続きまして、「告発の行方」
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これももう、今となっては古典と言いますか。
ただ、今見ても、今の日本より全然いいサポートシステムなども垣間みれて(あちら1980年代)、例えばクライシスセンターのスタッフが付き添いに来たり、被害にあった人の「素行」についてを社会が判断することの“愚かさ”を見事に表現してくれている。
レイプシールドの大切さもよく分かります。短いスカート履いてたから?バーでテンションあがってたから?酔ってたから?マリファナ吸うような女だから?「レイプしてもいい」なんて、誰にも言えるはずがない。だけれども、社会は、人は、そんなことで被害者を被害者と視れなくなってしまうことがある。
どんな自分でも、誰かに同意もしていないことを強要されることなんてあっていいはずがない。
支援をする、という立場ですら、被害者に美しい被害者像を持ってしまう。裏切られたような気持ちになってしまう。そして、被害者を「弱者」として捉えていたことに気付けたら。まだいいんだけど。
今の日本のいろいろな流れ出も感じることで、ほんと、時代は繰り返すなぁ、というか、日本はいつまでこうなんだろうなぁ、と思います。
そんなこんなで、やっぱりおすすめの映画です。
ただしかし、暴力シーンがどうしても多くなってしまうので、無理に観る事は絶対にすすめません。
うーん、オススメの映画、といっても、やっぱしんどい映画ばっかりですねぇ。