波よ波よ 143 最終回

父を助けられるのはあなただけ！私を助けられるのはあなただけ！あなたの望みは？とミジン、ジョンフンに。会社が欲しいわけではないとジョンフン。

ミジン家　　母は気が狂ったように家具に張られた赤紙を剥す。それを見たサンピル、ダメだ！そんなことをすると違反になる！

ジョンフンは必死で会社を守ろうとしていますが、銀行や取引先から金の催促です。どうにもならないようです。ジョンフンは会社をあの道路工事の時の下請けに売り、社員は全員その会社に雇ってもらいます。そしてその金で、ミジンの家、ブティック、そしてサンピルの芸能会社、キャバレーを買い取ります。

その間、サンピルは自分の芸能会社を必死に守ろうとしていたのですが、不可能だったのです。

ジョンフンは警察に収監されているハンに面会に行きます。初めはジョンフンがテグクを奪おうとしていると思っていたハン氏も、実はジョンフンが、テグクを売ったお金で、ミジンの自宅、ブティック、サンピルの芸能会社、キャバレーを買い取っていたことを知り、今までの自分の悪行を反省したのでした。初めてジョンフンにすまなかったと謝ったのです。

スニョンはオクブンの店に行き、すべて解決してよかったこと、自分はミンスと遠くに行って静かに暮らすと別れのあいさつに来ます。引き留めるオクブンの言葉にも耳を貸さないスニョン。ミジンを助けてあげて下さい、お元気でと言って去って行きます。

キャバレー　ジョンテが社長になり、ヨンチョルが管理部長になっていました。ギター弾きたちは、悪党のドンチョルもいないし、楽しくなりそうだと嬉しそうに話し合っています。

ボクシルは新しい芸能会社に就職し、新しいレコードを出し始めていました。弟のジョンウは作曲を担当し、二人とも売れ始めていました。近々ジョンウの足の手術もすることになっていました。勿論ヘリンは父オ議員が不正で検挙され、すべては駄目になってしまいます。

ミジンはジョンフンに会い、家とブティックをありがとう。そしてふとジョンフンの指に結婚指輪がないのを見て、どうしたのか聞きます。ポケットから指輪を二つ取り出したジョンフン、ミジンに渡します。私たち一緒になるべきではなかった、と言ってそのリングを公園の池に投げ捨てました。それが二人の最後の別れでした。

ミジンはその足でスニョンに会い、私は最初から彼と一緒になるべきではなかった。子供を攫った事ごめんなさい。ジョンフンとは終わったの。私は彼を愛せなかった。彼を幸せにしてあげて！そう言ってミジンは去って行きました。

スニョンが、ミンスとこの街を去ろうと支度しているとジョンフンが来て、君と行くところがある。ジョンフンはスニョンとミジンを自宅に連れてきます。オクブン出てきて、行かないで！一緒に暮らしましょう！明日はジョンテの結婚式、人生は海のようなもの。波が押し寄せ、過ぎると何ともないのに、その時は苦しむ、一つ越えたら又同じことの繰り返し、でも義母さんがいたから乗り超えられた！戦争がなければ離れ離れにならなかった。絶え間なく押し寄せる波！でも生きられたのはお前たちがいたから！しみじみと思い出す母、オクブン。

さて翌日はジョンテの結婚式です。すっかり綺麗なドレスに身を包んだチュンジャ。嬉しそうな父ハン主事。そしてあの反対していたギョンホの母も,ボクシルとの結婚を許したのでした。そしてジョンフンは司法試験の合格を認められ、司法官への道を歩み始めます。

 

長いこと拙い私の文章を読んでくださった皆様、ありがとうございました。

 

波よ波よ 142

入って来た警察官たち、公金横領、殺人指示、で逮捕する。驚くハン、そして喜んでいた妻子、サンピル。その時後ろから、手錠をかけられたドンチョルがジョンテと一緒に入って来たのです。更に何とジョンフンまでもが。あなたはもう逃げられない！今までの罪を認めろ！とジョンテ。殺人は俺が指示していないとハン、そう言ってドンチョルに、お前が一人で勝手にやったんだ！兄貴何を言う！兄貴がおれにやれと指示したではないか？と言い合いになります。警察官たちは、構わずハンに手錠をかけると連れて行きました。途中待っていたマルスンやジャニーたち、罵声を浴びせかけたのです。

ジョンフンとジョンテ、二人帰宅。ジョンフンを見て驚く家族。終わったな。ハンも証拠があるから逃げられない。そうだなと言って兄の肩をたたくジョンテ。実はあの帳簿の原本は、持っていると危ないと思ったギョンホが、チュンジャの父、ハン主事に預けておいたのでした。その帳簿をジョンフンに渡します。ジョンフンは母オクブンに、なぜ自分が警察から出られたのかを話し始めました。母さん驚かないでくれ。父さんは北へは行ってなかった。実は戦争中に爆撃で亡くなっていたんだ。だから連座制もスパイも、ハン社長が作った話なんだ。驚くオクブン。ああ！父さんを一時は恨んだけど、戦争で亡くなっていたんだね。涙を流します。

さてミジンの家では、母と娘がサンピルの帰りを待っていました。サンピルが警察にハン氏に面会に行っていたのです。どうだった？と駆け寄る母娘。簡単にはいかない。叔父さんが、ジョンフンの父をスパイに仕立てたんだ。驚いて面会に行く母娘。サンピル、早く俺を釈放させろ！オ議員に頼め！すべて解決してくれる。

パク教授、ジョンフン、ジョンテ、3人で料理屋で会う。ハンが捕まって、俺が議員になれた。ジョンフンに、また司法官に戻ったらどうかと進めるパク教授。考えてみますとジョンフン。父の事を教えてくれた人に会ってみたいと言うジョンテ。ウン合わせようとパク教授は言ってくれたのです。

ジョンフン、ジョンテ、ハン氏の面会に行く。お前のお陰でこんなことになった。早く俺を出せ！残りの人生を罪で償え！オ議員が助けてくれる。それはない！とジョンフン。ここに帳簿の原本がある。これが証拠だ。これを見せればあなたの罪は決定的になるとジョンフン。顔色が変わるハン。あの原本は？あれはコピーだ。これが原本だ！その時その時、何とオ議員、ドンチョルが手錠をされて入って来たのです。驚くハン。君が悪いんだとオ議員。何を言うか？俺がどれだけ君に金を貢いだか？と言い返すオ議員。

ジョンフンの家にミジン来る。ジョンフンは何処？離婚すると言ったのはあんたよ！父さんを助けて！テグクをやると言ったじゃない！もう帰れとジョンフン。ジョンフン！あなたを決して許さない！帰っていくミジン。

ミジンの家も店も税務署から署員が来てすべてに赤紙が張られる。ショックを受ける家族。

会社へ行くジョンフン。社長室にいるサンピル。言い争いになる。帳簿を持って出て行こうとするサンピルに、触るな！公金横領になるぞ！電話が鳴ります。銀行から金を返せとの催促。しばらく待ってくれ！と頼むジョンフン。

昨日の記事最後を少し変えました。いよいよ明日が最終回です。

波よ波よ 141

逮捕の理由は、父オ・ムンヒがソウルでスパイをしていると言うものだった。しかも家族と接触していると。身に覚えのない事実に家族は驚きます。オクブンは何が何だかわからず、ただ泣くばかりでした。こうしてジョンフンは検察に連れて行かれたのです。取調室ではジョンフンは必死に戦争中別れて以来父にはずっと会ってないと言いますが、全く受け入れてもらえなかったのです。その上、ソウルでスパイをしているならその証拠を出せとまで言われたのでした。

さてこの告発を作り出したオ議員に、ハン社長は感謝を言い、この国ではスパイが一番罪が重い。よくぞジョンフンを逮捕してくれたと感謝したのでした。一方サンピルは帳簿の行方を探っていました。ジョンフンでなければ、ギョンホではないかとハンに言い、ギョンホの家に向かい、家族が驚く中、家に上がり込んであちこち探ります。それらしきものを見つけ持ち帰って行きました。しかし後でギョンホにこの事実を話すと、意外と落ち着いて慌てる様子もなかったのです。明らかに他の場所に保管していたのでしょう。

ハン社長の家では父ハンが娘ミジンに、ジョンフンの父がスパイだったなんて、俺の選挙にも影響する。この際お前もジョンフンと離婚して縁を切れ！と言います。素直に応じるミジン。

ジョンテはパク教授に会って、父は事業家だった。スパイなんかではない、と言いますが、パク教授はスパイ事件はこの国では厳しい、と言います。それでも何とか父の事を調べてほしいと頼むジョンテ。そして兄ジョンフンに面会させてほしいと頼んだのでした。

ギョンホは新しい社長、サンピルからプサンに転勤を言い渡されます。嫌気がさしたギョンホは、ではこの会社を辞めますとあっさり言って出て行きました。

オクブンは、父さんは連座制で、今度はスパイ？とまたまた嘆き悲しみます。やっと死んだと思ったジョンテが帰って来たと言うのに。

ミジンは母とジョンフンの家に彼の荷物を持って行きます。これでお宅との縁は切れたと言って。驚くオクブン。

ミジン、検察にいるジョンフンに会いに行き、心配で来たわけではない！あなたの荷物は実家に運んできたわ。父に歯向かわなければこんなことはしなかった。帰れ！話すことはない！冷たく言い放つジョンフン。

ジョンテ、ギョンホ、そしてパク教授料理屋で会います。父は北でニンジン畑をやっていた、とジョンテ。君の父さんは・・・・とパク教授。ええ！父さんが？驚くジョンテ。

ジョンテ、パク教授のお陰で兄、ジョンフンの面会へ。今からチョ（ドンチョル）を捕まえに行く。気を付けろよ！と兄。実は父さんは北には行っていなかった。父さんは戦争中爆撃で死んだんだ。パク教授が調べてくれた。だからスパイでもないし、連座制も無縁だったんだ！事実を聞いて驚き悲しむジョンテです。

サンピルはギョンホの家から奪った帳簿をハン氏に持って行き、一緒にオ議員に渡しに行きます。これだけか？と念を押すオ議員。はいそうですとサンピルは言います。

さて投票日です。ジョンテはパク教授の助けで助っ人を連れてドンチョルを逮捕に向かいます。皆さんありがとうございます。皆さんのおかげで国会へ送っていただきました。これからは国民の皆様のために全力を尽くします。顔いっぱい笑みを浮かべて喜びを述べるハン。その時警察官が入って来ます。殺人指示、公金横領、の罪で逮捕する！と言います。顔面蒼白になるハン。見ていた家族、妻とミジン、そしてサンピルたちも同じでした。そして更に、ドンチョルを縛ったジョンテが入って来ました。その後ろには何とジョンフンがいたのです！

 

 

 

波よ波よ 140

岸辺に這い上がったジョンテ、しかし岸辺の草むらに倒れこみ、そのまま意識を失います。

トキ、ジョンフン、ギョンホと3人で会う。もうジョンテもいないから俺は帰ると言うトキ。もう帳簿も手に入れたし、大丈夫だ。ジョンテがいないから俺が守るとトキに言うジョンフン。ジョンテはきっと生きているから、よろしく言ってくれと言って去っていくトキ。帳簿がないのがわかれば兄さんが疑われる。とギョンホ。だから俺が預かって置く。その方が安全だと言うギョンホ。

会社、サンピル、ハン社長にオ議員に帳簿を渡すなら、コピーを取っておくほうが良い。ハン社長、金庫を開けるがなんと帳簿がない。驚く二人。ジョンフンが取ったんだ！驚いてジョンフンの会社の部屋の机の引き出しを探すが見当たらない。ここにないなら、隠せるところは一か所だ。その話を会社にやって来たミジンが聞いてしまいます。慌てて出ていくミジン。ジョンフンの家にずかずか上がり込み、まずジョンフンの部屋の引き出しを探しますが見当たらないとわかると、オクブンが臥せっている部屋に入り込み、あらゆる引き出しを開けまくったのです。そばにいたボクシルとジョンウが怒ってミジンの腕をつかんで、外へ引っ張り出したのです。帳簿を何処に隠した！と叫びながら、外へ追い出されるミジン。

社長室　ジョンフンに盗まれた帳簿を暴露されたら俺たちはお終いだ！あいつをつぶすしかない！連座制を明かす！だがそうしたら俺たちも一味になる、オ議員が協力するだろう。とハン。ジョンンフン入って来る。弟の遺体を見つけるまで帳簿は渡せない！

会社　ミジン、ジョンフンの部屋へ。父さんを潰そうと帳簿を盗んだ！父が潰れるのを見ていられない！弟が死んだ！遺体も見つからない！おれの気持ちがわかるか？ジョンフン怒る。ミジン、ちょっと驚くがそのまま出ていく。その時電話がなる。いやいやそうに出るジョンフン。しかし顔色が変わる。何とジョンテからの電話だったのだ！慌てて公園に駆け付けると、弱り果てたジョンテが泥に汚れた顔や服を着て、ベンチでけだるそうに座っていたのです。二人は抱き合い、再会を喜びそしてうれし涙にくれたのでした。

家では家族一同、そしてチュンジャやハン主事も待っています。そこへ泥に汚れた顔と服のジョンテをジョンフンが連れて帰って来たのです。一同泣いて再会を喜び合います。特に母オクブンの喜びようはジョンテに抱き着き、夢ではないのね？と一入でした。隣のマルスン達もやってきて喜びを分け合ったのでした。ヨンチョルからドンチョルが犯人だと知ったとジョンフン、ジョンテに言います。

料理屋の1室、パク教授、ジョンフン、ジョンテ、3人で会う。よく頑張ったな！良かった！君を殺そうとした奴を見つけて、警察へ突き出そう、とパク教授。

会社　ジョンフンやってきて、ハン社長に，今回もしくじったな！ジョンテは生きていた！弟は戻って来た！と。

ハン社長とサンピル、ドンチョルを呼び出し、ジョンテが生きていた！今回もしくじったな！驚くドンチョル、　ジョンテが生きていたら大変だ！俺は何も知らない。すべてはお前がやったことだ！お前が責任を取れ！とハン社長。そんな！兄貴！兄貴の命令だった！　時間がない！早くジョンフンを殺さなければとサンピル。オ議員に頼んである。大丈夫だとハン氏。その時電話が鳴る。オ議員から、準備が整った！嬉しそうにうなずくハン社長。

ジョンフンの家、警察がやって来る。驚く一家。連座制の罪でジョンフンを逮捕する！

 

波よ波よ 139

この二人を警察に連れて行きます。しかし決して白状しようとはしませんでした。焦るジョンフンたち。チュンジャは絶対あの顔に傷のある男だったのにと自分を知らないと言うの悔しがります。兄さん死んでないわよね？　証拠が出ないと釈放されると心配するジョンフン。

母がいないと家から飛び出してくるボクシル。隣近所皆で探しますが、見当たらなかったのです。実はオクブンはドンチョルのいるキャバレーに行ったのでした。

キャバレーではドンチョルが部下のヨンチョルが来ないので不思議に思っていました。そこへ突然オクブンがやって来ます。ジョンテを何処に？あんたは金塊を盗んだ！突き飛ばすドンチョル。キャバレーのマルスンやジャニー達がオクブンを助け起こします。お前たちはもう首だ！出ていけ！と叫ぶドンチョル。帰宅した母を、家族は、どうしてあんなところへ一人で行ったの？ジョンテや！ジョンテや！と泣き叫ぶオクブン。

パク候補とジョンフン、二人で会う。警察は証拠がないからいずれは二人を釈放するだろう。教授を襲った人を探してくれと警察に捜索を頼んではもらえないか？とジョンフン。わかった！やってみようとパク教授。

オ議員が帳簿を持って来いと言っているとハン社長。まだ持っては行かないし、渡す前に帳簿をコピーしておくとハン社長。その時ドンチョルが駆け込んできます。兄貴！大変だ！ジョンテを襲ったやつが捕まった！釈放させてくれ！ライバル候補を襲ったやつだとわかったら、金がいる。とドンチョル。お前引っ込んでいろ！何かあっても、お前一人の罪だ！冷たく言うハン社長。青ざめるドンチョルでした。

ミジン家、母、ミジンに、ジョンフンみたいに貧しい暮らしができる？母さんは嫌だ。貧しいなんて耐えられないとミジン。じゃあ、ジョンフンを捨てなさい！と母。

オ議員への帳簿を必死になって探すジョンフンとギョンホ。しかし暗号を知らない二人にはどうしても開けられなかったのです。

ボクシルはやっと受かった他の芸能会社を、サンピルがまだボクシルは家の会社の社員だと言って断ってしまったのです。怒ったボクシル、サンピルに抗議しに行きます。あなたに売りだしてやると騙されて、ギョンホを捨てた。でもあなたを好きだったわけではなかった。今又こんなことで私を縛るなんて、あんたなんかに好きだと言った自分が悲しいと言って帰って行きました。必死に引き留めようとするサンプル。

トキからジョンフンに電話がかかって来ます。ジョンテに電話しても出ない。そう言うときは兄に電話しろと言われたからと言って電話が来たのです。兎に角会おうと言って、ギョンホと一緒に会います。訳を話すジョンフン。トキは笑って、ジョンテが死ぬなんてありえない。きっとどこかで生きていると断言したのです。兎に角帳簿を見つけなくてはならず、金庫破りの名人のトキに頼みます。何と簡単に開いたのです。確かにこれです！とギョンホ、顔を見合わせて喜ぶジョンフンとギョンホ。帳簿を持って出ていきます。

ジョンテが投げ捨てられた川の中。ジョンテが意識を取り戻して、岸辺へと這い上がりますが、力尽きて倒れこみます。ジョンテは生きていたのです！

10月30日で、いよいよ最終回になります。もうしばらくお楽しみください！