暫しの御待ちを!
オーディエンス
***
とりあえずの前説
ウチには2匹のヌコ神様がいるとは良く書いているがこちらが現在最も勢いのある女帝であります三毛のスミレ様でおわす。
彼女は当代きっての魚の目利きであり少しでも鮮度の落ちたお魚は頑として食さない一流の美食家でもあります。
カリカリご飯は案外好き♪
そんな訳で私の釣果を誰よりも楽しみにしてくれていて帰還すると(魚の匂いがするから)何処からともなく現れ
「ニャー(さぁ獲物を出しなさいよ!)」とグイグイ迫ってくるので休憩する事も許されずいそいそと捌きはじめなければなりませぬ。
お嬢様何と言う僥倖有り難き幸せ
と、いつもならご満悦頂けるまでセッセと提供するのだが実は今回は魚がない。えぇ大事なコトなので二度言うぞ?
魚がないゴメンヨ・・・
と言う事で今回は(も)破顔で出迎えてくれウキウキワクワクした彼女が超落胆するまでの転落ストーリーであります。
***
駿河湾きっての敏腕ルアー船である清水港ZEST。予約の取れない船として余りにも有名である。
そんな船についに乗れる機会が巡ってきたのはとある年上バスプロ(ガイドサービス系ね)ペーさんとの出会い。
やはり河口湖周辺(富士吉田市は隣町)で生活しているとそうゆう人と絡み易いのかかれこれこれで3人目のバスプロさん。
ワラクシより年上でいいオサーンなのだがマインドはえらく若くやはり釣り人らしい好奇心と行動力を併せ持つラジカルな方。
知り合って随分経つが実は今回がペー氏と一緒に釣りをするのは初めてで
彼が予約したZESTチャーター便に乗せて貰う事となりました。
そのお題は「サワラキャスティングゲーム」
その数週間前から駿河湾には超良型のサワラが入ってきておりそれがボンボコ釣れているとの話。
熱意という意味
小さき船だが敏腕らしい
しかもキャスティングゲームと聞くと有利なのはミヨシ限定っぽいがここでは群の上には入れれば全方向釣れるとかなんとか。
ホホウ・・・過去にサワラジギングはした事あったがキャスティングはほぼないから楽しみじゃのう♪
そんな訳で釣って楽しい食べても美味しいサワラゲームなら断る理由もないと即答で喰らいついたのであります。
※速攻ルアーに騙されるタイプ
だがそんな上手い話にも棘はある。
上記にもあるようにZESTとは予約の取れないボートであり、つまりは数週間前に押さえる必要があるって事。
その数週間が海の魚にとってどれぐらいの意味を持つのかを知るのはこの後であります。
いざ出船。
曇天無風
ロッド林
***
ZEST船は2艘あり今回は若船長(息子さん)が操るZEST1号だが6名限定のミニボートであり
天候悪化で出船出来ない可能性が高いのだが今回はまさかのベタ凪での釣り日和。
ガチ系雨男を乗せてそんな状況珍しいが他の5名の徳(←ココ重要)が高いのだろう。ありがたやありがたや。
とりあえず8時に港を出て一路西へ。ツルッとした水面を疾走してゆくその先は焼津方面だと思われる。
凪倒れ
屋根の上で操船するのが船長殿
さてサワラキャスティングとはつまるとこボイル撃ちであり、その契機は跳ねと鳥山の発見だ。
ポイント周辺だからと言ってやみくもに投げても意味がない。
それを見つける為に船長だけでなく全員で四方八方を見つめているのだが
魚なんてものは神出鬼没であり昨日いたからといって今日も(同じ場所に)いるとは限らない。
常時監視中
実はここ数日キャスティングゲームは苦戦を強いられており、ピーク時よりかなり数もサイズもダウンしているのだと。
それでも逆に言えば昨日が駄目でももしかして今日は爆発するかも!なんて根拠のない期待を抱いてしまうのは釣り人の性だろうw
と言う感じで走る走る走る事小1時間。ようやく最初の跳ねを見つけたがこれが2秒で沈んだ。
座ってたらとても間に合わないとミヨシに立ってラインに指を掛けて待っているのだがそれでも超瞬間芸だ。
えっ?こんなシビアなの?!
事前情報の全方向OK!なんてのは今や夢物語でボートが止まる前に投げてワンチャンあるかないかのシビアさだ。
これは痺れる。ミヨシ完全有利でローテーション必須。仲間のチャーター便じゃなきゃ出来ない芸当だ。
そうゆうストップ&ゴー的攻撃を繰り返すのだが魚の浮きが弱く近づくと即沈んでしまうので3投でもう釣りにならない。
うーんキツいなぁ。
そのうちに潮も止まり鳥山も解散しまったりしたムード。
なのでバックアップ案であるタイラバやジギングをそれぞれ行ったのだがこれもほぼほぼ反応ナシ。
誰かのタイラバでハタ坊が一匹とフグチョボチョボ。言うまでもなくワンピッチ高速ジギンガーのワラクシノーバイト。
こちらは地形変化と魚の群を魚探でサーチして撃ったのである意味正攻法だったのだがマルっと無反応で終わる。
本音はサバでも良いからお土産を確保したかったがの。
高級魚だが今日は君じゃない
***
沖上りは2時だがノーバイトのまま既に12時。だがここで風が吹いてきて鳥も動き回り海に何となく生命感が出てきた。
ローテーションにより既にミヨシは譲って後ろ側にいたがどうやら前では釣れたみたいだ。
だがそれは待望のサワラではなくサゴシさん。実は同じ魚だがサイズが小さく呼び名が違う。身はかわらず美味しいがやはり細い。
それがミノーで1本。そしてその釣った人が下がって次のミヨシがまた1本と少しづつ掛けてゆくがやはり皆同じサゴちゃん。
ノーバイトのワラクシが羨ましくない訳もないけどやはりどこかで失望してしまうのは本音だ。
実は今回新調したジグに拘った。リトルジャックの40gのジグだがこれこそイケるでしょ!と投げ続けた。
その結果、新品のジグにはサゴシの歯形が幾つか増えたのだがフッキングには至らなかった。
グン!と一瞬だけ感じるのだがフックオンしない。これは推測なのだがこのジグはリアがシングルフックなのだ。
このシングルフックの付け方に可能性を感じてチョイスしていたのだが案外駄目で
おそらくトレブルフックなら1発2発は掛かっただろうと後で思った。
これを後の祭りと決めてしまうのはなんだけど自分ではその拘りは多分無駄じゃないと思ってます。
可能性は感じたがセッティングが悪かったかも
実際皆が掛けてゆくルアーはミノー。サイズは9~11cmくらい。ペー氏曰く「シルエットではなく単に波動で喰ってる」だそう。
ミノーの出すウォブリングはジグでは幾らジャークしても出ない出せないもの。私が釣れないのはその差だと指摘する。
それでも根拠のない意地と幾つかの歯形が私にルアーを変える事を許さない(ただ面倒だから)
やがて再びミヨシ順番が回ってきて幾つかのチャンスを貰ったのですが・・・残念ながらノーフィッシュのまま終了致しました。
実はZESTさんもサービスしてくれて時間延長して粘ってくれたのですがその期待に応えられませんでした。
一方ZEST2(父親の方)も同日出船していたのだが更に悪い釣果でどうやらこの日は駄目だった模様。
そんな訳でフグから始まった不調の波は再びワラクシの飲み込みその仄暗い海の底まで誘われましたとさ。
まぁ負け惜しみで言うけど当然残念で悔しいけどそれほどダメージはない。
うーん駄目ズラ
全員でコレ(ほぼ1人1匹)
だって明日があるもの!
そう明日こそ本番の芦ノ湖。鉄板の癒し場で大いに癒されようぞアータノシミ
そしてスミレ様には悪い事したけど明日挽回するから暫しの御待ちを!
オーディエンス