生きる

一度しかない大切な人生!
自然の中に身をゆだねて、めぐり合ったもの達と、毎日を静かに、楽しく過ごしたい!

波よ波よ  12

2018-04-30 16:23:21 | あの空に太陽を 68

ギョンホはベトナムの会社で爆撃にあったりしてとても怖かった。そんな時に君からもらう手紙にどれだけ慰められたかと話し始めます。そして君を好きだと気づいと。

ボクシルは心配で手紙を書いたのでした。それが愛情だとは気づいていなかったのです。率直に自分の気持ちを話すボクシル。ギョンホはがっかりしたのでした。次の日の朝、朝食の時息子に、母はギョンホの自慢をして一流校を出たお前には金持ちの大学卒の嫁を貰ってやると張り切って言います。ボクシルに断られたギョンホは元気がなかったのでした。

兄ジョンフンが妹ボクシルの部屋にやって来ます。オーディションで落ちた事、母に歌手になることを厳しくとがめられたことですっかり失望して寝ているボクシル。兄はボクシルが昨日母にこの家では兄ジョンフンしか大学へやってもらえなかった。せめて好きなことをやって人生を送りたいと泣いた妹に申し訳なく謝りに来たのでした。兄さんは反対なのね。父さんは皆を明るくするために歌えと言ってくれたと泣くボクシルでした。

次男のジョンテは仕事の小便のツボを集めにやって来ます。ジョンテを好きなチュンジャはいそいそとして自分と父のを運んできます。

サキソフォン吹きの妻クムクムは、夫と仲間の演奏者たちがばくちをしているのを見て社長に言いつけます。怒った社長、

一同に手を挙げて座らせ罰を与えたのでした。

オクブンは今日も寒い外の屋台で食べ物を売っていました。その日はほとんど売れたので、三男ジョンウを先に帰らせて店の片づけをしていると町会長のキム主事が仕事帰りにより、残りを買ってくれました。オクブンは懐から封筒に入れた金をキム主事に渡します。三男の手術代をキムが自分の土地の登記所をもとに金を借り、オクブンに貸してくれたものを少しずつ返していたのでした。一緒に家路につきます。

兄ジョンフンは今日も家庭教師に通いますが、一応机の前に座るミジンですが、勝手に雑誌をみて勉強しようとしません。

怒ったジョンフンは明日までにその計算を解いておけと言って帰っていきます。

ボクシルはスニョンに会いに行きます。小卒だと引け目を感じているスニョンに、きっと兄ジョンフンとあなたのことを親が認めてくれるからと言います。自分が歌手になりたいのと同じ気持ちだと考えたのでした。

ある日芸能プロダクションの会社の前にたたずんでいたボクシルに、ロイヤル企画と言って歌手になる人を要請している会社だと言って近寄って来た男に騙されたボクシル、すっかりその気になってしまいます。

その頃、人を喜ばせえるために歌を歌うと言ったボクシルを思い出した芸能会社社長、サンピル、ぜひものにしようと部下にオ・セラと言う名の女性を探しに行かせますが、住所にいなかったのです。

 


波よ波よ    11

2018-04-27 19:19:24 | あの空に太陽を 68

驚いたボクシル、一瞬固まってしまいますが、気を取り直して歌い始めました。社長のサン・ピル、ボクシルの歌唱力に感心して聞きほれます。歌い終わったボクシル、絶対優勝すると益々強い自信を持ちます。3位、2位と名前が発表されます。第一位は自分だとボクシルは発表を待ちます。しかし優勝したのは他の女性でした。そんなはずはないと叫ぶボクシル。彼女は4位だったのです。審査員になぜかと食いさがるボンシルですが、皆行ってしまいます。

がっかりして帰宅したボクシル達。そこへ次男ジョンテが尿をためているか確かめにチュンジャの家にやってきてオーディションの話を聞いてしまったのです。何だ!お前はオーディションに出たのか?と驚くジョンテ。ボクシルは頼むから母さんたちには言わないでと頼みます。

一人いつもの林のそばの高台に行ったボクシル、父さんがお前は声がいいから歌手になって皆の心を慰めておやりと昔言った!なのに父さんは行方しらず。私は歌手になって有名になったら、ジョンウの足も直して、父さんも私をわかって必ず会いに来てくれると思っているのに、と嘆き悲しむのでした。

家庭教師を頼まれたジョンフンは毎日自宅に通いますが、ミジンは全くその気にならず、逃げていました。困った母親、夫に話します。夫、テグク建設社長は娘を呼んで、お前私の跡継ぎだ。お前に立派な跡継ぎを婿にして会社を継いでいかなければならない。それにはお前が良い婿をもらうために良い大学を出ていなければならないのだ。父さんは貧しい身から今の地位を築いた、と諭します。次の日から家庭教師を迎えるミジンですが、何か魂胆があるらしく、ジョンフンの言うことを聞かず、勉強をしようとしなかったのです。

家では母オクブンがボクシルとジョンテがオーディションの話をしているのを聞きつけて、ボクシルをたたいて怒ります。

ボクシルは、家は兄さんしか大学に行ってない。私だって学があれば就職もきちんとできる。でも学校も出てない私は好きな歌を歌って有名になって、お金を稼ぎ、母さんたちを楽に暮らせるようにして、ジョンウの足も手術して元のようになれるのに!と言って泣きます。それを傍で聞いていた長兄ジョンフンは頭を垂れて悲しむのでした。オクブンも泣きます。

翌日ボクシルはあの芸能会社に行き、なぜ自分が優勝できなかったかを聞きますが、教えてもらえませんでした。ボクシルはまだあの荷物運びの男がこの芸能プロダクションの社長とは気づいていませんでした。

ある日ギョンホは以前から好きだったボクシルに愛を告白しようと、例の林のそばの高台に行きます。思い切って告白しようとするギョンホです。

 

 


波よ波よ  10

2018-04-26 16:28:05 | あの空に太陽を 68

ベトナムへの慰問団歌手募集の応募を終えたボクシルとチュンジャは家に帰ってきて家の前で二人で話しています。工場を辞めたことをまだ親に言ってないので、チュンジャの家にいたいが、誰かいないか見て来てと言って、チュンジャが家の中を見に行ったのを待っていたボクシル。その時家庭教師を頼まれた生徒が実はあの先日の道角で鉢合わせをしてバッグの紐を切ってしまった子だとわかり、わがままなその娘が嫌がって断り、母親がひとまず今日は帰ってくれと言われジョンフンが戻ってきます。そして昼間から家の前にいるボクシルを見て、工場を辞めたとわかり親に言えとと言われてしまいます。困ったボクシル、言わないでくれと頼みます。そして兄が巻いている毛糸のマフラーを見て、どこかで見たと兄、ジョンフンに言ったのです。困ったジョンフン、いずれ母に言えと言って家に入っていきました。ボクシルも入っていきます。そして祖母には工場が早く終わったと嘘を言い、疲れたからと言って自分の部屋に入っていきました。

テグク建設社長、娘が家庭教師を嫌がって帰してしまったと聞き、ギョンホにジョンフンを自分のところへ連れてきてくれと頼みます。ジョンフンと直接会った社長は、ジョンフンが司法試験を受験している最中であること。家が貧しいので家庭教師はすでにいくつも経験済みであることを話します。ジョンフンと直接会って彼を気に入った社長は、ぜひ娘の家庭教師を頼むと言ったのでした。

ある日ジョンフンは恋人スニョンを家族に紹介しようと家のまえに連れてきます。まだ早いと言うスニョン。その時ボクシル帰って来て、二人を見ます。そう言う仲だったのかと気づきますが、ボクシルはスニョンが兄の恋人には向かないと心の中で思います。そしてあの兄が巻いていたマフラーは、スニョンが編んでいたと気づいたのでした。ちょっと嫌な顔をしたボクシルを見た利口なスニョン、今はまだ早すぎると言って帰っていきます。

次男ジョンテはある日小水入れのツボをたくさん持ってきて、家族にこのツボに小水をたくさん入れてくれと言います。小水を集めて輸出して商売をすると言うのでした。チュンジャの家の家族たちにも頼みます。ジョンテを好きなチュンジャは喜んで協力すると言います。

さてべトナム慰問団歌手募集の当日です。芸能会社の社長サンピルに手伝いを頼まれたギョンホ、会場でボクシルに会います。彼はベトナム行きをやめろとボクシルに言っていたのです。言うこと聞かないボクシル。歌手になる夢は捨てられないと。最初チュンジャが歌いますが話にならず、舞台をおりました。続いてボクシルがオ・セラの芸名で舞台に出てきます。

前に並んだ審査員、その中央に何とあの配達夫と思った男が座っているではありませんか、驚いたボクシル。社長のサンピルも驚いたのでした。


波よ波よ  9

2018-04-25 15:47:01 | あの空に太陽を 68

喜んだボクシル、歌手募集の張り紙を剥そうととしていると、チュンジャが向こうからボクシルの母、オクブンがやってくるのを見て、お母さんが来るよ!とボクシルに知らせます。慌てたボクシル、急いで広告を破って陰に隠れます。やって来たオクブン、ボクシルがいたと思ったがと言ってあたりを見回します。慌てたチュンジャが一緒ではないといいます。母はおかしいなと思いつつそのまま行ってしまいます。何とか難を逃れたボクシル達、芸能会社のラッキー企画の建物の中に入っていき、応募用紙に記入して提出をしたのでした。それぞれ芸名を勝手につけて。

ジョンフンとスニョンの出会いは、ジョンフンがバスの中に忘れた辞典を、スニョンが次の日に同じバスに乗ったジョンフンに手渡したことから始まったのでした。

ギョンホは社長から娘ミジンの家庭教師を探してほしいと頼まれていました。ジョンフンが適役だと思ったギョンホはジョンフンに頼みます。引き受けるジョンフン。

ミジンは受験は絶対に嫌だと駄々をこねていました。それを知った父社長は、妻に、もしミジンが受験をしなければ2人とも家から追い出すと怒鳴ったのです。

キャバレーの社長、やーさんがジョンテが露店で子分たちを打ちのめしたのを見ていてほれ込み、自分の部下にならないか申し出ますが、ジョンテは悪の手先にはなりたくないと言って断ったのです。それで益々ジョンテにほれ込んでしまうキャバレーの社長でした。

ボクシルはギョンホに食べたかったとんかつをご馳走になります。そこで自分は歌手に応募してベトナム慰問団の一員としてベトナムに行くつもりだと話しますが、ギョンホは危険だからやめろと猛反対でした。

あと数日で試験の発表を前に、家庭教師として社長の自宅へ行ったジョンフン。何と紹介された娘はあの曲がり角で鉢合わせしてハンドバッグの紐を切ってしまい、ジョンフンはスニョンからもらったマフラーを破ってしまった時の当の娘だったのです。ミジンもあの時の男だとびっくりしてしまいます。


波よ波よ  8

2018-04-24 17:16:44 | あの空に太陽を 68

実は社長なのを間違えたボクシルは配達人だと思い、どけと言って中に入ります。受付の男に社長に会いたいと言うと、今出かけていると言います。その時荷物を持って入って来たさっきの男、受付の男に目で合図して社長ではないと言えと。ボクシルは結局社長に会えず、その配達人の男をにらんで出ていきます。歌手になりたいの一心のボクシルでした。

この社長サンピルはテグク建設社長の遠縁で、両親に死なれ、今はテグクの社長の息子として同居していたのでした。

いよいよ兄ジョンフンの受験日です。家中ピリピリしていました。皆で見送る一家。ジョンフンは今度こそ受からなければと心していました。

兄さんが試験に受かったら、俺が稼ぐからと言う次男ジョンテ。彼は未だに風来坊でした。

ボクシルはギョンホからベトナムのお土産にカセットラジオをもらいます。これで好きな歌が聞けると大喜びのボクシルでした。うるさい母には内緒でいつも隠していました。

試験が終わって出てくるジョンフンを待つスニョン。食事に誘うジョンフンを、今は家族が待っているからと言ってスニョンは帰っていきます。

心配して待つ家族。ご馳走を作って待っていました。試験の出来については何も聞かずに食事を勧める祖母と母オクブンでした。

ある日露店で金ぱなどを売っていたオクブンとそれを手伝っている三男ジョンウ、すぐそばの露店に場所代を払えと暴力団がやって来ます。子分たちが散々商品を蹴っ飛ばしたりと荒れ狂った末に、仕方なく場所代を払う露店主の男。次にオクブンのところへやって来た子分たち、色々因縁をつけて屋台をひっくり返そうとしたとき、遠くからその様子をみた次男ジョンテが割って入り、子分たちを次々投げ飛ばしました。それを見ていた親分(キャバレーの社長で、疎開中祖母の持ったトランクを盗んだ男)はこの男はなかなか使えるとニヤリとしました。その場はジョンテのお陰で何とか無事過ぎたオクブンの露店でした。

勤めを辞めた事が母にばれるのを恐れたボクシルは、隣のチュンジャを誘って街へと出かけていきます。町の掲示板に芸能会社のベトナム慰問公演に出演する歌手募集のポスターが貼ってあるのを見つけたボクシル、これだ!と大喜びします。