RC-NET(レイプクライシス・ネットワーク) BLOG.

RC-NET STAFFによる、日常の些細な出来事から、お知らせまでいろいろなぶろぐ。

強姦罪改正について、2日分のTweetまとめ

2017-02-19 09:55:34 | スタッフ日記
Twitterに強姦罪についてのあれこれを沢山書いたのでブログにもまとめておきます。

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強姦罪改正議論は大詰め。世論はそう盛り上がっていないけれども。110年ぶりの改正、ということを考えてみてほしい。110年前の法律と、なぜ、そう変更点のない改正なんだろうな。

強姦罪が、強制性交等罪に変更されるという話だ。
日本はレイプに性交という定義付けをする国になる。私たちはレイプはセックスではないということをずっと言ってきた。暴力だと。でも、法律が言ってしまう。最悪なこと。なんとかやめてほしい。

レイプに手指器具挿入が入らないのもやはりおかしい。
目隠しをして挿入されたら?無感覚症状あったら?相手がいう「性器が器具か」のみで罪名が変わり量刑も変わると?
ふざけるな、と言いたい。

なぜ、こんな単純なことを話すのに、こうも理解が広がらないのだろう。
昔は法律は専門家が作るものだと思っていた。法律は素人が作るのだと今は思う。

レイプに性交概念など持ち出したら、それこそ110年前、女性を家の財産と捉え、財産の損失についての罪である強姦罪と、大差なさすぎる。

あくまでも性的侵害であり、性の健康を阻害する暴力としてレイプはあるのであって、セックスをこじらせたわけじゃない。
性とは何か、性器とは、セックスとは、今回法律を作るにあたり性に関する専門家はいなかったし、議論もなかった。
このままでいいとは思えない。

やはり、強制性交等罪、という名称は、ない。

もちろん、強姦罪、という名称に問題があるのは分かってる。
性犯罪の保護法益は、個人法益としての性的自由ないし性的自己決定権であると言われる。
この点の本来的な意味合いについて再考いただきたい。

じゃあ何がいいんだ、とよく聞かれますが、
性的暴行罪、もしくは性的侵害罪、そして性的侵襲罪、
いくらでも、被害者にスティグマを負わせない名称はあるでしょう。

(「等」が入るのは、膣挿入のみだったものを肛門や口への挿入も加える形で改正するためです。ここでいう「強制性交等」の定義は、膣・口・肛門に陰茎を挿入される・させられる行為のみを指します。等としないと、他の法律での性交の定義との齟齬がでるので、法的には記載する必要があるのでしょう。)

あくまでも、この法律の主体になるのは改正案の中でも「陰茎の有無」です。
日本の性暴力はどこまで行っても、性器主義から抜け出せないのでしょうか。

この、挿入の主体についての意見を出している団体は多くはありません。ロビイング等をしても「そういう意見は聞いてない」等と議員さんたちも言います。この性器第一主義に疑いすら持たない状態こそが、日本のジェンダーバランスの悪さ、そして性差による差別偏見を生み出してはいないでしょうか。

性暴力は、必ずしも性器のみによって起こるものではありません。しかし、審議の中では性器であることが「より精神的ダメージを与えるもの」とされました。精神的ダメージ、ということはあくまでも主観的なものです。精神的にダメージを受けたか否かで、犯罪の量刑が変わるのはおかしいことです。

性暴力サバイバーの全てがレイプをされて死にたくなったり魂が殺されたような感情になったり自傷行為を繰り返すわけではありません。しかし、起きたことは、起きたことです。精神的なことがらを法律で規定することが出来るでしょうか。そんなことは、してはいけないことです。

性暴力被害の暗数は全体の9割程と言われています。事実、こうした活動をしていると「私も/僕も被害にあったことがあるんだよね」という話を日々聞きます。相談、という形ではなく。
人生において、生活に大きな支障はきたさなくても、そこには被害があり、当事者は被害であったと理解しています。
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4/29・30 セックスワーカーのためのアドボケーター養成講座@東京・本郷

2017-01-31 21:09:10 | RC-NETイベント情報

SWASH(Sex Work and Sexual Health)http://swashweb.sakura.ne.jp/ さんとの共同企画として、セックスワーカーに関わるアドボケーター養成講座を開催することになりました。

こんな充実の講座、見たこと無い!!というくらいに、詰まりに詰まった講座内容になっています。是非、この機会をお見逃し無く、ご参加、そして情報のご周知をお願いいたします。

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<何故、養成講座をするのか>

昨今、セックスワークに関わるニュースなどが世間で注目される機会が増えてきました。そういった中で、相談支援 に関わる人を中心として、この問題にどのように関わるべき かということを考える機会も増えて来たと思います。 私たちは、これまでセックスワーカーとして、またセックスワーカーと共にある存在として、セックスワーカーの安全 と権利についてを考え実践してきました。セックスワークの是非を問うまでもなく、すでにこの街にセックスワーカーはいて、私たちと一緒に生きています。セックスワーカー自身がサバイブする(生き延びる)ための選択や行動の良し悪しを議論する前に、セックスワーカーには自分に必要な知識と 情報を知る権利と必要性があり、それらを尊重する社会を作りたいのです。

労働者としての権利、人としてのそもそもの権利。それらが、社会的な規範や思い込みで侵害されることがあって はなりません。 セックスワーカーが抱える問題は、社会的な差別・偏見 による生きにくさ、労働問題、貧困や暴力や性感染症など多岐に渡っています。一つの専門性だけでは支援が困難なセックスワーカーに対し、どう支援したらいいのか悩んでいる支援者の方に対し、これまでの蓄積を元に、今回の研修会を企画しました。講師陣はすべて、セックスワーカー当事者および長年当事者と共に活動してきた人たちです。 セックスワークについて知り、学び、伝え、当事者と共により良い社会のために協働できる人材を増やして行く機会を作れたらと思っています。(アドボケーターは権利を擁護する人) 

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開催日程:2017年4月29・30日 両日 10:00〜18:30

場所:東京大学本郷キャンパス

受講料:30,000円 受付締切 : 先着50名様まで 

対象:対人支援・相談員、カウンセラー、医療・福祉・保健・教育・防犯等関係者、行政官、 政治家、研究者、弁護士、ジャーナリスト、アーティスト、風俗店店長・従業員、 出版関係者、学生等、性風俗で働く人々の支援に関心のある方。 

申込み専用ページ:http://swash-rcnet.peatix.com

※ご入金頂いた受講料のご返金は理由の如何に関わらずいたしかねます。ご了承下さい。 ※1 講座のみ、又、1 日のみのご参加でも、受講料の金額は変わりません。 

問い合わせ:mail.swash@gmail.com 

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(↑↓チラシをクリックすると外部リンクでPDFが表示されます)

 

 

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青森県警の要望書受け取り拒否に関する経緯等

2016-12-26 16:11:55 | スタッフ日記

RC-NETでは、青森県警が性犯罪予防として出しているリーフレットの内容をきっかけに、
今日、青森県警本部に対し性犯罪予防啓発に関する要望書提出に伺いました。

リーフレットの内容は以下でご確認いただけます。
http://blog.goo.ne.jp/rc-net/e/3fb28c104d615ea336df8042e176e5c5

青森県警だけの話ではなく、全国においてよくあること、ではありますが、
性犯罪予防に関して、警察での予防は「被害にあうかもしれない人を限定的に断定し、
行動の制限をすること」を呼びかけるものがほとんどです。
被害にあわないために○○しろ、というだけで、具体的な情報が一切無いという形では、
被害者への二次加害にも繋がり、現実的な予防行動に繋がらないという思いから、
より有益な予防啓発のために要望書を作成しました。

要望の提出に至る経緯として、事前に電話で3回に渡り担当部局の方とお話しもさせていただいていましたが、
当日、現地でいきなり担当部局の室長から「要望書は受け取らない」と言われました。
「そんな話は聞いていない」「話をきけというから聞くだけだ」と、今までの話がなんだったのか…ア然とするしか無い状況でした。
メディアも3社同行していましたが、全て締め出され、
こうなると第三者のいない密室での話は嫌なので、すべて録音をさせていただきたいと言ってもすべて断られ、
要望書も受け取り拒否、そして、被害予防に関わる警察用意識調査アンケートも用意していきましたが、
それについても無言で押し返されるということになりました。

例えば、県議会を通して、また議員さんなどからお力添えをいただいて、ということも考えましたが、
まずは市民として、市民の意見をちゃんと聞き入れてくれる警察であってほしいという思いから、
今回の要望書提出を警察本部との話し合いの中で出させていただくことになりましたが、
過程として、要望書の受け取り拒否ということが起きた、ということをみなさんとシェアできたらと思いこの記事を書いています。

今回の要望に関しては、もちろん、青森にいる当事者の思いを聞いたり、
各地のサバイバーたちの声を、想いを詰め込んでかかせていただいたものです。

国に意見を、ということも大事ですが、国から、地元警察の意識変革まではとても道のりが遠いと感じています。
これからも、地元から地元に声を届けることはやめるつもりはありません。

今回、対応くださった部局は犯罪被害についての予防をすると同時に、
被害者の相談も聞いているところでした。
あまりの高圧的な態度と無理解に、ここに被害者を連れて行くことについて、改めて「恐ろしい」と思った次第です。

参考までに、今回提出予定であった要望書の内容を、以下に貼ります。

ここには書ききれませんが、本当に沢山の、性被害に関する無理解をぶつけられ、
こうした二次加害的言動を日々、サバイバーたちは受けているのだなということを改めて感じました。
性被害について、適切に対応し、当事者の声が社会に届くまでの道のりに暗澹たる思いでいます。

青森でこんなことがありました、ということで、
情報の一つにしていただければと思います。

希望は失わず、されど怒りを殺さずに、と心新たにしました。


RC-NET代表 岡田実穂

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性暴力被害者の人権を守る視点での社会的予防を実践してください
レイプクライシス・ネットワーク

性暴力被害は全て「加害者が加害をした」ということから始まります。
しかし、社会は性暴力被 害にあったということを被害者の言動に理由付けをしがちであり、
その理由の一つに、日本社会で 「当たり前」とされている性暴力被害に関する予防啓発手法があると私たちは考えています。
予防啓発の多くが性暴力被害に「あう可能性がある人」を限定的に断定し、その行動を制限し、
常に警戒することを促すものです。間違った「予防」は効果を出すことも出来ず、性暴力の偏った イメージを社会に流布し、
被害にあってしまった人が被害についての訴えを起こすことを躊躇さ せ、泣き寝入りを強いる理由にもなります。
この度、⻘森県警による性犯罪予防に対し以上を踏まえ下記の要望をさせていただきます。

1、 被害があるのは「加害者が加害をしたから」。被害者は悪く無いとまず常に伝えて下さい

一般に予防行動として示されるレイプ神話を含む例をもって加害者は被害者に自責の念を押し付ける言動を脅しとして使うことがあります。
被害者に「自分が悪い」と思わせるこ とは、性被害の可視化を阻害し、予防どころか加害者の行動を後押ししてしまいます。

2、 性暴力に関する社会の意識改革を軸とした予防を推進して下さい

性暴力に関するリスクをゼロにすることは不可能ですが、リスクを減らすことは出来ます。
性暴力被害にあった多くの人が被害時にバイスタンダー・傍観者がいた報告をしていること から、社会の認識の変化が求められています。
傍観者だった人々が緊急時の積極的な介入方 法を身につけること、
それぞれのコミュニティ(国、自治体、町内、学校、職場等)で具体的な予防指針を立てることは性暴力被害未然防止に繋がると考えられています。

3、 性暴力に対し警察が厳しく取り締まるという姿勢を予防の中で示して下さい

被害者への呼びかけと同時に、「加害者が加害をする」のを予防してください。
性犯罪が いかに悪質であるか、また警察がそれに厳正に対処するという姿勢を示すことは加害のハードルを上げるだけではなく、被害者へのエンパワーにも繋がります。

4、 予防啓発に関わる事業の際は、必ず被害者支援情報を伝えて下さい

被害者はどこにでもいます。予防という名目だからと被害者支援と別だと考えず、性被害 についての語りには必ず支援情報を入れてください。
被害は単発のものとは限りません。被 害を相談することは、継続した被害を予防することに繋がります。

2016 年 12 月 26 日

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青森県警の性犯罪予防パンフレットにびっくりしています。

2016-12-15 22:33:52 | スタッフ日記







これは、RC-NETの事務局を置く自治体にある大学に掲示されていた性犯罪関連の警察作成パンフレットです。

あまりに酷いので驚きました。


「一度受けた心の傷は、決して消えることはありません」
て、誰に聞いて言ってるのでしょうか?
サバイバーの回復や、サバイバーが、そうして生き抜いていることは、全否定ですか?
被害にあうということは、一生治らない傷を抱えて生きていくことですか?

性犯罪から身を守る掟として、
「自分の身は自分で守る」
と、被害者に責任を押し付けるのですか?

盗撮被害にあわないために、
「商品選びに集中してしまうと、後ろや横にいる不審者に気づかず…」
と、商品選びに集中することすら許されないのですか??

そして、
「被害に合わないために」という複数のパンフレットは、
全て被害の理由づけが被害者の行動になすりつけられています。

加害をやめろ、と。
なぜそんな簡単なことが言えないのでしょうか。

被害にあってる人、被害にあいそうなひとがいたら助けてあげてと。
なぜそんな簡単なことが言えないのでしょうか。

被害にあったことは、あなたの責任ではないと。
なぜそんな簡単なことが言えないのでしょうか。


これは青森だけの問題ではありません。
みなさんのお住いの自治体ではどうですか?

10年前も今も、内容が変わらない予防啓発。
もういい加減にしてほしいです。
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RC-NETの会員になるということについて

2016-12-12 21:00:23 | スタッフ日記

これまで、RC-NETの会員制度は明確に、あるはあるけど、あったから何ということでもない、という路線で参りました。

積極的に会員さんを募るということもあまり多くしてこなかったのですが、最近ふと、「会報とかがあれば、日々の活動をちゃんと記録出来るのになぁ…」と思いました。

Twitterやブログとかでも、なのですが、やはり流れていってしまうところがあって、

今更ながら、紙媒体での情報発信はしっかりやった方がいいんだなぁというのを実感してしまいました。

2009年から活動を開始してきまして、活動としては8周年、9年目に突入します。これまでやってきたこと、これから実践していきたいことを少しずつまとめていきたいという気持ちです。

ということで、

2017年から、会員さん向けの会報を発行することに決めました!

4ヶ月に1回、年3回の発行になります。

第一回の発行は2017年1月を予定しています。

また、来年からは、会員さん同士でのネットワークを構築出来るような形で交流イベントも出来ればと思っています。

(現在構想中なのは、月ごとのネットミーティングのようなもの等)

 

ということで、

ぜひ、この機会に会員になってRC-NETの活動を支えていただけたらとありがたいです。

よろしくお願いします!!


<会員になるには>

郵便振替にてお名前、住所、連絡先等を記載いただきお振込いただくか、

直接口座にお振込いただき、rc-net@goo.jpまでお名前、住所等お知らせください。


会員種別(年会費): 団体会員(1万円)、維持会員(5千円)、賛助会員(3千円)

振込先:郵便振替 00980-8-194971 (レイプクライシス・ネットワーク)

    ゆうちょ普通預金 14190-82780161 (レイプクライシス・ネットワーク)

    ゆうちょ銀行以外からの振込  ゆうちょ銀行 四一八 店(ヨンイチハチ店) 8278016

(レイプクライシス・ネットワーク)

 
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