百田尚樹氏の言葉に拒否反応を起こす人たち
アサ芸プラスの記事より
サブタイトルを含めたタイトルが長すぎるが面白い内容なので取り上げた。
作家の百田尚樹氏が代表を務める政治団体「日本保守党」の、Xへの投稿が物議を醸している。「日本の政治はガンのステージ4」とたとえているからだ。あまりの表現のどぎつさに、拒否反応が起きているようである。
2月6日にトーハンの週間ベストセラーが発表され、ノンフィクション・ライトエッセイの第1位を「日本保守党 ~日本を豊かに、強く。~」(百田尚樹、有本香・著)が獲得した。
〈同書のまえがきで百田さんは自身が昨年12月にガン宣告を受けたことを明かしながら、「日本の政治のガンを根絶する」と決意を語っている。百田さんによると日本の政治状況はガンのステージ4に相当するという。自民党の隅々にまで移転したガン細胞は「もはや少々の抗ガン剤では手の施しようもない状態」と私見を述べ、国民の力で完治させようと呼びかけている〉
ガン患者であると公表した百田氏が、自らの治療経験をもとに、ガンを今の日本の政治になぞらえたものだが、「ほかにもっと言い方があるだろう」などと非難のコメントが相次いでいる。ガンのステージは0期から4期まで5段階あり、ステージ4が最も悪化している。多くの場合、ガンが発生した部位だけでなく、他の臓器にも転移した状態を指す、と述べ、百田氏は歯に衣着せぬ発言で人気を集めているが、問題はそのまま公式アカウントに転載したことだ。日本保守党がまだ組織としてうまく機能していないことを露呈する形となった、と結んでいる。
この文面を読んで、率直に「何が問題なのだろう」と思ってしまった。全くその通りでさすが作家先生、すべて言い当てている。
野党も与党も、しっかりしてもらいたい。
国会議員とは「国と国民のために働く職業」と説明されても、にわかには納得できない。
数年前から「モリカケ問題・桜を見る会」、今度は「統一教会・裏金問題」で国会は空転続き。これが「国と国民のために働く職業」なのか。議員の不祥事で盛り上がるだけでは民主主義が泣く。もういい加減にしてもらいたい。
彼らは「立つ鳥跡を濁さず」ということわざを知っているのだろうか。「立つ鳥」なのに80歳を過ぎても、まだ「未練がましく」議員の椅子にすがる。これじゃあ「跡を濁しっぱなし」。「離れの汚さ」が議員特権と思っているのだろうか。これ以上、日本の議員の「質の低下と恥の上塗り」を世界にさらすのはやめてもらいたい。この惨状を自民党の若手はどう思っているのか。保身に走らず国と国民のために働くことを切望する。