光画繚乱

映画と写真、どちらも「光」が関わるので、そしてそれが「錯綜し合う」ということから、ブログタイトルを光画繚乱としました。

国賓来日中止決議で賛否

2020-07-12 20:01:47 | 私見偏在

 時事ドットコムニュースより
 自民党外交部会などの合同会議は、中国が香港統制を強める「香港国家安全維持法」の施行を受けた党の決議について議論した。外交部会役員会は習近平国家主席の国賓来日中止を求める案をまとめていたが、中国に深いパイプを持つ二階俊博幹事長が反発。決議案をめぐっては、外交部会役員会が「国賓来日中止」を求める案をまとめた。しかし、二階氏が周辺に「(日中関係に関わった)先人の努力を水泡に帰すものだ」と唱え、文言調整を求めた。
 二階氏の言う「先人の努力」とは何なのだろう。1972年のニクソンショック(頭越し外交)による単なる「後追い訪中」だっただけで「先人の努力」は関係がないはず。
 また石破茂氏は派閥会合で、党外交部会などが中国の習近平国家主席の国賓来日の中止を日本政府に求めたことに苦言を呈した。「中国との関係にどういう影響を与えるかよく考えるべきだ」と述べた
 「礼儀は礼儀としてきちんと尽くさないといけない。その上で言うべきことは言うことが必要だ」とも語った、と言う。
 しかし、「礼儀」は一方だけが守るものだろうか。一方だけが守る「礼儀」は服従と言う。石破氏は尖閣諸島に軍艦を侵入させ、日本の漁船を追い回していることが「礼儀」に適うことと思っているのだろうか。
 二階氏と石破氏はともに「出戻り議員」。自らの節操のなさを国民は忘れたわけではない。しかし「出戻り議員」を厚遇した自民党にも相応の責任がある。
  「先人の努力」よりも「礼儀」よりも「パンダ七頭」よりも、アメリカのように「国益」を最優先に考える国会議員であれ。


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