壮大な前振りをば。
***
本当なら今頃80UPのシーバスと格闘している筈だった。そうゆう船を予約したつもりだったと過去形が続く。
しかも20年は一緒に釣りしてない元部下(←一応間違ってはいない)とのジョイントで楽しみにしてたのにだ!
それを船都合で前日にキャンセルされ、行き場のない怒りと釣欲はドコへ向かったら良いのだろう。
正直(キャンセルは)あるあるなんだが準備は既に完了しているのに今言う?!ジョイクロを結んだこのロッドをどうしろと?
そんなゴリゴリのタックルと怒れる釣欲を過重積載する車を走らせココに到着した。
***
実は最近小物釣りの動画を見る機会が多くて私もやってみたいと思っていたのだ。クチボソ等々のマヂ小魚のウキ釣りと言う原点回帰的な釣りをだ。
ここはドコだ
小学生の頃に毎週の如く多摩川でこんな釣りしてましたがついにマインドが一周したのか小さい淡水魚がとても魅力的に映るのだ。
だが釣りの格言で「フナに始まりフナに終わる」ってのがあるがそれを体現するには齢ゴーマルまだ早過ぎる。
だから今回のイレギュラーな行動は二周目に入る為の儀式的なものと位置づけようと思う。まだまだガンガン行きたいからね!
そんな訳でガチガチの雷魚ロッドではなくか細い3m弱の延べ竿を担いでまず最初に訪れたのは八王子秋川。
これはイワゾー社長に「かれこれこうゆう釣りがしたいんだけど?」と相談したら幾つか候補を教えてくれたうちの一つ。
魚が居る居ないはともかく場所が判り易く駐車場があればあとは探すよ。
と、グーグル先生に導かれて来たのは良いもののなんとある筈の池(河川の三日月湖的なもの)に水がないw
いやあるっちゃあるけどコレはただの水溜りじゃろ?と。
この手の情報はたった一回の大水(台風等々の)で地形が変わってしまうからのう。
秋川本筋はサラサラの清流風で淀みが好きな小魚は居そうにないし、私もそうゆうシチュエーションでやりたいのでここはパス。
これは違うじゃろ
次に来たのは多摩川横のくじら池。住所はあきる野かな?八王子市かワカラナイが先程から10分くらい。
車を止めて橋の上から覗けばまぁそれなりの小さい池。んでヘラ師が数名とバスマンも数名の呉越同舟。
たま川らしい
ほぼ全景
こんな小道をゆく
ここなら小物釣り出来そうだ!とちょっと嬉しいw
いや大物釣りもワクワクするけど小魚だって挑むときは同じ気持ち。結構ワクワクしてまんがな!
んで件の延べ竿にメインラインはフロロ5lbで玉ウキに袖ハリ3号の簡単仕掛け。エサはベニサシ。
うーんシンプルイズベスト!FGノットもアシストフックもいらんのは久しぶりか?やっぱ釣りはこうでなきゃ!
ホムセンで1000円
久しぶりの玉ウキ戦
と、心は小躍りしながら嬉々としてスタートしたのだがまさかの苦戦となる。いや大苦戦だ。
***
入れ食いとまではいかないがソコソコは釣れるでしょ?と踏んでいたのだが全くアタリがない。
水深は私の届く範囲で50~70cm。その都度細かくウキ下を調整してみるのだがこれがゼムゼム。
玉ウキ超ピョコピョコするんだろうなぁ~と浅く考えていた一時間前のワラクシを殴りたいw
「ピョコピョコせぬならピョコピョコさせてみようホトトギス」と詠んだのは誰だったか思い出せないがとにかくこちらも待ってばかりじゃいられない。
ランガン(とは呼べないが)スタイルで一投一投スライドして魚を探すのだが中々エンカウントしないのだ。
もうここしかなかろう?ってシチュエーション(水深があって草があってエグレがあって)でもアタリが出ない。
仕掛け?それともエサ?いやそもそも魚が居ないのか?
普通居るよね?
玉ちゃんも揺れず
牧歌的で能天気なアイデアだったがまさかの難易度AAA?!
勿論熱中集中してても周りも見ている。バスマンは相変わらず無理ゲーだしヘラ師も誰も釣れてない。
っかこの池は実はただの水溜りじゃね?
※後で10cmぐらいの小バス見たし小魚が跳ねて逃げてたので親バスはいるとは思う
ランガンもやがて行き止まりへ。
スタート地点から対岸の最後のヘラ台のアシ際へ落とすとスルル・・・と玉ウキが横にスライドした。
脊髄反射でアワセるとプルルと小気味よい引き!おぉこれぞ小物釣りの~
ってコイかよ!
ゼロからのイチは貴重
ファーストフィッシュは所望のクチボソではなくコイの子でありました。中々のファイター!
因みにこの観賞ケース風は100均で購入した砂糖入れ。キャンドゥのスリムシュガーケースw
それ一杯なのでこの子は10cmくらいか?ありがとう嬉しいヨ。
そこから再び(釣りをしながら)スタート地点に戻るのだがこれがまた全く無視ゲー。
んで最後の最後にこの子が釣れました。婚姻色は薄いけどオスのオイカワ。
オイカワカッケー
そして遂に心折れるw
熱中して気が付けば2時間くらい経過したか?釣果はアレですけどまぁまぁ楽しかった。
でもまだネタとしては足りないのでラストはあそこに行ってみよう。
***
何年か前に紹介したトコだが件のオヤニラミ捕獲の川だ。場所は言えんがくじら池から15分くらいだと言及しておこう。
あの時は初めてだったにも関わらず適当にガサガサすれば幻のオヤニラミが何匹も獲れて本当に衝撃を受けた。
その際は家で飼える状況ではなかったのでその環境が整ったら迎えに行こうと全部リリースしましたが
それ以来私にとってはある意味聖地みたいな場所として大事にとってありました。
まぁ今回も相変わらず飼える状況ではないのですが(ウチはニャンコファーストなので)聖地巡礼って事で網を片手に臨んだ訳ですよ。
だがそうは問屋がなんとやら。
先の記述にもあった通り川なぞ一発の大水で変わってしまうもの。
ましてやあれから何年?変わらない訳ないって話であの時にオヤニラミが隠れる事が出来たボサやエグレは完全に消滅。
川は形を変えオヤニラミのオの字すらもうどこにもない。
荒れ果てているの
マヂかぁぁぁぁぁ!エェェェ!
と叫んでも既に遅し。ここがあの時の様なシチュエーションに戻るのはもしかしてもうないのかもしれない。
いや逆を言えば大水一発で形だけは同じようになるかもしれない。
でも草が付いて魚が戻ってくるには余りにも遠すぎるかと。特に環境に繊細なオヤニラミがココに再定着するのはもうないかもね。
でもでも魚ってのは案外タフ。ここで生活出来なければ新しい場所を見つけるだけ。
だから死滅ではなく移住でありつまりは下流域のドコかに居るかもしれません。また探さなきゃいけませんがそれもこれからの楽しみだと思いましょう。
と、ひとしきり嘆いた後は釣りなんぞをしてみようかと。
だかここは川が狭まり流れが早い。少しでも緩やかなトコを探して歩き回った結果、希望する場所はなく諦めた。
でも川の流れにはとある特徴がある。
いわゆる反転流と言われるものでメインストリームの脇に上流に戻る様な渦が出来るのだ。
そこはエサが集まるので川魚の一つの居場所でありチャンスがあるとすればそこだけだ。
奥が反転流
そして私の短竿が届く範囲でそんなのが1つ2つだけあった。ではここで・・・
!
案の定一発で釣れたのはたぶんハヤのお子。苦戦の本日はおチビさんでも心底嬉しい。
だが続かない。その後もう一匹釣ったとこで終了となりました。
小さいけど嬉しい
ラストがこの子
結局結果だけ見れば4バイト4フィッシュですが内容は大苦戦でした。でも楽しかったです。
今年は割と探検シリーズ的な釣行が多くて渓流ヤマメやナマズ等々いつもの季節ルーチンから抜け出す事多しだと。
やはり初めてはドキドキワクワクが有り余るから楽しい!
ゴーマルになろうが経験値が増えようが改めてこうゆう心境を得られるのは釣り人ならではだと思う。
まぁその為には釣果第一主義を辞めなきゃいけないんだけどねw
でもデコでも良いって気楽に構えてると案外結果が良かったりする。釣りの神様の気まぐれかな?
とにかくゴーマルオヤジの回帰譚でありまた来週からは釣り人生二周目に突入してゆくのであります。
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本当なら今頃80UPのシーバスと格闘している筈だった。そうゆう船を予約したつもりだったと過去形が続く。
しかも20年は一緒に釣りしてない元部下(←一応間違ってはいない)とのジョイントで楽しみにしてたのにだ!
それを船都合で前日にキャンセルされ、行き場のない怒りと釣欲はドコへ向かったら良いのだろう。
正直(キャンセルは)あるあるなんだが準備は既に完了しているのに今言う?!ジョイクロを結んだこのロッドをどうしろと?
そんなゴリゴリのタックルと怒れる釣欲を過重積載する車を走らせココに到着した。
***
実は最近小物釣りの動画を見る機会が多くて私もやってみたいと思っていたのだ。クチボソ等々のマヂ小魚のウキ釣りと言う原点回帰的な釣りをだ。
ここはドコだ
小学生の頃に毎週の如く多摩川でこんな釣りしてましたがついにマインドが一周したのか小さい淡水魚がとても魅力的に映るのだ。
だが釣りの格言で「フナに始まりフナに終わる」ってのがあるがそれを体現するには齢ゴーマルまだ早過ぎる。
だから今回のイレギュラーな行動は二周目に入る為の儀式的なものと位置づけようと思う。まだまだガンガン行きたいからね!
そんな訳でガチガチの雷魚ロッドではなくか細い3m弱の延べ竿を担いでまず最初に訪れたのは八王子秋川。
これはイワゾー社長に「かれこれこうゆう釣りがしたいんだけど?」と相談したら幾つか候補を教えてくれたうちの一つ。
魚が居る居ないはともかく場所が判り易く駐車場があればあとは探すよ。
と、グーグル先生に導かれて来たのは良いもののなんとある筈の池(河川の三日月湖的なもの)に水がないw
いやあるっちゃあるけどコレはただの水溜りじゃろ?と。
この手の情報はたった一回の大水(台風等々の)で地形が変わってしまうからのう。
秋川本筋はサラサラの清流風で淀みが好きな小魚は居そうにないし、私もそうゆうシチュエーションでやりたいのでここはパス。
これは違うじゃろ
次に来たのは多摩川横のくじら池。住所はあきる野かな?八王子市かワカラナイが先程から10分くらい。
車を止めて橋の上から覗けばまぁそれなりの小さい池。んでヘラ師が数名とバスマンも数名の呉越同舟。
たま川らしい
ほぼ全景
こんな小道をゆく
ここなら小物釣り出来そうだ!とちょっと嬉しいw
いや大物釣りもワクワクするけど小魚だって挑むときは同じ気持ち。結構ワクワクしてまんがな!
んで件の延べ竿にメインラインはフロロ5lbで玉ウキに袖ハリ3号の簡単仕掛け。エサはベニサシ。
うーんシンプルイズベスト!FGノットもアシストフックもいらんのは久しぶりか?やっぱ釣りはこうでなきゃ!
ホムセンで1000円
久しぶりの玉ウキ戦
と、心は小躍りしながら嬉々としてスタートしたのだがまさかの苦戦となる。いや大苦戦だ。
***
入れ食いとまではいかないがソコソコは釣れるでしょ?と踏んでいたのだが全くアタリがない。
水深は私の届く範囲で50~70cm。その都度細かくウキ下を調整してみるのだがこれがゼムゼム。
玉ウキ超ピョコピョコするんだろうなぁ~と浅く考えていた一時間前のワラクシを殴りたいw
「ピョコピョコせぬならピョコピョコさせてみようホトトギス」と詠んだのは誰だったか思い出せないがとにかくこちらも待ってばかりじゃいられない。
ランガン(とは呼べないが)スタイルで一投一投スライドして魚を探すのだが中々エンカウントしないのだ。
もうここしかなかろう?ってシチュエーション(水深があって草があってエグレがあって)でもアタリが出ない。
仕掛け?それともエサ?いやそもそも魚が居ないのか?
普通居るよね?
玉ちゃんも揺れず
牧歌的で能天気なアイデアだったがまさかの難易度AAA?!
勿論熱中集中してても周りも見ている。バスマンは相変わらず無理ゲーだしヘラ師も誰も釣れてない。
っかこの池は実はただの水溜りじゃね?
※後で10cmぐらいの小バス見たし小魚が跳ねて逃げてたので親バスはいるとは思う
ランガンもやがて行き止まりへ。
スタート地点から対岸の最後のヘラ台のアシ際へ落とすとスルル・・・と玉ウキが横にスライドした。
脊髄反射でアワセるとプルルと小気味よい引き!おぉこれぞ小物釣りの~
ってコイかよ!
ゼロからのイチは貴重
ファーストフィッシュは所望のクチボソではなくコイの子でありました。中々のファイター!
因みにこの観賞ケース風は100均で購入した砂糖入れ。キャンドゥのスリムシュガーケースw
それ一杯なのでこの子は10cmくらいか?ありがとう嬉しいヨ。
そこから再び(釣りをしながら)スタート地点に戻るのだがこれがまた全く無視ゲー。
んで最後の最後にこの子が釣れました。婚姻色は薄いけどオスのオイカワ。
オイカワカッケー
そして遂に心折れるw
熱中して気が付けば2時間くらい経過したか?釣果はアレですけどまぁまぁ楽しかった。
でもまだネタとしては足りないのでラストはあそこに行ってみよう。
***
何年か前に紹介したトコだが件のオヤニラミ捕獲の川だ。場所は言えんがくじら池から15分くらいだと言及しておこう。
あの時は初めてだったにも関わらず適当にガサガサすれば幻のオヤニラミが何匹も獲れて本当に衝撃を受けた。
その際は家で飼える状況ではなかったのでその環境が整ったら迎えに行こうと全部リリースしましたが
それ以来私にとってはある意味聖地みたいな場所として大事にとってありました。
まぁ今回も相変わらず飼える状況ではないのですが(ウチはニャンコファーストなので)聖地巡礼って事で網を片手に臨んだ訳ですよ。
だがそうは問屋がなんとやら。
先の記述にもあった通り川なぞ一発の大水で変わってしまうもの。
ましてやあれから何年?変わらない訳ないって話であの時にオヤニラミが隠れる事が出来たボサやエグレは完全に消滅。
川は形を変えオヤニラミのオの字すらもうどこにもない。
荒れ果てているの
マヂかぁぁぁぁぁ!エェェェ!
と叫んでも既に遅し。ここがあの時の様なシチュエーションに戻るのはもしかしてもうないのかもしれない。
いや逆を言えば大水一発で形だけは同じようになるかもしれない。
でも草が付いて魚が戻ってくるには余りにも遠すぎるかと。特に環境に繊細なオヤニラミがココに再定着するのはもうないかもね。
でもでも魚ってのは案外タフ。ここで生活出来なければ新しい場所を見つけるだけ。
だから死滅ではなく移住でありつまりは下流域のドコかに居るかもしれません。また探さなきゃいけませんがそれもこれからの楽しみだと思いましょう。
と、ひとしきり嘆いた後は釣りなんぞをしてみようかと。
だかここは川が狭まり流れが早い。少しでも緩やかなトコを探して歩き回った結果、希望する場所はなく諦めた。
でも川の流れにはとある特徴がある。
いわゆる反転流と言われるものでメインストリームの脇に上流に戻る様な渦が出来るのだ。
そこはエサが集まるので川魚の一つの居場所でありチャンスがあるとすればそこだけだ。
奥が反転流
そして私の短竿が届く範囲でそんなのが1つ2つだけあった。ではここで・・・
!
案の定一発で釣れたのはたぶんハヤのお子。苦戦の本日はおチビさんでも心底嬉しい。
だが続かない。その後もう一匹釣ったとこで終了となりました。
小さいけど嬉しい
ラストがこの子
結局結果だけ見れば4バイト4フィッシュですが内容は大苦戦でした。でも楽しかったです。
今年は割と探検シリーズ的な釣行が多くて渓流ヤマメやナマズ等々いつもの季節ルーチンから抜け出す事多しだと。
やはり初めてはドキドキワクワクが有り余るから楽しい!
ゴーマルになろうが経験値が増えようが改めてこうゆう心境を得られるのは釣り人ならではだと思う。
まぁその為には釣果第一主義を辞めなきゃいけないんだけどねw
でもデコでも良いって気楽に構えてると案外結果が良かったりする。釣りの神様の気まぐれかな?
とにかくゴーマルオヤジの回帰譚でありまた来週からは釣り人生二周目に突入してゆくのであります。