光画繚乱

映画と写真、どちらも「光」が関わるので、そしてそれが「錯綜し合う」ということから、ブログタイトルを光画繚乱としました。

電気自動車

2024-05-01 16:46:30 | 私見偏在

 

中国で電気自動車の追突事故後、ドアが開かず搭乗者3人全員が死亡する事故が発生した。 陝西省雲城市近くの高速道路でスポーツ用多目的車(SUV)の「AITO M7」車両が時速115キロメートルで走行中に先を走っていたトラックに衝突した。

車は事故直後、爆発とともに炎が上がった。周りにいた車の運転手らが事故車両の窓ガラスを割って救出しようとしたが、結局失敗し、車の中にいた男性2人と2歳児など3人が命を失った。 その後、事故車の持ち主の姉だと明らかにした女性が、車の欠陥疑惑を提起した。この女性は、事故車両が弟が3カ月前に購入した最新型モデルだったとし、事故当時、車のドアがロックされたまま開かず、エアバッグも作動しなかったと主張した。 現地警察は、車両の欠陥などを含め、事故の原因を調べている。 問題が広がると、AITOのメーカーは微博(Weibo)アカウントを通じて被害者に哀悼の意を表しながらも、「エアバッグと動力バッテリーは正常に作動した」と欠陥疑惑を否認した。

皮肉にも「電気だけに頼った電気自動車」の災難ということか。

少し前までは「電気自動車に乗り遅れるな」とか「世界の潮流から日本だけが離されている」・「日本は自動車もガラパゴス化か」などの記事が氾濫したものだ。しかし「冷静に」考えてみると、電気自動車はガソリン・ディーゼルを超えたかどうかはいまだ未知数。

寒冷地、積雪時の夜間走行、充電後の航続距離などをクリアしたのだろうか。

100年以上の歴史・経験があるガソリン・ディーゼル車と比較することは所詮無理というもの。フロントガラスを例に挙げると、走行時の風圧や振動・密閉性能・寒暖差をクリアするのも大変なはず。

しかも問題は中国。人権を無視できる国と西側の考えはあまりにも違う。ロシアの戦車は軽くするために、操縦する人員の命など二の次三の次。被弾するとボデイが弱いため砲塔が吹き飛ぶ。当然中の人間は死ぬことになる。人権がない、あるいは軽んじられている国においては一事が万事。他国の技術を盗み抜いた挙句の事案というべき。これこそが「チャイナクオリティ」というべきか。


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